砂漠のサバイバル・ゲーム
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あるネイティヴの犯罪者を精神の病気として診断したため逆恨みを買った精神科医四人が砂漠に全裸で放り出され・・・というお話。 灼熱の砂漠に裸で放り出された人間がその極限状況からいかに生還するかを描いたサスペンス。極限状況に置かれた人間がその叡智や機略や忍耐力や耐久力を試される試練の物語。果たして四人は無事この残酷な状況を乗り切れるのか?それは読んでのお楽しみで興を削ぐので書けません。兎に角読んでくださいとしか言えない傑作サスペンス。 著者のガーフィールドという人は娯楽読み物に関して独自の見識があるそうで、こういう読み物を必要以上に残酷にしたくないとか。そのせいか、本書も陰惨な話の割にはキモくならずスラスラ読めて後味も悪くないという娯楽小説の王道をいく作品に仕上がっております。クローズド・サークル風に殆ど砂漠の四人に限定された話ですが、水増しになったり同じところを拘泥したりしないで楽しく読ませるところもお見事。更に登場人物たちの会話や回想に人生観や宗教観を盛り込んで小説のコクを増しながらもあまり深く突っ込まないでエンターテイメントの枠に収めているところもさすがMWA賞受賞作家と思わせます。 訳に一言あるとすれば、気温の表記が華氏や摂氏で判りにくいのが残念。作中で気温が重要な要素になっているので、日本人に判り易い表示にしてもらいたかったです。それ以外は文句なしのエンターテイメント小説としてお勧めできます。機会があったらどうぞ。 | ||||
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