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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数259

全259件 141~160 8/13ページ

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No.119: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

夏服パースペクティヴの感想

ミステリ的には前回のような大技ではなく、いくつもの密室事件を中心とした小技が炸裂という印象で「大技派」の自分としては複雑すぎるのも相まってやや不満足でしたが・・・それより何より「かわいすぎる」名探偵樋口真由が時にツンツン、時に優しく、時にドジり、時に正義のために怒り・・・という前作以上のキャラ立ちぶりに萌えまくりでした(笑)渉が恋する気持ちもわかるかも(笑)というわけで、第3作にも勿論期待大です!
夏服パースペクティヴ (角川文庫)
長沢樹夏服パースペクティヴ についてのレビュー
No.118:
(7pt)

カーニバルの感想

(一輪の花)ビリオン・キラーが企てる未曽有の大惨事「犯罪オリンピック」開幕前夜にJDCの探偵たちは何を想う?そして、悲劇の引き金を引いたある人物の行動とは?流水大説最長作「カーニバル」ここに開幕!相変わらず御大の言葉遊びには翻弄されっぱなしでした(笑)

(二輪の草)ついに人類史上最大の悲劇「犯罪オリンピック」が開幕!犯罪集団「RIZE」の企てる「犯罪革命」に「DOLL」、新総代が就任した新生「JDC」の探偵たちはどう挑む?全13編のエピソードでのお気に入りは、自分の場合最後の「第13週」です。龍宮城之介が仕掛けた「うそつきゲーム」(特にゲーム名が記されていなかったので勝手に命名)が面白かったです(笑)

(三輪の層)止まることを知らない「犯罪オリンピック」にDOLL、JDCの名探偵たちも為すすべなしか?そして、ついに明かされる犯罪組織「RIZE」の驚愕すべき全貌とは?今回のエピソード中で特に良かったのはピラミッド、クリスマス水野兄弟の深き絆が明かされる第20週です!

(四輪の牛)最強美貌探偵九十九十九と犬神夜叉が遭遇した難事件から始まり、「犯罪オリンピック」はいよいよ後半戦開始!「RIZE」の本拠地「神聖城(サンクチャリ)」に集められたJDCの面々の前で明かされる驚愕の真実とは?今更言うまでもなく、相変わらず「流水大説」はスケールが馬鹿でかいです(笑)「人類最後の事件」がどのような結末を迎えるのか最後まで付き合いたいと思います(笑)

(五輪の書)刻一刻と迫る人類滅亡の日「カーニバル・デイ」!最終兵器「コズミック・ボム」発射をJDCの精鋭たちは阻止できるのか?そして、明かされる「ビリオン・キラー」の不可能を可能とした超絶トリックの真相とは?想像の限界を遥かに超えた壮大すぎる事件の真相で、もはやここまでやると「ミステリじゃない!」「小説じゃない!」「大説だ!」と叫びたくなりました(笑)そして、本書を存分に愉しみつくした自分は作中でいう「神人」だと信じたいです(笑)
カーニバル 五輪の書 (講談社文庫)
清涼院流水カーニバル についてのレビュー
No.117:
(7pt)

美濃牛の感想

横溝的世界を現代風にした第2作。牛の育てた方など細かい蘊蓄も楽しい作品。
美濃牛 (講談社文庫)
殊能将之美濃牛 についてのレビュー
No.116:
(7pt)

青酸クリームソーダ 〈鏡家サーガ〉入門編の感想

待望の「鏡家サーガ」第5弾にして、入門編!ぶっ飛んだ長男潤一郎が大活躍?個人的に殺人鬼「灰掛めじか」と探偵「公彦」の関係が良かった。
青酸クリームソーダ〈鏡家サーガ〉入門編 (講談社ノベルス)
No.115:
(7pt)

『ギロチン城』殺人事件の感想

第3作に次ぎ、高レベルな仕掛け満載の「城シリーズ」第4作!物理トリックの新旗手の真骨頂!第5作「石球城」も楽しみ。
『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)
北山猛邦『ギロチン城』殺人事件 についてのレビュー
No.114: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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沙羅は和子の名を呼ぶの感想

「日常の謎」の名手加納朋子が挑む「異世界への冒険」をテーマにした短編集!特に冒頭の生霊の愛らしい女の子が出てきて一気に惹きこまれる「黒いベールの貴婦人」、二重に仕組まれた仕掛けが見事な伝書鳩と謎の男の子と女子大生の一夏のミステリ「フリージング・サマー」、そしてまんまと双子の叙述トリックにひっかけられた「オレンジの半分」が好みだった!ちなみに表題作の「沙羅は和子の名を呼ぶ」は加納さんにしては結構ダークテイストで設定自体は惹かれたんですが、もう少し救いが欲しかったかな。
沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)
加納朋子沙羅は和子の名を呼ぶ についてのレビュー
No.113:
(7pt)

天帝妖狐の感想

表題作はもちろん良かったのですが、同収録の「A MASKED BALL」のほうが個人的には好み。一気読みするほど、乙一ワールドに引き込まれました。
天帝妖狐 (集英社文庫)
乙一天帝妖狐 についてのレビュー
No.112:
(7pt)

時の鳥籠 THE ENDLESS RETURNINGの感想

安藤シリーズ第2弾!静かな戦慄を呼ぶ「記憶の果て」と対を成す傑作!
時の鳥籠(上) (講談社文庫)
浦賀和宏時の鳥籠 THE ENDLESS RETURNING についてのレビュー
No.111: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

黄昏の囁きの感想

「囁きシリーズ」第3弾!兄伸一の謎の転落死の裏には15年前の「おじぞうさまがわらった」に隠された罪があった?当時の同級生たちにも次々魔の手が迫るなか、弟翔二と兄と親交があった占部が事件の謎に迫る!前作と比べるとこちらはホラーというよりミステリ色が強かったですね。術中には嵌るいまいと思って読んでましたが、まんまと嵌められました(笑)
黄昏の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
綾辻行人黄昏の囁き についてのレビュー
No.110:
(7pt)

告白の感想

2年前に映画化もされて話題になった湊かなえさんのデビュー作ですが、遅ればせながらようやく読みました(笑)先生の幼い娘がクラスメートのAとBに殺され、彼らに復讐していくという話ですが語り手が「先生」から始まって「クラスメイト」、「犯人の母親」、「犯人A」、「B」と移りそれぞれのバックグラウンドが明かされていく様が流れるように読めて、予想よりは結構楽しめました(笑)映画もまだみてないので、この機会にぜひ観てみたいですね。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊かなえ告白 についてのレビュー
No.109:
(7pt)

天帝のはしたなき果実の感想

第35回メフィスト賞受賞作。最初はフランス語のルビに苦労して読みづらかったが、慣れると読みやすいという不思議な文体。久々に読みごたえがあった小説。個人的には終盤の推理合戦が愉しめた。
天帝のはしたなき果実 (幻冬舎文庫)
古野まほろ天帝のはしたなき果実 についてのレビュー
No.108:
(7pt)

独白するユニバーサル横メルカトルの感想

どれも味のある平山ワールド満載のSFやホラーを収録した短編集!お気に入りは「Ωの聖餐」、「オペラントの肖像」、「卵男」。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
No.107:
(7pt)

少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険の感想

やっぱり、このシリーズ最高です!ミステリ的にはどんでん返しがあった「殺鯉事件」が特に良かったです。それ以外では相変わらずの若旦那一行の映画馬鹿っぷりが最高!(笑)
少年名探偵 虹北恭助の新・新冒険 (講談社ノベルス)
No.106: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハサミ男の感想

第13回メフィスト賞受賞作。ミステリ界に新たな風を吹き込んだ野心作!
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.105:
(7pt)

九月は謎×謎修学旅行で暗号解読の感想

霧舎学園シリーズ「九月」のテーマは、修学旅行で「暗号解読」!シリーズでもっともページ数が多い(それでも300p前後ですが)だけあって、複雑に絡み合った暗号にプリクラの謎、6枚の地図に隠された謎・・・とてんこもりの内容!地図とプリクラに仕掛けられたトリックには脱帽ものでした(笑)あと、ネタバレになるから言えないですけど、霧舎ファンほど騙されるであろうあのトリックにも(笑)このシリーズは細かい「遊び心」が横溢しているのが良いですね(笑)
九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 (講談社ノベルス)
霧舎巧九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 についてのレビュー
No.104:
(7pt)

ガラスの麒麟の感想

日本推理作家協会賞受賞作。女子高生が抱える悩みに切り込んだ傑作!こんな保健の先生がいたら、いいでしょうね。

ガラスの麒麟 新装版 (講談社文庫)
加納朋子ガラスの麒麟 についてのレビュー
No.103: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

殺人鬼の感想

双葉山にキャンプでやってきた<TCメンバーズ>の一行を待っていたのは、その山に住むと言われる残虐無慈悲な「殺人鬼」だった!残酷描写もさることながら、相変わらずの一発トリックが炸裂していて楽しめました!ただ、あのネタを今一つのとこで看破できるところまで目星つけたのが口惜しかったです(笑)まあ、逆襲編でこの借りは返すということで(笑)

▼以下、ネタバレ感想
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殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)
綾辻行人殺人鬼 についてのレビュー
No.102:
(7pt)

闇の喇叭の感想

戦後、ソ連に統治された北海道は日本列島と分断され、やがて独立国家を築く。そして、平世24年の現代の日本では「私的探偵行為」を禁止する法律が成立していた-。そんな閉塞感に充ちた世界で元探偵の父を持つ少女空閑純(通称ソラ)が町で起きた身元不明の殺人事件に挑むという著者が本格ミステリの根幹となる「名探偵の存在意義」に挑んだ新たな試み!相変わらず著者ならではの物理トリックも炸裂しますが、その世界設定だからこそ起こりうる事件、葛藤、そして息苦しいほどの世界への抵抗が見事に描かれていて、今後のシリーズ展開も楽しみです!
闇の喇叭 (講談社文庫)
有栖川有栖闇の喇叭 についてのレビュー
No.101:
(7pt)

愚者のエンドロールの感想

古典部シリーズ、第2弾!今回は未完の密室ミステリー映画の謎に挑むほうたる・・・じゃなくて奉太郎たち古典部一行!ホームズや「古典」ミステリが解決のヒントになっているのも良かった!それにしても、奉太郎にはお姉さんといい今回の「女帝」と言い、女難の相が(笑)
愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)
米澤穂信愚者のエンドロール についてのレビュー
No.100:
(7pt)

夜は短し歩けよ乙女の感想

初森見作品。本作は恋愛ファンタジーとのことだが、ミステリー読者としては、少しミステリ風味の第三章「御都合主義かく語りき」が面白かった。先輩と彼女の関係も最後まで愉しく読めた。
また、琴音らんまるさんの漫画版も原作にないエピソード、異なるエンディングで楽しめるのでおすすめ!
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
森見登美彦夜は短し歩けよ乙女 についてのレビュー