ダーク・タワー1 ガンスリンガー



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初公開日(参考)2005年11月
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長編小説

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ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)

2005年11月26日 ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)

なにもかもが奇妙に歪んだ地、この世ならぬ異境で“黒衣の男”を追い続ける孤高の男がいた。最後の“ガンスリンガー”、拳銃使いのローランド。彼はひとりの少年と出会い、ともに旅を続けるが―。“黒衣の男”とは何者なのか?ローランドの過去とは?そして、“暗黒の塔”とは…?幾多の謎を秘めた壮大な探求の旅、ダーク・ファンタジーの金字塔が、いま開幕する。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

ダーク・タワー1 ガンスリンガーの総合評価:7.81/10点レビュー 26件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

壮大なる物語のほんの序章

キングが若かりし頃に読んだトールキンの『指輪物語』と映画館で観たセルジオ・レオーネ監督の『夕陽のガンマン』に触発されて書かれた全7部からなるダーク・ファンタジー小説が<ダーク・タワー>シリーズである。本書はその記念すべき1作目。
この度映画化が発表され、それに伴い、かつて刊行されていた角川文庫から再び新刊として現在毎月刊行されているが、私が読んだのはシリーズ完結を機にキングによって手が加えられたヴァージョンであり、2004年に新潮文庫から刊行された版である。

その第1作目である本書の前書きによれば1970年に着手して2004年に完成したとあるから30年以上に亘って描かれたシリーズだ。
一旦4巻まで書かれた後、長らく中断されていたが、キング自身にある大きな転機が訪れる。それは1999年に散歩中にライトバンに跳ねられて交通事故に遭うのだ。それは回復した現在までも片足が不自由になるほどの後遺症を遺すが、その事故で一命を取り留めたキングはファンの声にも支えられてシリーズ完結を目指し、2004年に完結を見せる。

長い前書きには事故に遭った際、シリーズ未完にしてキングがこの世を去るのではないかというファンの言葉や、結末を催促するキングの祖母の手紙、更には自分が刑を執行されるまでには決着をつけてほしいと催促する死刑囚からの手紙を受け取ったというエピソードが盛り込まれている。
それほどまでにファンを、読者を魅了するこのシリーズは果たしてどのような物なのかと興味津々でページを捲った。

物語は主人公である最後のガンスリンガー、ローランド・デスチェインの過去と旅の道連れになった白髪頭の少年ジェイク・チェンバーズが来た別の世界の話とが時折挟まれながら、黒衣の男を追う旅が語られる。途中、夢魔のスキュプスやスロー・ミュータントに襲われながらも黒衣の男に辿り着くのだが、長大な物語の序章である本書ではまだはっきりとしたことがよく解らない。黒衣の男を追い、暗黒の塔を目指すガンスリンガーの物語というだけがはっきりとしている。その目的もまだよく解らない。

物語を形成する世界独特の言葉が時折挿入されるが、それらについての説明は語られない。
ガンスリンガーが話すハイ・スピーチ語、ロー・スピーチ語、邪な抱かせるように思える<カ>の力、烏頭の人間タヒーン、<内世界>、メジスやギリアドという国。

ただそんなファンタジックな世界でありながら、我々の住む世界とはどこか地続きで繋がっているようで、例えばガンスリンガーが訪れる<タル>の町のピアノ弾きが奏でる音楽はビートルズの『ヘイ・ジュード』であり、ジェイクが来た町はニューヨークでタイムズスクエア、ゾロといった映画の登場人物も出てくる。
我々の住んでいる世界とは少し位相の異なる世界がこのガンスリンガーたちが住まう世界のようだ。

本書の訳者であり、書評家でもある風間賢二氏の解説によれば、この<ダーク・タワー>シリーズはキングの作品世界の中心となる壮大なサーガであるとのこと。つまり今まで読んできた作品、そしてこれから読む作品に何らかの形で影響し、また繋がりがあるとのことである。
そして本書はまだ物語の序の序に過ぎないとのこと。従ってまだ作品世界のほんの入り口に立っただけに過ぎず、次の第Ⅱ巻からが本格的な幕開けとなるらしい。
この解説を読んでキングの一読者となり始めた私にとってこのシリーズはやはり読むべき物語であると確信した。

ガンスリンガーが目指す<暗黒の塔>には一体何があるのか。そして本書で登場したローランドが愛した女性スーザンとは何者なのか?
数々の謎を孕んだ壮大なキングのダーク・ファンタジーはたった今始まったばかりだ。


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No.25:
(5pt)

いちばん読みやすい

いくつかのバージョンがある邦訳ダークタワーシリーズですが、これが詳しいし、読みやすい表現だと思います。
ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)より
4102193391
No.24:
(4pt)

よくわからないのに引き込まれてしまう

コロナ禍で、キングを読み始めたら面白くて止まらなくなり、ついに手を伸ばした最も長いシリーズ。

最初から現実感のない不思議な雰囲気で、設定も世界も時代もよくわからない中で物語が展開していく。
普通なら、この手の本は、ついていけなくて止めてしまうのに、なぜか引き込まれる。
不条理な映画かアニメを見ているように、その場面の映像が浮かんで、その中にいるのがなぜか楽しい。
「この先どうなっていくのか?」という興味が次々と湧いてくる。

本屋で試しに立ち読みしただけだったのに、気が付いたらページを繰っている自分がいた。
結局その日に購入した。

一巻は確かにつかみどころのない内容だが、それでも旅の過程や、少年時代の師匠との対決は読みごたえがある。読み終えて、すでに二巻を読み始めたくて仕方がない自分がいた。
ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)より
4102193391
No.23:
(1pt)

自己満足

キング初見なので、先入観がない状態でのレビューになります。
訳がぴんと来ないのはあると思いますが、1巻だけ読み終えての感想は「面白くない」です。
思わせぶりな世界観と展開が好きな方々にはたまらないのかもしれませんが、まずガンスリンガーがかっこよくない!まだ序章で、ダークタワーがなんなのかとか、黒衣の男との因縁とかが浅いから入ってこないのかもしれませんが。意味のない性的な話が多いし、銃撃シーンも腕がいいのは解るけどただ打ちまくるだけだし。
ジェイクとの関係も何がしたいのか。ここ辺りは読み進めて行くとなんかありそうですけど。
正直読んでいて全然ワクワクしなかったです。
ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)より
4102193391
No.22:
(3pt)

感想

第一巻ということですが、内容的には1冊まるまるプロローグのような構成です。
基本的な世界観、主人公ローランドの目的、今後の展開への伏線を1冊使って描いています。
序盤を読んでいて出てくるいろいろな疑問に、この一冊ではほとんど答えが出ないので、主人公の冒険自体は進んでいきますが、ストーリー的にはあまり進んでいないように感じます。
第2巻では登場人物も増え、話の進行速度もそれなりなので、同時に買って一気読みすることをお勧めします。
この巻単体では話の良さも悪さも分かりません。なので評価はふつう。
ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)より
4102193391
No.21:
(5pt)

復刊とても嬉しい

数年前、シリーズ全て古本を集めて読みました。登場人物達とともに冒険した長い長い旅路は二度と忘れられません。
受け取り方は読み手それぞれですが、キングの作品は人物の精神の複雑さや輝きを生き生きと、しかし押し付けがましくない公平な目線で描き出し、ダークファンタジーの独特な世界をリアルな体験にさせてくれました。
ファンにとっては有名な作品ですが、中古を探して揃えるのも結構苦労した覚えがあるので、こうして復刊され書店にも並んでいるのを見られるのは本当に嬉しいです。映画化をきっかけに手に取る人が増えるといいなと思います。

これほど長い物語を読んだ後でも、「もしこの続きが同じだけの長さで出たらどうする?」と言われたら歯軋りしながらも待ってしまうだろうなと思う。それほど魅力のある物語です。
ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫)より
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