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なおひろ さんのレビュー一覧
なおひろさんのページへレビュー数191件
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著者初読み。第50回江戸川乱歩賞受賞作。読了直後は余りに突っ込み所が多い内容に酷評しようかと思ったが、少し気が変わった。タイムリミットサスペンスなのに、その時間の根拠が薄弱なので説得力が無い。洞窟に入る隠された目的と、その手段やその後の犯行、行動、全てが不可思議で納得できない。と、他にも色々有りましたが、24歳で乱歩賞受賞した事を考えれば、精一杯頑張ったと言うべきでしょう。洞窟冒険小説と見れば、主人公達の奮闘や訪れる危機にもある程度臨場感が有ったとも思う。ただ、著者がその後数作しか出せて無いのも事実かと。
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前作より良くも悪くもソフトな感じになっていた。警察学校の話なのだから、余り異常な生徒ばかりだと困りものなんで、この位で良いのかも知れませんが。大絶賛の前作の後ですからねぇ、出しただけでも凄いですが、本作はあまり話題にならなかった様な気がします。残念ながら、結構レベルダウンした感じですね。読み易かったのは良い点だったけど、このままシリーズを続けても…。
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主人公は、漫画家を目指すものの挫折し、似顔絵描きなどして小金を稼ぐ日々。ひょんなきっかけで「法廷画」を書く事になるが、直後に命を狙われる事に。序盤は良かった。何が何だか分からない中更なる事件が起き、サスペンスとして牽引力が有ったと思う。しかし途中からは、フラグが立つと想定される方向へ向かう感じで、ラストの山場までやや凡庸な展開で緊張感に欠けて終わった印象。メインの謎も分かった様な分からない様なオチで、ミステリーとしても微妙な出来かと。「法廷画家」のお仕事小説としては興味深く、そこは面白かったですけどね。
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何とも珍妙な作品。結婚式当日に挙式会場から花嫁がウエディングドレスのまま失踪する。姿を消した妻を探し、主人公は日本各地を訪ね歩きます。そこに絡んで来る人達も癖のあるキャラが多く、感情移入出来る人物は居なかったかと。事件の真相が全て分かった後、首をかしげてしまった。発表は1988年、新書版ノベルズの全盛期。2時間サスペンスの原作になる様な物を、と言う発注だったのかも知れません。いずれにせよ、とても成功している作品とは思えないですが、女性達の過酷な過去や少女の残酷さに作者の特徴は感じる事は出来たかな。うーん。
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著者デビュー作であるが、中々思い切った内容。色々不満はあるが、一番は主人公のキャラでしょうか。こんなに独善的で周りの迷惑を考えない人は好きになれない。終盤の出来事も自業自得と思えてしまう。まあ分かりますよ、主人公の設定を素人にした場合、犯罪捜査に絡ませる為には強引じゃないと無理だからね。それにしても酷い事件で救いが無い。障碍者への性的虐待では、エンターテイメントとして楽しめないでしょ?。社会派としては、問題提起は良いが苦悩が伝わらない、雑なんだな。「佐方シリーズ」や「孤狼の血」には有った品格が無い、残念。
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私が生まれた年に起きた歴史に残る大事件、三億円事件。ミステリー作家5名(下村敦史、呉勝浩、池田久輝、織守きょうや、今野敏)による競作アンソロジーです。初読みさんは、池田氏、織守氏の2名。事件に真正面から行ったのは下村氏のみで、呉氏は斜めから、他はスカしばっかりで好みでは無かった。未解決事件になったのが不思議な位、目撃者や証拠が多く有ったのですねぇ。何か裏が有りそうだ、と想像できるのがこの事件の魅力なのでしょうが、流石に50年も経つと諸説も出尽くした感が有るのかな?。結構気に入ったのは、呉氏の作品でした。
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ノベルズ版発売時に読んでいるので、23年振りの再読。当時余りに衝撃的だったので、犯人は忘れられない。しかしそれ以外はすっかり忘れていたので、動機、その他トリックは初読の感覚で楽しみました。ユーモア交じりに書かれてあり、ページ数の割にはスラスラ読めます。ただ、最大のオチを知った上での再読はやはり勿体無いかなぁ。フェアかアンフェアか?、犯人、トリック、動機に納得出来るか?。初読の皆さんの感想が聞きたい。
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警視庁文書捜査官シリーズ第1作。このシリーズを読むのは始めてだが、警視庁殺人分析班シリーズと何となく感じが似ているのは、作家性と言う事なのかな?。やはり本格推理のテイストは無く、地道な捜査と強引なこじ付けでストーリーは進みます。ただ、文章は読み易く、キャラクターにも好感が持てましたので、出張のお供にには丁度良かった。ドラマは未見なので、機会が有れば観てみたいですな。
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阿南シリーズ第一作。何気なく読んだ「無伴奏」が凄く良くて、遡って読んでみたいと思った。が、売れて無いんだろなぁ、古書で探すのに丁度1年かかりました。内容は青春ミステリー(成長譚と言う意味で)、もしくは変格ハードボイルド(主人公がブレるんで)、と言う感じであるが、いずれにしても雰囲気が暗い。何せ阿南が変人過ぎて怖いよ、考え方が独特過ぎる。ミステリーとしては結構派手で結構ざっくりしてる、本格では無いかな。つまり本作の魅力は、阿南のキャラに尽きる。気持ち悪いが目が離せない男、シリーズを追いかけ変化を見てみたい。
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第57回直木賞(昭和42年上期)受賞作。元刑事を主人公とした正統派ハードボイルド。タイトル通りに、凄まじい執念で犯人を「追いつめる」姿が描かれています。ただ、私には余りハマらなかったです。主人公のキャラに優しさやユーモアがほぼ無く、身勝手な執念のみが強調されている様で感情移入出来なかった。ストーリーはミステリー的な仕掛け、どんでん返しも含め悪く無かったと思います。しかし、このタイプの作品はキャラが重要なんでねぇ、好みの問題なんでしょうけど。芸能(興行)とヤクザが一体の時代の話、今読むと逆に新鮮やね(笑)。
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烏賊川市シリーズ3作目。久しぶりのこのシリーズでしたが、会話を含めたユーモア部分をメインに楽しみました。本格部分は、メイントリックが分かれば犯人が特定出来、まずまずフェアだったかな。動機に関しては…ちょっと微妙。価値観は人それぞれだけど、殺すまでの物ですかねぇ。全体的には探偵役が二組居るせいか、話が少々長かった感じはした。ただ、ユーモアが空回りし過ぎず(多少はすべるけどねー)、本格推理としても納得出来る作品は、貴重。今後も読み続けて行きます、面白かった。
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警視庁殺人分析班シリーズ2作目。んー、読み易いな。それからー...他には特に無いなぁ。本格ミステリーとは言えないです、純粋に論理では解けないから。警察小説としては、少しづつ手がかりを繋げて真相に迫る感じは出ていたかも知れません。まあ、今作はあまり事件が面白く無かったのが残念だった、前作の方がまだ良かったかな。本シリーズは、塔子を中心としたキャラクター小説として楽しむべきだと思います。なので、今後もっとメンバーの魅力ある個性が発揮される事を期待したい。
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