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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数259

全259件 61~80 4/13ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.199:
(7pt)

吸血鬼と精神分析の感想

パリを騒がす連続女性血抜き事件の犯人「吸血鬼(ヴァンピール)」を日本人青年矢吹駆が得意の現象学的推理で追う待望のシリーズ最新作!哲学者ジャック・ラカンをモデルにしたジャック・シャブロルの精神分析論やら聖書のヨブ記など作者が出来る限り分かりやすく説明しようとしてくれており、自分もなんとかすべてとはいわないでも全体的にカケルの推理につながる部分は理解できました(苦笑)ヴァンピールについては途中であの人物以外有り得ないとカケルの推理を待つまでもなく分かったんですが、結末が少しファンタジー的になるとはね(笑)
吸血鬼と精神分析(上) (光文社文庫)
笠井潔吸血鬼と精神分析 についてのレビュー
No.198:
(7pt)

記号を喰う魔女 FOOD CHAINの感想

安藤シリーズ第5弾。凄絶すぎる展開に吐き気を催す程。しかし、そこが浦賀の良さ。
記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)
浦賀和宏記号を喰う魔女 FOOD CHAIN についてのレビュー
No.197:
(7pt)

どんどん橋、落ちたの感想

傑作中編集!サザエさんのパロディには笑えたし、「意外な犯人」ではまんまと騙されました!
どんどん橋、落ちた (講談社文庫)
綾辻行人どんどん橋、落ちた についてのレビュー
No.196:
(7pt)

九杯目には早すぎるの感想

短編とショートショートの取り合わせと皮肉な結末が良い味を出している傑作短編集!特にお気に入りは、「私はこうしてデビューした」、「最後のメッセージ」、「見えない線」、「キリングタイム」。
九杯目には早すぎる (双葉文庫)
蒼井上鷹九杯目には早すぎる についてのレビュー
No.195:
(7pt)

モルグ街の殺人の感想

すべてのミステリはここから始まった!ホームズ、ルパン、ポアロ、明智、金田一・・・と後のすべての名探偵の原点である名探偵オーギュスト・デュパン登場!モルグ街で起きたあまりにも有名な世界初の密室殺人と意外な犯人、本格ミステリのロジックが1作の短編に凝縮された記念碑的作品!今日のミステリシーンがあるのはこの作品のおかげなので正に「神様、仏様、ポオ様」です(笑)
モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)
エドガー・アラン・ポーモルグ街の殺人 についてのレビュー
No.194:
(7pt)

追想五断章の感想

5つのリドルストーリーと22年前の「アントワーヌの銃声」事件が絡み合う「作中作」ミステリモノの傑作!ただ、不満を言うならば少し短くまとまりすぎて読み足りなさが残ったところ。
追想五断章 (集英社文庫)
米澤穂信追想五断章 についてのレビュー
No.193:
(7pt)

幽霊男の感想

あまり知られていない作品ですが、やはり横溝ワールド満載の見逃せない1冊!
幽霊男 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史幽霊男 についてのレビュー
No.192:
(7pt)

赫眼の感想

初の短編集!個人的には電話の会話のみで恐怖を描いた「よなかのでんわ」、本格推理とホラーが見事に融合させた「灰蛾男の恐怖」、鏡に憑かれた男を描いた「合わせ鏡の地獄」が良かった。
赫眼 (光文社文庫)
三津田信三赫眼 についてのレビュー
No.191:
(7pt)

ラグナロク洞「あかずの扉」研究会影郎沼への感想

シリーズ第3作にして最高傑作!嵐の山荘を洞窟でやったのが、良かった。シリーズ最高のドキドキ感!
ラグナロク洞―“あかずの扉”研究会影郎沼へ (講談社文庫)
No.190:
(7pt)

人魚姫 探偵グリムの手稿の感想

中世デンマークの少年「アンデルセン」は、父を亡くした直後に放浪の画家「グリム」と出会う!やがて、海で倒れていた人魚姫セレナを救出した二人は、彼女から半年前に起きた王子殺害事件に王子に片想いしたまま泡となって消えた妹に容疑がかかっているという話を聞かされ-。 「物理の北山」らしい物理トリックも用意されていますが、何より「人魚姫」の存在を上手く歴史的背景に取り入れたストーリーテラーぶりが上手かったです!それと、画家である探偵グリムが絵を描いて事件を整理するというやり方も新鮮でしたね!



人魚姫  探偵グリムの手稿
北山猛邦人魚姫 探偵グリムの手稿 についてのレビュー
No.189: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

鳴風荘事件の感想

綾辻さんが初めて挑んだ「読者への挑戦状」付きの純本格ミステリ!あくまでフェア・プレイで「読者への挑戦状」前に示されたヒントで全ての謎が解けるように書かれているのが良かったです(ひねくれミステリばかり読んでいるもので逆に正統派本格は久々だったので)。個人的には犯人の正体よりも、「なぜ、死体の髪が切られていたのか?」に対するアクロバティックなメイントリックにはまんまとしてやられました!あれは、自分にはちょっと解けないよ綾辻さん(笑)
鳴風荘事件 殺人方程式II (講談社文庫)
綾辻行人鳴風荘事件 についてのレビュー
No.188:
(7pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

ラスト一行の衝撃に拘り抜いた傑作連作短編集!個人的な好みは横溝正史の名作のオマージュとしても読めるいちばん初めに語られる「身内に不幸がありまして」。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
米澤穂信儚い羊たちの祝宴 についてのレビュー
No.187:
(7pt)

トリック狂殺人事件の感想

金総額六億円をかけた雪の山荘での連続殺人ゲームに美人刑事烏丸ひろみが挑む!少し昔のミステリだけど、その時に既にこのような「アンチ本格」な作品が出ていたのに驚く!確かにミステリとして細かいところまでよく練られていて面白かったけど、ミステリ慣れしていない時に読んでいたらもっと楽しめたんだろうなあと思った作品(笑)
トリック狂殺人事件 (光文社文庫)
吉村達也トリック狂殺人事件 についてのレビュー
No.186:
(7pt)

悪魔の寵児の感想

この作品は結構好きです。特にトリックにあれを使うとは!と、驚かされました。
悪魔の寵児 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史悪魔の寵児 についてのレビュー
No.185: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

13人目の探偵士の感想

パラレル英国を舞台に起こる殺人鬼「猫(キャット)」による探偵連続殺人事件!そして、ついには現「探偵皇」の死体が謎のダイイングメッセージを残し密室で発見されたのだ!現場には正体不明の記憶喪失の男が残っていて・・・。 元版がゲームブックだったこともあり、改訂版の本作でも読者は記憶喪失の謎の男になり自らの濡れ衣を晴らすため、異なる3人の探偵たちの中から一人を選んで物語を追っていくという遊び心に溢れた趣向!そして、3人の探偵たちとのそれぞれの捜査が終わった後最後に明かされる真相もまたとんでもないものという快作!
13人目の探偵士 (講談社文庫)
山口雅也13人目の探偵士 についてのレビュー
No.184: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

女王の百年密室の感想

SFと森ミステリィの融合。この世界観、好きです!
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)
森博嗣女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN についてのレビュー
No.183:
(7pt)

凶宅の感想

「禍家」に次ぐ書き下ろしホラー。小学生に戻った気持ちでドキドキぞくぞくしながら一気に読めた!今回もラスト一行がホラー映画のそれでした。
凶宅 (角川ホラー文庫)
三津田信三凶宅 についてのレビュー
No.182:
(7pt)

寄生木の感想

シリーズ最終作。今までで抜群に面白かった。本格ミステリ的展開が良い。ラストも衝撃!
寄生木 (角川ホラー文庫)
長坂秀佳寄生木 についてのレビュー
No.181: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想

これもトリックが凄かった!女優のレオナも登場して、シリーズに幅が出てきました。
暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)
島田荘司暗闇坂の人喰いの木 についてのレビュー
No.180:
(7pt)

猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条の感想

龍姫伝説に彩られた連続殺人・・・を止めるべくお馴染み気弱で頼りなげ、でも事件に対する熱い想いは誰にも負けない女探偵猫柳十一弦と探偵助手を目指す大学生のクンクンが奮闘する待望のシリーズ第2弾!今作は「これから起こるはずの事件」を猫柳が推理し、そのトリックを事前にクンクンと一緒に無効化しいくというものでこれはこれで実験的本格ミステリ趣向として結構楽しめたんですが、タイトルに「失敗」とついてるにしては前回の「後悔」ほど大きなミスでもなかったですし次回はもっと凄い事件が起きて猫柳先生にへこんでもらいたいです(笑)
猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条 (講談社文庫)