魔女は夜ささやく
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独立戦争前のアメリカの小さな新興の街(村?)を舞台に、殺人をした魔女として裁かれる女性と、偏見の中、その真相を明らかにしたいと奮闘する青年を描いた物語ですが、作者のキャラクターづくりのうまさが光ります。 一見すると、良い者、悪者がはっきりと分かれている単純な人物設定のようですが、長い物語を読み終えた人は、そのような単純な善悪に二分されたキャラクターばかりとは思わないでしょう。 例えば、主人公の青年も、合理的な考え方と鋭い観察力をもったキャラクターですが、その一方で、無遠慮で礼儀をわきまえない、それどころか好奇心を満たすため人の家に勝手に入ったのが見つかって袋叩きにあうような人物です。 また町長も、欲深い俗物のように描かれ、病気の判事に無理やり裁判を終わらせるように迫るさまに不快に思う人も多いでしょう。しかし最後まで読めば、彼が単純に欲深いだけだと思う人は少ないのではないでしょうか。 悪い人を描くのではなく、人間の悪い面、暗い側面を描き、さまざまな思惑が街を覆う暗い影となっているさまと、それぞれの立場で最善を信じて立ち向かう人々を描いたこの作品は、エンターテイメントとしての面白さを加えて、広く長く読み継がれるべき価値があると思います。 本国では、2018年8月現在、5作目くらいまで続編が書かれているようです。できれば、続編も翻訳してもらいたいものです。 | ||||
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開拓が始まったばかりのアメリカを舞台に、近代文明の前の時代の魔女事件を描くという設定は魅力的。マキャモンらしい生き生きとした人物描写が映画を観ているような感覚で浮かび上がる。病気の治療と称する前近代的な施術の様子が恐ろしい。いろいろと好材料はあるのだが、人物の魅力が足りず、結末の感動が期待したほどではない。買って読んで損はないが、得もない感じ。 | ||||
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17世紀のアメリカで魔女の裁判をすることになった判事とその書記がある街に到着するが・・・というお話。 その推理小説としての完成度に驚かされます。 とくに二度めに読んだ際、犯人が判った状態で読むとなおさらその堅牢たる構築美にうならされます。それと各キャラクターの人物造形もかなりうまくなっていて、特に主人公の書記の合理的精神を重んじるところには感銘すら覚えました。10年近くセミリタイアしていた人がこれだけのものを書けるところに軽い衝撃をうけるほどに。うまい作家はなにを書いてもうまいといいますが、著者のマキャモンこそその名にふさわしい存在だと思いました。ホラー/ファンタジーはもとより、本格推理小説を書いてもこれだけのものを書けるとは・・・。 という余計な情報をとっぱらって何も知らない状態で読んでも優れた歴史ミステリとして虚心坦懐に読める完成度の高い二回、三回読める密度の濃い推理小説の大傑作。これでMWA賞とかミステリの賞を何も獲らなかったらしいのが解せない、マキャモンの多分最高傑作。是非、文庫化・電子化で読まれるべき名作。機会があったら是非ご一読を。 | ||||
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マキャモンはホラー作家なのですが、なぜかホラーをやめて、沈黙すること、10年以上? 突如書き始めたのが、ミステリ小説でした。それがこれ。 魔女とされる女性に対する差別なのど、マキャモンらしいところはありますが、ミステリとしてはあまりにお粗末で、動機や殺人なども、ちょっと首をひねらざるを得ません。 この人は、ホラーがあっているのだから、ホラーを書いていればいいのに、というのが正直な感想です。 | ||||
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名作「少年時代」があるので、この作品の事を 別名「青年時代」と勝手に呼んで愛読してます。 植民地時代のアメリカの魔女裁判が舞台です。 「少年時代」に比べると、ミステリー色が濃く なってます。、また、ヒロインが登場しますので、 純愛的なラブストーリーとしても読め、最高に おもしろいです!! また、今回もきてぃがい神父が登場して笑わせて くれます。この神父は台詞がいちいち面白すぎます。 | ||||
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