引き潮の魔女

登録されているタグ

※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

4.00pt (10max) / 1件

4.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

2.67pt (5max) / 3件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

0pt

サイト内ランク[]

D

ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

48.00pt

ミステリ→

24.00pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
1,771回
お気に入りにされた回数
0
読書済み登録回数
1
このページのURL

あらすじ

1980年10月31日 引き潮の魔女 (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

精神科医ガースの脳裡から若い美貌の未亡人ベティのことが離れない。ベティは悪女だと聞いたガースは彼女の別荘に向かうが、海辺の小屋でベティと瓜二つの女が殺されていた。潮の引いた砂浜には足跡もなく……。(「BOOK」データベースより)

評判

引き潮の魔女の評価:

4.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

引き潮の魔女の総合評価:

5.00/10点 レビュー 4件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(4pt)

複雑すぎる真相に二度読み必至

1961年に発表された本書の舞台は1907年のイギリス。しかもHM卿やフェル博士と云ったシリーズ探偵が登場しないノンシリーズのミステリ。

物語の主人公、つまり探偵役はデイヴィッド・ガースと云う最近売り出し中の精神科医。さらに副業で覆面作家「ファントム」を名乗り、ミステリをシリーズで出版している。

そして彼と張り合うように捜査を担当するのはトウィッグ警部。ネチッこい尋問と勿体ぶったやり口が鼻につく嫌な警官だ。

物語の中心となる謎は2つ。1つはセルビー大佐の家政婦であるモンタギュー夫人の首を絞めていた女性は地下室に逃げ込み、いかにしてそこから脱出したのか?

もう1つは砂浜に囲まれた脱衣小屋で起きた殺人、しかし周囲には犯人と思しき足跡がなかったという物。

この2つの謎に関わる女性が本書のヒロインであるベティ・コールダーの姉であり、数ある男と浮名を流しては財産を略奪する悪女グリニス・スチュークリーだ。

まず引き潮の只中で周囲が濡れた砂浜に覆われた家の中で女性を殺した犯人は周囲に足跡を残さずにいかにして犯行を実行したのかという謎は『白い僧院の殺人』の変奏曲のように感じる。

犯人だけを見れば実にシンプルな事件だが、ただこの真相は実に複雑すぎる。

そして本書でなぜHM卿やフェル博士と云ったシリーズ探偵を使わずにデイヴィッド・ガースという精神科医を探偵役にしたのかは真相が明らかになって初めて分る。

しかし未読の方に注意していただきたいのは本書を読むにはある条件を満たしておく必要があることだ。

それはガストン・ルルーの『黄色い部屋の謎』を読んでいること。なぜなら本書ではその真相が詳らかに明かされているからだ。本書では『黄色い部屋~』の謎解きが真相解明に一役買っているように語られるためだが、正直ここまで他の作家の傑作と云われている作品の真相をここまで詳しく書く事はミステリの作法として正しいのかが甚だ疑問だ。

とにかく場面転換が唐突過ぎて戸惑う事しきりだ。行動していたかと思えばいきなり回想シーンに入って昔のことを語り出すし、会話をしていたと思えば、これまた突然の電話や来客で打ち切られ、結局何をしていたのかが分らなくなる。ストーリーを時系列的に追うのにかなり困難だった。

かてて加えて真相の複雑さ。これは二度読みが必要なのかもしれない。

今回なかなかハヤカワ・ミステリ文庫で復刊されないことに業を煮やして図書館に所蔵されていたポケミス版で読んでみたが、訳や仮名遣いが古く感じたので、カーの新訳出版が続く現在、今度はぜひとも新訳で読みたいものだ。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3
(2pt)

登場人物同士のディスカッションが空回り

原著1961年刊、邦訳刊行1963年、原題 The Witch of The Low-tide。
 フェル博士の出てこない歴史風俗ミステリで、「火よ燃えろ!」「ハイチムニー荘の醜聞」と三部作をなす最終巻。時代背景を20世紀初頭にとった近過去もの、という点では、「亡霊たちの真昼」「死の館の謎」に近いでしょうか。謎の女の変死事件に、主人公デヴィッドを中心に盛んにディスカッションが行われるのですが、事件の分析がいつの間にか登場人物同士の鞘当てに変わっている場面が多く、ミスディレクションのための意図的な脱線に思えたりします。読者のニーズをはぐらかしすぎの、不完全燃焼の1作。
引き潮の魔女 (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 引き潮の魔女 (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J82XPS
No.2
(2pt)

登場人物同士のディスカッションが空回り

原著1961年刊、邦訳刊行1963年、原題 The Witch of The Low-tide。
 フェル博士の出てこない歴史風俗ミステリで、「火よ燃えろ!」「ハイチムニー荘の醜聞」と三部作をなす最終巻。時代背景を20世紀初頭にとった近過去もの、という点では、「亡霊たちの真昼」「死の館の謎」に近いでしょうか。謎の女の変死事件に、主人公デヴィッドを中心に盛んにディスカッションが行われるのですが、事件の分析がいつの間にか登場人物同士の鞘当てに変わっている場面が多く、ミスディレクションのための意図的な脱線に思えたりします。読者のニーズをはぐらかしすぎの、不完全燃焼の1作。
引き潮の魔女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-6) Amazon書評・レビュー: 引き潮の魔女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-6)より
4150703566
No.1
(2pt)

登場人物同士のディスカッションが空回り

原著1961年刊、邦訳刊行1963年、原題 The Witch of The Low-tide。
 フェル博士の出てこない歴史風俗ミステリで、「火よ燃えろ!」「ハイチムニー荘の醜聞」と三部作をなす最終巻。時代背景を20世紀初頭にとった近過去もの、という点では、「亡霊たちの真昼」「死の館の謎」に近いでしょうか。謎の女の変死事件に、主人公デヴィッドを中心に盛んにディスカッションが行われるのですが、事件の分析がいつの間にか登場人物同士の鞘当てに変わっている場面が多く、ミスディレクションのための意図的な脱線に思えたりします。読者のニーズをはぐらかしすぎの、不完全燃焼の1作。
引き潮の魔女 (1963年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: 引き潮の魔女 (1963年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JAHR7K
No.0
(2pt)

読者のニーズをはぐらかし過ぎ

フェル博士の出てこない歴史風俗ミステリで、「火よ燃えろ!」「ハイチムニー荘の醜聞」と三部作をなす最終巻。時代背景を20世紀初頭にとった近過去もの、という点では、「亡霊たちの真昼」「死の館の謎」に近いでしょうか。謎の女の変死事件に、主人公デヴィッドを中心に盛んにディスカッションが行われるのですが、事件の分析がいつの間にか登場人物同士の鞘当てに変わっている場面が多く、ミスディレクションのための意図的な脱線に思えたりします。読者のニーズをはぐらかしすぎの、不完全燃焼の1作。
引き潮の魔女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-6) Amazon書評・レビュー: 引き潮の魔女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 5-6)より
4150703566
No.-1
(2pt)

読者のニーズをはぐらかし過ぎ

フェル博士の出てこない歴史風俗ミステリで、「火よ燃えろ!」「ハイチムニー荘の醜聞」と三部作をなす最終巻。時代背景を20世紀初頭にとった近過去もの、という点では、「亡霊たちの真昼」「死の館の謎」に近いでしょうか。謎の女の変死事件に、主人公デヴィッドを中心に盛んにディスカッションが行われるのですが、事件の分析がいつの間にか登場人物同士の鞘当てに変わっている場面が多く、ミスディレクションのための意図的な脱線に思えたりします。読者のニーズをはぐらかしすぎの、不完全燃焼の1作。
引き潮の魔女 (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 引き潮の魔女 (1980年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J82XPS

その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る