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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧

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レビュー数103

全103件 21~40 2/6ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.83:
(6pt)

おやすみラフマニノフの感想

ミステリーというよりも青春音楽小説に日常の謎が少しだけ組み込まれた感じのお話でした。
前作が面白かったので期待値が上がっていたこともありますが、
可もなく不可もなくといった内容でした。
音楽の専門用語が多くて演奏パートは正直読みにくかったです。
キャラ立ちはしているので次回作に期待です。
おやすみラフマニノフ (宝島社文庫)
中山七里おやすみラフマニノフ についてのレビュー
No.82: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

ホワイトアウトの感想

何故ここまでこの作品の評価が高いのか正直わかりません。
雪山の持つ過酷な描写は文句なしで特筆ものだと思います。
コメディ路線でのストーリーであれば非現実的なスーパーマンストーリーも楽しめるのですが、
この作品はシリアス路線のストーリーであるため主人公富樫の現実離れしすぎた行動が私は受け入れられませんでした。
更にもう一点残念なのが笠原の扱いに疑問が…。
冒険サスペンスとして素直に楽しむべき小説だと思いますが、
精神力と体力勝負ではなくて頭脳戦にして欲しかったというのが本音です。
ホワイトアウト (新潮文庫)
真保裕一ホワイトアウト についてのレビュー
No.81:
(4pt)

星降り山荘の殺人の感想

賛否の分かれそうな作品だと思い、読了後に感想を開いたら案の定真っ二つですね。
クローズドサークルの高評価作品だと期待して読んだのですが…
全体に無駄話が多く中だるみする上、
トリック・動機ともにスッキリしませんでした。

▼以下、ネタバレ感想
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新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)
倉知淳星降り山荘の殺人 についてのレビュー
No.80:
(6pt)

デパートへ行こう!の感想

多視点群像劇のドタバタコメディ作品。
登場人物が多く視点の切り替わりに法則がないので少し読みにくいですが、
コメディ作品として読めば先の方も書かれていましたが、
三谷幸喜作品風で楽しめると思います。
リアリティの全く無いご都合主義や先の読める展開は作者の計算のうちだと思われるので、
読後感も悪くなくスペシャルドラマを見ているつもりで読めば良いと思います。
デパートへ行こう! (講談社文庫)
真保裕一デパートへ行こう! についてのレビュー
No.79:
(6pt)

死神の浮力の感想

死神の精度の続編。
前作は連作短編でしたが、今作は長編となってます。
前作が非常に面白かったので期待して読んだのですが…。
残念ながら前作に軍配が上がると言わざるを得ません。
キャラの設定上短編形式の方が合っているのでしょう。
主人公のキャラは好きなので、次回作に期待です。
死神の浮力
伊坂幸太郎死神の浮力 についてのレビュー
No.78: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

連続殺人鬼 カエル男の感想

出版社は何故このタイトルに変更したのでしょう?
元のタイトルである『厄災の季節』の方が数段良かったのでは?
と思ってしまう程タイトルのせいで台無しにされた気がします。
ラストの畳み掛けは上手かっただけに非常に残念でした。
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
中山七里連続殺人鬼 カエル男 についてのレビュー
No.77:
(6pt)

消えない夏に僕らはいるの感想

ミステリーと言うよりは青春群像劇のライトノベルです。
5人の登場人物のそれぞれの視点から描かれていますが、
キャラ設定がしっかりしているので読みやすいです。
人間関係の微妙な描写は非常に良いのですが、全体的に淡泊な印象でした。
消えない夏に僕らはいる (新潮文庫nex(ネックス))
水生大海消えない夏に僕らはいる についてのレビュー
No.76:
(6pt)

盤上の敵の感想

高評価作品だったのですが、自分には少し合わなかった感じです。
メイントリックの構成は鮮やかで思わずうならされたのですが、
少しご都合主義過ぎると思ってしまいました。
タイトルからの連想で勝手にもっとチェスっぽい話を想像していたのもいけなかったようです。
盤上の敵 新装版 (講談社文庫)
北村薫盤上の敵 についてのレビュー
No.75:
(6pt)

博士の愛した数式の感想

80分しか記憶がもたない博士と、家政婦、家政婦の息子の、切なくて美しい物語。
友愛数に完全数といった私のように数学にあまりなじみのない人間にもわかりやすい数字を絡めた話に、
上記の三人がうまくからめられていて読みやすい物語でした。
ただ個人的には高評価の作品だったため期待度が高すぎたのか少し物足らない印象。
通勤中とかではなく、のんびり優しい気持ちで読むべき作品かもしれません。
博士の愛した数式 (新潮文庫)
小川洋子博士の愛した数式 についてのレビュー
No.74:
(6pt)

疫病神の感想

疫病神シリーズの第一弾。
高評価のシリーズだったので期待して読んだのですが…少しハードルを上げすぎてしまったのかもしれません。
二宮、桑原の疫病神コンビのやりとりは非常に楽しかったです。
今作は私にはいまいちハマりませんでしたが、次回作に期待です。
疫病神 (新潮文庫)
黒川博行疫病神 についてのレビュー
No.73:
(5pt)

ガールの感想

可もなく不可もなくの女性が主人公のごく普通の短編集。
伊良部シリーズのイメージで読んでしまうとかなり物足りない印象でした。
ガール (講談社文庫)
奥田英朗ガール についてのレビュー
No.72:
(4pt)

レディ・ジョーカーの感想

複数の事件が繋がりが有るような無いような感じで同時進行で物語が進んでいきます。
話が非常に長いうえ登場人物が多く人間相関がわかりにくかったため中々物語に入り込めませんでした。
物語はさすがに良くできていると思いますが、いくつかの伏線回収ができていないため、
ラストがどうしても腑に落ちませんでした。
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)
高村薫レディ・ジョーカー についてのレビュー
No.71:
(5pt)

夏服パースペクティヴの感想

消失シリーズの第二弾。
前作が傑作だっただけに比較すると正直少し残念な内容。
前半が無駄に長い上読みにくいです。
あれもこれもと詰め込みすぎた結果、全体がぼけてしまった印象です。
かなりフェアなパズラー作品なのに惜しい気がしました。
前作同様主人公である樋口真由のキャラは際立っているので次回作に期待です。
夏服パースペクティヴ (角川文庫)
長沢樹夏服パースペクティヴ についてのレビュー
No.70:
(6pt)

疑心 隠蔽捜査3の感想

隠蔽捜査シリーズの第三弾
作者の冒険心満載の作品と言えるのではないでしょうか?
個人的な感想で言えば主人公の竜崎には完全無欠のキャリア官僚でいて欲しかったので、
ぶれさせないで欲しかったのが本音です。
メインストーリーも展開が読めてしまうので作品単体でみれば物足りなさが残りました。
ただシリーズとして考えればこういう話があっても良いのでは?とも思います。
相変わらず奥さんのかっこよさがキラリと光りますね。
次回作も是非読みたいと思います。
疑心: 隠蔽捜査3 (新潮文庫)
今野敏疑心: 隠蔽捜査3 についてのレビュー
No.69: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

奇面館の殺人の感想

仮面をかぶるという設定、館の雰囲気と待ちに待った館シリーズの正当続編という感じでした。
ただ、仮面の種類と人物が中々一致せず、誰がしゃべっているのかわかりにくく正直読みにくかったです。
また事件が発生するまでが長くてまわりくどい気がしました。
真相にいたってはさすがの綾辻さんそう来たかぁと唸らされました。
面白かったのですが、どうしても館シリーズだけに期待が高くなってしまうぶん少し厳しい評価になってしまいました。
奇面館の殺人(上) (講談社文庫)
綾辻行人奇面館の殺人 についてのレビュー
No.68:
(6pt)

ユリゴコロの感想

好みの分かれる作品だと思います。
前半のノートにつづられた告白文に描かれるサイコな描写は、
個人的には好みではないものの圧倒されるものがありました。
それだけに後半のなんとなく読めてしまう展開が少し残念な気がしました。
ユリゴコロ (双葉文庫)
沼田まほかるユリゴコロ についてのレビュー
No.67:
(5pt)

凍える牙の感想

直木賞受賞のベストセラーなので期待していたのですが…。
疾風と貴子が疾走するシーンこそ良かったものの、
そこに至るまでの過程と犯人像が薄くていまいち印象に残りませんでした。
凍える牙
乃南アサ凍える牙 についてのレビュー
No.66:
(6pt)

孤島パズルの感想

学生アリスシリーズの第二弾で前作よりも出来は良いと思います。
本格物のお手本のような作品だと思います。
動機がはっきりとしているため犯人の見当がつきやすいため、
フーダニットよりもハウダニットを楽しんだ方が良いと思います。
論理的解答は納得でしたが、いまいち登場人物に魅力を感じませんでした。
双頭の悪魔を読む前にこちらを読んだ方が良かったと思いました。
孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
有栖川有栖孤島パズル についてのレビュー
No.65: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

久々の本格物でした。
クローズドサークル物としての設定や展開はスリリングで楽しめました。
作者のエラリー・クイーンに対する敬愛が文章のいたるところに感じられます。
登場人物が多すぎて少し読みにくかったです。

▼以下、ネタバレ感想
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月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
有栖川有栖月光ゲーム Yの悲劇'88 についてのレビュー
No.64:
(4pt)

踊るジョーカーの感想

本格というよりもバカミスに近い気がします。
『見えないダイイングメッセージ』は悪くなかったのですが、
全体を通じてトリックがいまいちな感じです。
もう一点残念なのが気弱な探偵という設定を生かし切れていないので、
普通の探偵でも良い気がしてしまいました。
読みやすいので、気楽に暇をつぶしながら読むにはよいかもしれません。
踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)
北山猛邦踊るジョーカー についてのレビュー