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egut さんのレビュー一覧
egutさんのページへレビュー数155件
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警察小説、3億円事件。社会的で硬質漂うので、あらすじを読んだ印象では好みに合わない感じでした。ですが、評判で気になって読んだ所・・・当たりです。これは食わず嫌い本でした。
自殺とされた事件が殺人の可能性をおびて、時効寸前の前日に調査を再開。関係者を集めて過去を聞きだし真相を探っていく。 時効寸前というタイムリミットと、警察内の雰囲気がとても緊迫感をだしています。 容疑者達から過去の物語を聞いていくのですが、何が起きていたのか分らないもどかしさも重なって、ミステリの謎が気になる。という好奇心ではなく、真相がわからない事による『焦り』の雰囲気が巧かったです。 謎や伏線に至るミステリの面白さに、警察小説の雰囲気や人間模様などうまく絡んでおり、警察小説も悪くないと思わせる作品でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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いやはや。今回も楽しませて頂きました。この方の作品凄いです。
推理物のミステリとは違う小説ですが、『知るとは何か?』をミステリの謎と言うより哲学的に問いかけるSFよりな作品です。 堅物な作風だと頭が痛くなるような専門用語や論述をライトノベルの作風を使ってとても読みやすくしているのは毎回凄い所。 テーマの感じさせ方もうまく、読後余韻に浸り、いろいろと考えさせられました。 まず感じたのは『情報格差』です。 脳に付与された機器によって、得られ、隠せる情報制限を人々にランク付けさせる世界。 一般人はランク2。官僚はランク5。社会適性がないものはランク0で個人情報筒抜け。 コンピューターの進化や超情報化社会に発展する未来において起こり得る格差世界を体感させられます。 脳とコンピューターが接続する世界において知識とは、事前に知っている必要はなく、瞬時に検索してアウトプットできれば同義になるなど、未来における考え方の変化も興味深いです。 現代でもすでに知らない事はネットを活用して瞬時に回答を得られる能力があれば事足りる状況もあるわけで、その世界においての『知っている』『知らない』『知りたい』とは何なのかを感じる読書でした。 人間の生きるとは何なのか、全てを知るとはどういう事なのか、深いテーマを掲げて、 脳とコンピューターのSF世界をライトに楽しめる作品はそうそうないです。 ネタバレは後述するとして、作者の考え方の仏教や宇宙など巻き込んだ思考の到達点はかなり痺れました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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深海4000メールの実験施設で起きる密室殺人。
SFミステリまで空想ではなく、理系ミステリと言った所です。 ミステリの舞台からしてシチュエーションの新鮮味を受けます。 外界から閉ざされたクローズド・サークルものであり、 犯行方法も然る事ながら何故ここで殺人を犯さなければならなかったのかの議論も魅力です。 登場人物達は施設にいる研究員なので、状況把握、思考回路も理路整然していているのもよいです。 事件が起きても他に影響されず、行動は自分で何事も判断。研究を続ける。個人の問題。無関心。 光が無い深海の冷たさ同様、『個』が強調されているのが魅力でした。 本書には地球の資源問題や深海を研究する上での土地問題、生物や食糧問題の解決、エネルギー問題の重要性などのメッセージ。 コンピュータが発達してネットワークでコミュニケーションが取れるようになった今、 人の繋がりを求める場合、物理的に同じ空間に人は必要なのか? コンピューターに映し出された文章に人を感じるなら、感情をもった人工知能が人の繋がりを代用できるのか。など、 人との触れ合い、孤独とは何かのテーマ性を色々と考えさせられました。 ミステリとしても、テーマ性にしても特徴的で面白く、 また、それらが巧く融合された作品となっています。 理系のミステリが好きなので満足でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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人気がある本は何故か手に取らなくなってしまう傾向があり、
読み漏れていた作品でしたが、、、食わず嫌いは勿体ないですね。とても良かったです。 倒叙ミステリのように序盤で毒殺を扱う所が描かれますが、 そこから誰が、どうやって?の謎を最後まで飽きさせず展開するのは見事過ぎました。 毒殺なんて古くからミステリで見慣れた要素なのに、古臭く感じさせません。 それは、科学捜査や、晩婚や不妊など社会的な内容を混ぜ込んで、 現代をしっかり描き活用しているからだと感じました。 人気シリーズはそれなりの理由があると再認識します。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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純粋な推理とパズルの事柄が組み合わさる展開が大変面白かったです。
全編が謎の発見と推理だけの構成です。パズラー小説が好きな方へはおすすめです。 事件の始まりは、残業した男女二人のうち、女性の方が忘れ物をしたと言い、 エレベーターに乗ってオフィスに戻る途中そのまま行方不明になるというもの。 あらすじから感じる話の内容はとても地味なのですが、 監視カメラに映る内容の違和感や、何故忘れ物をしたのか?そもそも忘れものは何だったのか? エレベーター搭乗後オフィスに戻れたのか?戻ってないのか? と、細かく疑問点をロジカルに推理していく展開が楽しめます。 また、話に登場してくる胡散臭い人物達、細かい手がかりの数々など、 読んでいく中で、あぁこれは何かある。怪しいと読者は感じると思いますが、 それらの要素が物語中、無駄なく活用されるのが見事です。 タイトルの『あみだくじ』の印象通り、 起点となる要素から推理していく中で、 外れの道もあれば断片的に当たりの道も通っていく推理。 誤推理だったとしても真相に触れて近づいている前進感は得られ、 パズルゲームのコンテニューをしている気分でした。 突拍子もない手がかりや結末の失望感はあるものの、 推理やパズルの魅力が勝り、楽しく読めました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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久々にボリュームが多い本を読みました。なんと言うか圧倒されました。
何処を紡いで感想を書こうか悩みます。 著者はスウェーデンのジャーナリストであった立場を活かして、 主人公ミカエルを同じジャーナリストの立場に置き、 女性犯罪や市場などの深い闇を訴えるメッセージ性の強い社会派小説を描いていると感じました。 社会派小説と言うとアクの強い読まされる本になりがちですが、 本書はそれを古典ミステリの様に限られた容疑者による孤島を舞台にしたり、 人間消失、暗号、被害者のミッシングリングを演出し、 違った一面では、どんな個人情報でも盗み出すハッカーを加えて現代風に味付けしたりと、 社会的テーマが強烈なのにそれを覆えるほど魅力的なミステリとなっているのに驚嘆します。 ミカエルが孤島に足を運び、ハリエットの失踪事件の依頼を受ける際、 『解決するかわかりません』と後ろ向きかつ、 『容疑者が多くて誰が誰だかわからない』と言ったセリフを述べますが、 私自身も同じく読み始め、この本はどんな話か見当が付かず、 登場人物についても40名を超えて頭に入るか不安な心境でした。 それが、上巻の中盤を超えたあたりから、謎が明かされていくにつれて、深い闇を感じていき、 ミカエルやリスベットの気持ち同様、何が起きたか最後まで知りたい。そんな気持ちの読書でした。 三部作なので時間を見つけて2,3作目と手に取って行こうと思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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何としても合格したいという目標を持った子に、
仲間たちが知恵を出して支えていく青春ストーリーは爽やかで気持ち良かったです。 デジタル機器などの扱いについて、 本書が2006年出版から6年も経過した事を考えると真新しさを感じないかもしれません。 ただ、本書からは、カンニングの手法や是非を問う話ではなく、 姉の死に引きずられた玲美と教員やそこに関わる仲間達の触れ合いが印象的で、 最後まで十分に惹きこまれました。 内容や意外性などは弱くて物足りなさを感じるかもしれませんし、 ベタベタな要素もありますが、それはそれで単純に好みで良かったです。 人との触れ合いと成長が気持ちよく描かれた作品でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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このシリーズは、1,2,3作と、相互にリンクし合う世界観作りな為、順番に読むと良いです。
本作はミステリ要素よりも世界観の物語に比重が大きいのですが、 十分に楽しく堪能できました。 1作目のメンバーが戻ってきての物語であるのも一層楽しさを増しました。 事件は、水晶体に閉じ込められていた夜壬琥姫の死体。 その結晶魔術を扱える容疑者の鉄壁なアリバイ。 また、その容疑者は海賊島に匿われた為、どんな裏が動いているのか。 と言った謎で展開していきます。 ファンタジーの世界なので、 新たな魔法の存在があるのか、どう組み合わせたのかなど、 普段のミステリとは違った感覚を得ながらの謎は刺激になりました。 あと、今回はキャラクターをとても大事に扱っていると感じました。 2作目に登場した防御魔法の使い手のニーガスアンガーやら、 1作目に出てきたムガンドゥだったり、 前後の作品で補足し合いながらの活用のされ方は、 1キャラ毎に相当大事に考えて作られているんだと感じます。 魅力的な世界とEDの軽妙な言葉のやり取りも良かったです。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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奇面館の予告から数年経って念願の発売。館シリーズが読めるだけで嬉しいです。
数年ぶりとは言え、中身は相変わらずの本格物。 Anotherで少し物足りなさを感じましたが こちらは、期待していた新作を納得して読めた満足感がありました。 著者も参加されていた、 ゲームのトリック×ロジックをプレイしていた事により感じる事ですが、 何気ない文章が伏線に繋がり、かつ、それが深読みしすぎてミスリードになる。と言った ゲームっぽい誤真相(仮説)がとても豊富に感じました。 意識しているかわからないですが、 何となく過去作よりも文章の作り方に遊びを感じました。 仮説の数々で結末を描いてもよい所を あえてそうじゃない所に落ち着かせた捻りが効いているのは、 やりすぎて好みから逸れた感じがしましたが、全体的には面白かったです。 コテコテ要素が満載でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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古き良き海外古典の名作を感じられました。
その時代の新作を読んだかのような不思議な第一印象です。良い作品でした。 翻訳本のテイストが苦手な人は読書が辛く感じそうですが、 この文章が18世紀ロンドンの世界へ導いてくれて、 物語が楽しめるようになってます。 雰囲気も然ることながら、 手足のない死体、死体消失、謎の死化粧など、 ミステリの謎もお約束も序盤から豊富で贅沢でした。 もう、何が起きているやら犯人は誰やら 良い意味で濃密すぎて視界がクラクラしました。 登場する盲目の判事の気分を味わいました。 最後は綺麗に全貌が明かされ収束し 個人的に爽やかな終わりでしたので、 海外翻訳の雰囲気が苦手でなければオススメしたい1冊でした。 表紙も素敵です。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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あだ名で呼び合う犯人たち、
トランプのくじ引きで決めた四重交換殺人、 計画の齟齬により2転3転する構成など。 ミステリの読み所が豊富。 4人ものは、登場人物に頭を悩ませないで済むので、 巻き起こる事件のパズルに集中できるのがとても好みです。 ただ、何故だろう・・・。 舞台は巧妙で、驚きの要素が多く凄い作品だと感じているのに、 何かがパっとせず、印象的ではないのが勿体無く感じました。 感情的ではないからか、淡々と理論的な為なのか、文体なのかわかりませんが、 真相が明かされても衝撃が弱かったです。 (もっと凄い作品となりそうな勿体無さを感じてしまいました) 交換殺人、トランプ、などなど、 扱う道具の活用が非常に巧いと感じた本格モノ。 久々に著者の本を読みましたが、とても面白かったです。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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音を色として認識する共感覚の扱いが巧く、
不思議な新しさを感じたミステリでした。 相手の声色で心理状況はもちろん、犯人までわかると述べる探偵。 この探偵の能力が嘘なのか本物なのかの疑心を交えて話は進行しつつ、 当の探偵は犯人が分かっているから証拠集めに専念して行動する。 倒叙ミステリのようで、そうではないユニークな進行でした。 本書を手に取った時はライトノベルで良く見られる、 設定とキャラ立ちが強い小説かと思いました。 ですが読み終わってみると、細かな伏線が多く散りばめられたミステリとも感じ、 特殊能力系のミステリの逸脱した雰囲気に負けない真相もインパクト大で、 なかなか面白い小説でした。 肌に合わなかった点としては、 無能な助手としてヘイスティングズ扱いを受けている山紫郎の行動や思考が 最後まで好みに合わず不快でした。 引き立て役なのか、その分他の人物が魅力的でした。 コテコテの本格ミステリと違って、 特殊能力で解決していく内容は好みが分かれそうですが、 私には個性的な作品で面白かったです。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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邪馬台国はどこですか?に続く2作目。
本書はアトランティス、ストーンヘンジ、ピラミッドの謎である、 あれは何なのか?なぜ存在するのか?などを新解釈していく小説です。 前作より評判が劣りますが、私はこちらの方が好みでした。 ピラミッドについて1990年以前は奴隷が作っていたものと解釈されていましたが、 現代の研究では、きちんとした雇用と専門の技術者でつくられている事がわかっている。など、 歴史の解釈は現実的に変化しています。 本書で掲げる珍説は、前作以上に「これは無いだろう」と感じるのですが、 頭の片隅では、「でも…もしかしたらアリかも」。と、その発想に惹かれるものがありました。 世界の七不思議を日本らしく解釈している珍説でまとめてあり、、 特にストーンヘンジの解釈については、とても素晴らしく思いました。 面白い小説です。 |
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人の心。心理状況を正しくも悪くも
深読みもできる想像力が長けている作家さんだと今回は強く思いました。 人が接触した時に交わされる心模様を 明るく爽やかに描くのとは逆で、 ミステリの謎で分からない心理状況である不安さを巧く活用して 毎回違った心の物語を作っている気がします。 著者の作品は読み終わって、楽しかった、気分が晴れる。 とは違った複雑な気分を持ってしまうのですが、 それぞれどういう言葉で区別したらいいか分からないような、 毎回違った物語が魅力的だと思いました。 |
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目張りされた密室、敷き詰められたラベンダー、充満する花の香り。
吉村達也のシリーズ作品はお手軽でさっと読める推理作品が多く、これもその1冊です。 本自体に香料インクでラベンダーの香りを入れている仕掛けもあり、 "香り"が特徴的な作品で使い方も巧いです。 元々短編だった事もあり、短めでさらっと読める作品にしては、 犯人を特定する方法や、敷き詰められたラベンダーの目的の意外性もあり、なかなか面白かったです。 特に本書で特徴的な香りの使い方が見事です。 あまり類を見ない臭覚を巧く活用した作品の1つだと思いました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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この小説は、事件が起きて謎を解決するジャンルのミステリではありません。
勝つ為には後輩を犠牲に何だってすると噂されている エースへの疑心などがミステリの要素として存在しますが、 半分以上はロードレースを魅力的に知る物語でした。 が、これはこれで凄く面白かったです。 ロードレースの事をまったく知らないで読みました。 自転車で競走して1位を目指すぐらいの感覚でしたが、 実は個人競技ではなく、団体競技であって仲間をサポートしながらチームで戦うなんて事を初めて知りました。 エースをゴールへ導くために他のアシスト達が風を受け、他選手を誘導し、事故が起きたらタイヤを受け渡す。 そんな試合中の雰囲気や、選手たちの葛藤などに凄く引き込まれました。 結末は納得しかねるものでしたが十分楽しめました。 続編もある模様なので読んでみたいと思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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表紙のイラストから軽いテイストを感じさせますが、
創元推理から出版で、鮎川哲也賞佳作がうなずける、中々良くできたミステリでした。 実の所、この表紙によって中に登場するキャラクター造形が頭の中で定着してしまい、 この表紙じゃなかったら別の画が浮かぶ気がします。 悪い言い方をしてしまうと文章での表現でキャラの個性が思い浮かび辛くて、 このセリフが誰のものなのか。男なのか女なのかイメージし辛い面がありました。 なので表紙のイメージと昔読んだ何かのマンガの記憶の画が浮かびながら読みました。 気になったのはそのぐらいで、 爽やかな青春小説として楽しめましたし、 トリックや動機についても読了後の気持ちはとても良いものでした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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ミステリではなく、SFになると思いますが、
SFとも違う。単純なジャンル分けに収まらない作品だと感じます。 世の評判とあらすじを見てもさっぱり内容が判らず、 どんなものかと手に取り読みましたが、なるほど。。。これは凄くて表現できない。 近未来を舞台とした殺戮の物語。 虐殺を駆り立てる切っ掛けとなる虐殺の文法。言語とは何か?と言う この小説では見えやすい目的を軸に宗教観や生物、言語や思考を リアルなSFの世界感で包んで物語にした上で頭に入れられた感じです。 世界観に圧倒。凄いものを読んだ読了感です。面白かった。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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作者自ら描いた絵を挿入しミステリに絡ませた独自の作品作りに感銘を受けました。
美術の先生という事もあり図像学による絵画を読み解く話はとても面白いです。 絵の見方・楽しさに触れた気がします。 他の作品を先に読んでからこのデビュー作を読みましたが、 作中に流れる独特の雰囲気や若い女性の印象は作者の持ち味だと感じました。 今作で扱われる題材は複合的で、かつマニアック。 人におすすめし辛い難しさがありますが、 いくつもの仕掛けを独特な美術の世界で包んだ本書はとても贅沢な作品だと思いました。 仕掛けの感想はネタバレで。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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