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ジャム さんのレビュー一覧
ジャムさんのページへレビュー数349件
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同収録の「しあわせは子猫のかたち」のほうが好み。せつなさの達人、乙一短編の最高傑作だと思います!高校時代に読んだのも、共感できた理由の一つか。
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(初読時)日本4大ミステリの一つ。「翼ある闇」の原点がここに!やたら蘊蓄が多くて、難しかったです。飛ばし読みがちだったので、これは後で再読した方が良さそう。
(再読時)高校以来の再読。今回は読み飛ばさずに全編に渡る法水探偵の蘊蓄を読めた。しかし、やっぱりこの本難しい!若い推理小説読者には薦めにくい本だが、筋金入りの推理ファンとしては読んだことに後悔はなかった作品。生きてるうちにもう1回ぐらいは読むかも?(笑) |
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最後の2行で、「え?」と思いました。ただし、この「え?」は、事態が理解できないことの「え?」で、その意味が理解できたのはある詳細な解説サイト様のおかげでした!この場を借りて、サイト様に感謝致します。というか、自分は絶対騙されるだろうな(笑)この小説でさえ、騙されたし(笑)
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初伊坂作品。本屋の襲撃を持ちかけられた大学生の現在とペット連続殺傷事件を追う2年前の琴美の物語が、最後につながるミステリ仕立ての青春ストーリー。メイントリックはなんとなくこうじゃないかと予想していて、大体合っていたんですが、全体的にミステリというよりは、トリックがなければ一般文芸に近いのかなと感じました。
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妻を殺された刑事と妻が失踪した教師が、妻が関わっていた新興宗教「救いの御手」を追う本格捜査小説・・・と見せかけて、最後に新本格の雄らしいどんでん返しが待ち受けている現代本格ミステリの新たな傑作!コンパクトで読みやすさ抜群なところも、我孫子さんらしくて良かった。
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古典部シリーズ第四弾にして、古典部の一年を描いた初の短編集!一年を通じた奉太郎ら古典部の面々の気持ちの変化が描かれていて良かった!個人的には、きちんとオチが決まっていた「あきましておめでとう」、ミステリ的に随一の出来だった「手作りチョコレート事件」がおすすめ。
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物理密室トリックと論理、人間ドラマが光る佳作。
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学ラン探偵真野原と助手の森崎の名コンビ?が今回挑むのは島全体が学園に支配された島で起こる生首移動連続殺人と宝探しと極め付きは「王女との婚約」?582pの長さを感じさせないRPGをしているような冒険と謎ときとちょいエロ?に見事に幻惑されて愉しめました(笑)リアルエログロ志向の浦賀さんとは対象的にこの人は、あくまでライトノベルやラブコメ漫画に出てくるような思春期少年が抱く妄想的理想的エロで真っ向勝負してきたのが良かった(笑)て、勿論ミステリとしても大型物理トリックが今回も炸裂していたので良かったですよ?(笑)
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(上)長編第2作。著者自身の経験も入った偶然がすべてを支配する異形の書!
(下)偶然に支配された片目を失った推理作家の運命は?作家、山口雅也の「破滅と再生」を描いたメタ・ミステリ! |
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「無貌伝」シリーズ第2弾!今回はホテルに憑くヒトデナシが見せる「夢の1週間」で起こる連続殺人に探偵助手見習い古村望が挑む!本格ミステリ色はやはりやや薄めも、この作家は魅力的な設定と魅力的なキャラクターで一気に読ませるなあと再実感。
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上)これぞ「刀城言耶シリーズ」に至る作家三津田信三の原点!古書店で見つけた同人誌「迷宮草子」の一編を友人の飛鳥とともに読んだ私は、次々と現実でも不可思議な怪異に襲われる!もしや、この「迷宮草子」の謎を解かなければ自身の命すら危ういのでは?一編一編が独立した推理短編になっており、刀城言耶シリーズでおなじみのどんでん返しに次ぐどんでん返しの手法は本作から誕生したのでしょう。さあて、この連作全体を包む謎の答えは如何に?
(下)ついに明かされる同人誌「迷宮草子」の戦慄すべき真実とは?その後の「本格ミステリ作家三津田信三」を創りだした原点がここに!「そして誰もいなくなった」に始まる「テン・リトル・インディアン型ミステリ」を著者が「朱雀の化物」、「首の館」と大胆にも両極といえる二つの理想的な作例を提示してみせたのも高評価! |
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麻耶さん5年ぶりの新作は、自らは何もせず3人の召使に聞きこみ、現場検証、挙句の果てには推理まで任せると言う究極の「安楽椅子探偵?(じゃないけど)」モノ!しかも当の貴族探偵は事件そっちのけで美人を口説くのに夢中だし(笑)勿論本格短編としてもよく練られた粒揃いで、特におすすめは「ウィーンの森の物語」、「加速度円舞曲(ワルツ)」、そして3人の召使がついにタッグを組む最終話の「春の声」です!連作短編ではないですけど、最後には連作っぽく綺麗にまとまっているので順番に読むことをおすすめします(笑)
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久々のガリレオシリーズ!ドラマでは柴咲コウが演じた女性刑事内海薫も登場し、ますます湯川先生を取り囲む状況がにぎやかになってきました(笑)科学を犯罪に使う輩と果敢に立ち向かっていく湯川の活躍譚が5編おさめられていますが、自分的にはその中でも派手さはないですが湯川の旧友のペンションで起こった悲しい密室殺人を描いた「密室る(とじる)」が特によかったです!
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祝!本屋大賞受賞!無能?のお嬢様刑事を影で救うのは、言いたいことを容赦なく言い放つ毒舌執事だった!また、お嬢様と全く同じような思考?で珍推理を連発する富豪刑事「風祭警部」のキャラも良かった(笑)1話約40ページが6本ということで、軽く読めるミステリが多いのが読みやすくて良いですね!特にミステリ的に良かったのは、心理的な密室トリックが見事に決まっていた「花嫁は密室の中でございます」。
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神津恭介もの。人形連続殺人の謎。処女作を超える傑作!
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殊能将之追悼第2弾!名探偵石動戯作は、14年前鎌倉の異業の館「梵貝荘」で起きた殺人事件の再調査を依頼される!その事件は名探偵水城優臣最後の事件として見事に解決されたはずだったのだが。 本格ミステリの徹底的なアンチテーゼに溢れた傑作で、本作で主に描かれるのは事件後の関係者のその後である。そして、隠されていたある真実は本格ミステリが孕む根本的な矛盾を鋭くついたもので正に殊能にしか描き得ないといっても過言ではない。しかし、そこに存在するのは絶望ではなく希望であり、殊能は本作で一度本格を終わらせまた始めたのだ。
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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島田荘司の実質的な処女作!推理小説というより、御手洗潔の登場譚として愉しめました。
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ミステリ的には「嘘つき紳士」、切ない系では「終の童話」、表題作「私たちが星座を盗んだ理由」が強く印象に残りました!
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綾辻さん推薦のデビュー作。ライトノベル的なミステリーで新鮮さがあり面白かった。
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駒子シリーズ第3弾!「スペース」で明かされなかった謎が、「逆スペース」で丁寧に明かされるという二段仕掛けが良かった。物語的にも、「自分の居場所」を見つける者たちへの道標として大いに共感できた。加納さんのこの温かい視線で綴られる物語は、やっぱり大好きだなあ。
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