荒ぶる血
- ノワール (113)
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インターネットやスマホ、デジカメなんかはもちろん、電話すらほとんど存在しない時代のギャングストーリーは、本当に面白い。情報は人をたぐり、拷問して得る。デートで連絡のすべなく遅れたらふられる。戦いは銃とナイフとアイスピック。傷を負ってもジョークは止まらない。 時を忘れて読みふけってしまった。 もっと翻訳してほしいな。 | ||||
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素敵なアクション映画、数本分のデラックスな内容!!素晴らしい!!堪能しました!! | ||||
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邦題の『荒ぶる血』とは、秀逸なネーミングです。 −肌の下、体の奥底に流れる血のなかで震えのようなものを感じた− おじの牧場から馬を盗んだ一団を追跡し、ひとり一人を狙撃するヤングブラッド。その生い立ちにも、秘められた血があった。 時代背景の1920年代は、メキシコ革命に代表されるように混沌とした血の流しあいがあり 、この小説の醍醐味を豊かなもにしてくれている。 | ||||
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『おれ』ことジミー・ヤングブラッドはテキサスのガルヴェストン郡で祝福されない商売を 牛耳る仕切るマセオ兄弟の『亡霊』(暗殺者)である。いつも仲間のLQとブランド と3人で行動を共にし,ガルヴェストン周辺の厄介事の収拾にあたっている。 舞台が1900年代前半の話であるが,古い時代のイメージを全く感じさせず, そして物語に読者を引き込むものがある。暴力描写もあるのだが端的, 簡潔に表現されているため,それも物語のテンポの良さを引き立てて いると感じる。スティーヴン・ハンターの『極大射程』以来,数年ぶりに久々に 読んで面白かったと感じる翻訳物であった。ただし,翻訳物らしく 説明もなしに突然カタカナの固有名詞が出てきて本を読む手を止めて 調べてしまう場面も少なからずあった。『UNDER THE SKIN』を『荒ぶる血』 と訳した翻訳者に座布団を1枚! | ||||
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本書は、’06年、「このミステリーがすごい!」海外編第2位、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第10位にランクインした作品である。 ジェイムズ・カルロス・ブレイクは、その独特な小説世界で’05年も『無頼の掟』で「このミス」3位になっているが、本書はそれを凌ぐ、活劇エンターテインメントである。 時は1936年、ところはテキサス州南部、メキシコ湾に面したガルヴェストン、主人公は‘おれ’、ジミー・ヤングブラッド、歳は20代前半。彼は町を仕切る大物ギャング、マセオ兄弟の下で、二人の仲間と共に殺し屋稼業を務めていた。ある日、ひと仕事終えて帰ったジミーは、街角でT型フォードに乗った美しい娘を見初める。彼は隣人の親戚関係というその娘、ダニエラにのめり込んでいく。実は彼女はメキシコの大農場主、ドン・セサールのもとから逃げ出してきたのだった。セサールは冷酷非情な追っ手を放っていた。 かくしてジミーたちにとって苛酷な、しかし避けられない活劇が繰り広げられる。 物語の前半は、ジミーの出自の数奇な秘密に始まり、その仲間たちにまつわる無数のエピソードが散りばめられている。中盤以降動き出す物語は、それこそ暴力小説、活劇小説、犯罪小説、西部劇、任侠の世界、青春小説、ノワールの要素が渾然一体となって勇壮に展開する。 ともあれ、本書で読者は、ジャンル分けが不可能な、血が沸き立ち、心がしびれる、まさにジェイムズ・カルロス・ブレイクの世界を堪能するのである。 | ||||
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