無頼の掟



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    無頼の掟 (文春文庫)
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    初公開日(参考)2004年12月
    分類

    長編小説

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    無頼の掟 (文春文庫)

    2004年12月31日 無頼の掟 (文春文庫)

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    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

    無頼の掟の総合評価:8.08/10点レビュー 12件。Dランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (5pt)

    雰囲気はありました

    まあまあです。

    わたろう
    0BCEGGR4
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    No.11:
    (5pt)

    素晴らしい疾走感!

    T.H.クックのまどろっこしくてもったいぶった長編を読んだ後だけに、スピード感に圧倒されながら、一気に読了しました。
     最初から破滅の予感しかしないアウトロー達の物語で、反省するのは犯罪の失敗のみ、入った金は使いきり、老後のことなど考えず、強盗のひりひり感が生命力をもっとも感じさせるという連中が、必ずしも笑えないアメリカンジョークを連発しながら暴れまくります。終盤に活躍を始めるヒロインもぶっとんでいる。それがリアルさを失わないよう、禁酒法時代を舞台にしたのは大成功です。
     この作家の翻訳本は3冊しかないようです。すでに全部確保しましたが、もっともっと読みたいな。
    無頼の掟 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無頼の掟 (文春文庫)より
    4167661896
    No.10:
    (4pt)

    三人のブレインである甥の語りで進行。

    組織に属せぬ、三人の血の繋がった無法者三人が20'sを舞台に、ひたすら暴れ、女を魅了し、哀愁など描かれないまま、不法の限りを尽くす。だから邦題の「掟」は少し違う。そこが70年代半ば~80年代頃まで日本の読書界を席巻した、俺の苦手な「冒険小説」との決定的な違い。映画で言うと、ニック・ケイヴ原作「欲望のバージニア」似。ただこちらは田舎でもムーンシャイナーでもなぃ、プロの犯罪者で金になれば何でもやり、常に逃避行にある。そして復讐の鬼たる追跡者。
    無頼の掟 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無頼の掟 (文春文庫)より
    4167661896
    No.9:
    (5pt)

    大満足のクライムノベル

    1920年代アメリカが舞台。 18才主人公が、おれの一人称で語るクライムノベル。 おれと強盗を繰り返しながら、「無法者の世界だからってルールがないわけじゃない」と生き様を教え込む双子の叔父達、強烈すぎます。 加え、主人公への復讐の鬼と化す悪徳警官、これまた負けず劣らず強烈。 こんな一癖も二癖もある男達が暴れまくる物語を作家ジェイムズ・カルロス・ブレイクは、とことんカッコ良さにこだわり書いている。 面白くないわけがない!最初の数ページでハートを射抜かれました。 またまた、大好物の1冊に出会えました!満腹!満腹!
    無頼の掟 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無頼の掟 (文春文庫)より
    4167661896
    No.8:
    (4pt)

    無法者を描きながらも、さわやかな読後感

    時は1928年。主な登場人物は、生まれながらの無法者であるバックとラッセルという33歳の二卵性双生児と、その甥でハイスクールを卒業したばかりのソニー。
     物語の前半は、この三人が、州都バトン・ルージュを根城にルイジアナ州の各地で働く武装強盗の顛末と、その合間に繰り広げられるそれぞれの情事、さらにソニーが叔父たちの仲間入りをするに至る過程を、主人公であり語り手でもあるソニーの回想というかたちで、アクションとユーモアを織り交ぜ、スリリングかつ痛快に描く。しかし、銀行強盗に失敗し、ソニーひとりが逮捕され、しかも不幸なアクシデントから悪徳警官を撲殺、脱獄不能とうたわれる刑務所に彼は収監されてしまう。
     しかし、脱獄して自由の身となったソニーは叔父たちと合流。ラッセルの愛人シャーリーを加えた一行は、一路、新天地を求めてテキサス西部を目指す。そこには、おりからのオイル景気に沸く町が、まだ裏の支配者が確定しないまま残っているからだ。そんな一攫千金を夢見る彼らが、道中、家出娘のベルを偶然拾うところあたりから、物語は緊張感を増し、うねり始める。さらには、この話と並行して、警官である息子をソニーに殺された、伝説の保安官補ジョン・ボーンズが、復讐のために彼らの足跡を追い、着々と迫ってくるのだ。

     この作品で主人公たちが活躍するのは、第一次世界大戦が終わり、フランスからバックとラッセルが生還した1918年の終わりから、世界恐慌が起こった1929年の夏まで。空前の好景気にアメリカ中が沸き、誰もがチャンスをものにできるのではないかと信じた時代であり、モータリゼーションの飛躍的な進行により、行動範囲が一気に広がった時代だ。

     本書では、三つのタイプの無法者が描かれる。昨日の、今日の、そして明日のアウトローだ。バックとラッセルは「昨日のアウトロー」だ。大戦から生還した彼らは、慣れ親しんできた犯罪者の道にすんなりと復帰する。彼らは生まれながらの無法者であり、伝統的なアウトローである。
     そんな叔父たちと違ってソニーは「今日のアウトロー」である。彼は私立高校に通い、学業優秀なうえに、ボクシングのチャンピオンだ。貧困や愛情の欠如とも無縁であり、大学に進学し、まともな方法で稼ぐだけの能力を備えていた。それにもかかわらず、彼はアウトローになることを選ぶ。それは、叔父たち同様、危険と隣り合わせの人生に、生きている実感を求めてしまう抑えがたい欲求に加え、物心ついたときには、繁栄と狂乱の二十年代が始まっていたことも大いに関係していると思う。そして、最後に「明日のアウトロー」の誕生を予感させつつ、本書は静かに幕を閉じる。
    無頼の掟 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無頼の掟 (文春文庫)より
    4167661896
    No.7:
    (3pt)

    都市から荒野へ

    ハードボイルドというジャンルが成立するためにはアウトローが存在しうる地平線を想起できなければならない。
    チャンドラーやハメットから流れ出した系譜では、そこを無関心な人々の足音が残響する都市と定めたわけだが、
    『無頼の掟』は荒々しく投機的な荒野こそがそうだと雄弁に語る。
    あるいはアメリカ臭いロードムーヴィーそのものだ。
    強盗、脱獄、逃亡、その日暮らし、情事。
    湿っぽい国では体験できないであろうタフな情景が、
    油田地帯のロードサイドにニキビのように噴出した街の路上を背景に、
    ぶっきらぼうな筆致で描き出される。
    18才の若造が、こんな臨場感のある出来事の渦中にいたなら。
    感情移入できる舞台設定だ。
    簡潔に表現された荒野を脳裏に浮かべながら読める書物だと思う。
    無頼の掟 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:無頼の掟 (文春文庫)より
    4167661896



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