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Hidezo さんのレビュー一覧

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レビュー数74

全74件 41~60 3/4ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.34:
(7pt)

キネマの神様の感想

この物語は映画好きの爺さんが書いたブログから始まる奇跡と感動の話で、いかにも邦画が好みそうな感じです。
僕は名画をわざわざ観るような映画ファンではありませんが、映画は映画館でみるべきだと思っています。
大画面の迫力、音の迫力がなければ、映画の面白さは半減でしょう。
みんな、映画館へ行こう!

▼以下、ネタバレ感想
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キネマの神様 (文春文庫)
原田マハキネマの神様 についてのレビュー
No.33:
(7pt)

母性の感想

湊かなえ、ならではの作品です。
自分の母が娘の犠牲になったことに納得出来ない母と、母に愛されたいのに表現の仕方が分からない娘。
お互いが思いを伝えればいいだけなのに、親子だからこそ方法が分からない。
そんなすれ違いの中で、二人の大事な人が死んだ真相が明らかになっていきます。
こんな風に、自分を殺して生きている人ってたくさんいるのでしょうね。
母性
湊かなえ母性 についてのレビュー
No.32: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

連続殺人鬼 カエル男の感想

ミステリーに慣れてくると、「きっとこうなんだろう」なんて、結末を予想してしまう。
良い作品は、そんな考えも起きないくらいに物語に引きこまれるのだが、
この作品は、ちょっと入り込めない自分がいて物語を客観視してしまった。
「格闘シーンが長すぎ」とか、「市民の混乱がくどい」とか、時々感じる場面があって、欲張って盛り過ぎた感が否めない。
そして、何より、あの作品を思い出してしまう。
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
中山七里連続殺人鬼 カエル男 についてのレビュー
No.31:
(7pt)

アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子の感想

一番気になっていた八神瑛子の旦那さんに関する真相が、まさか、つづく・・・とは。

アウトバーン<br>組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫 ふ 21-1)
No.30:
(7pt)

望郷の感想

簡単に言うと、閉鎖的な島のもめごとを題材にした短編集。
島でしか生きられない人たちの諦めや妬み、卑屈といったNegativeな感情が盛りだくさんです。
でも引くほどのいやーな気持ちにはなりませんので安心を。
短編どうしに関連が隠れていると、僕の好みだな。
望郷
湊かなえ望郷 についてのレビュー
No.29:
(7pt)

凍原の感想

弟の失踪と殺人事件。
戦後の北海道の混乱。
いろんなことが絡みあって、最後はすっきりとまとまる。
人間ドラマが細かく描写されており、話もすごく良いと思う。
でも、頭に入ってこなくて、ページが進まないんです。
なんだか国語の教科書を読んでるような感じ・・・
好みの問題と思います。
凍原 (講談社文庫)
No.28:
(7pt)

シャドウゲームの感想

恋人の死によって偶然手に入れた楽譜。
単純に楽譜の作者を見つけたい。それだけなのに、楽譜の秘密によって危険な世界に巻き込まれます。
楽譜に秘められた謎とは?
話は単純で面白いです。でも、平均的で驚きはない結末。
サスペンスものが好きな人は、「面白かった」で終わるのでしょうが、
それほどでもない人には、「ふーん」という後味でした。
シャドウゲーム (角川文庫)
大沢在昌シャドウゲーム についてのレビュー
No.27: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

四季 冬の感想

精密機械のよな四季博士の、弱い部分が表現された作品だと思います。
すべてが分かってしまうことに生きる意味を見失い、心の奥で、普通の人間のように泣いて笑って生きることを望んでいたのかもしれません。
本のほとんどが結論のない自問自答で、コアなファンはそこを評価するのかもしれませんが、ぼくにはちょっと・・・
気になる四季博士の今も、何かを暗示させるような終わり方で、ちょっと不完全燃焼。

四季 冬 (講談社文庫)
森博嗣四季 冬 についてのレビュー
No.26:
(7pt)

大絵画展の感想

絵画ネタは好きなので、時々入るゴッホのプチ情報がいい。
美術界と日本経済の闇をうまく絡めたストーリーも面白かったです。
ただ登場人物が多くて、僕の許容範囲を超えていました。誰が誰だか分からなくて。
個人の問題ですみません。

大絵画展 (光文社文庫)
望月諒子大絵画展 についてのレビュー
No.25:
(7pt)

リカーシブルの感想

過去のこと、未来のことを、何故か弟が知っている。
複雑な家庭環境の姉弟間で起こる不思議な現象と、地方に伝わる逸話・風習が絡んだミステリーです。
サイコな話かと思いきや、素直なミステリーでした。
ちょっと昭和チックでした。
リカーシブル (新潮文庫)
米澤穂信リカーシブル についてのレビュー
No.24:
(7pt)

鍵のない夢を見るの感想

ダメな男と分かっていながら離れられない女。
平凡な日常を過ごす女達を見下している女。
そんな辻村作品によく登場する女を取り巻く事件のオムニバス。
辻村先生の書く文章はとても好きだけど、内容は好き嫌い別れるだろうね。

鍵のない夢を見る (文春文庫)
辻村深月鍵のない夢を見る についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

チェーン・ポイズンの感想

そういうタイプの小説だと思っていなかったので、最後、「えっ!」と思ってしまいました。
毒薬をセールスしている犯人は誰なのか?
子供の家はどうなるのか?
そして、おばちゃんは・・・なんて純粋に読んでいたら・・・
いや〜、そういうジャンルなんですね。
結構好きです。

チェーン・ポイズン (講談社文庫)
本多孝好チェーン・ポイズン についてのレビュー
No.22:
(7pt)

オーダーメイド殺人クラブの感想

特殊で異様な世界を描いているかの様で、ずっと共感できませんでした。
雰囲気は、「凍りのくじら」のよう。
まわりを見下して、自分だけ外から一般人を見下しているかのような「私」。
でも、「自分の世界で手一杯で、人のことが見えず、人の話を聞かない、考えることと人をバカにすることだけ一人前」の「私」は、誰でも一度は通る、普通の世界の普通の「私」なんですね。
他の作品のような、クライマックスへの加速度的な展開は感じなかったですが、最後は震えました。
ちょっと、グロ表現が多くて子供には勧められないかな。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)
辻村深月オーダーメイド殺人クラブ についてのレビュー
No.21:
(7pt)

夜の国のクーパーの感想

人間の根底にある醜さと優しさをテーマに、日常と非現実的な世界が錯綜しながら話が進む。
杉が「さなぎ」になって、脱皮して暴れだすなんて、クーパーとは何者なのか?
透明になったクーパーの戦士はどうなるのか?
その中で、妻に浮気されて迷い込んだ男がどんな役割を果たすのか?
突拍子もない設定は作者独特で、でも、その突拍子もない設定の結末が気になってしょうがありません。
最後は爽やかに終わろうとするのも作者らしいのですが、設定がさすがにファンタジー過ぎたかな。

夜の国のクーパー【新装版】 (創元推理文庫)
伊坂幸太郎夜の国のクーパー についてのレビュー
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

火の粉の感想

正統派サスペンスです。
殺人事件で無罪判決を受けた武内が隣に引っ越してきてから、梶間家がおかしくなります。
巧妙な罠に崩された家庭に、読者も、「いつの間に?」なんて思うかもしれません。
人物の背景や心理が丁寧に描かれており、いろんな出来事がドラマを見ているかのように思い描けます。
武内は被害者なのか、加害者なのか?
結末が気になって途中で止めれませんでした。
火の粉 (幻冬舎文庫)
雫井脩介火の粉 についてのレビュー
No.19:
(7pt)

みんな邪魔の感想

オタクも市民権を得た今日このごろですが、
オタクから抜け出せないおばちゃんたちの怖さというか、気味悪さというか、
読んでいて気持ち悪かったです。
連続殺人をめぐるミステリーとしては面白かったのですが、生理的にちょっと・・・

みんな邪魔 (幻冬舎文庫)
真梨幸子みんな邪魔(更年期少女) についてのレビュー
No.18:
(7pt)

異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵の感想

前作を気に入ったので買いました。
今回も、絵画と図像学の話に期待していたのですが、
千景と透磨の話が割り込みすぎて、肝心の事件の事が薄っぺらく感じました。
でも、隠されている過去の事が暗にほのめかされたいたりして、続きが気になります。

異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵 (集英社オレンジ文庫)
谷瑞恵異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵 についてのレビュー
No.17:
(7pt)

絶望ノートの感想

同一クラスで起きる死亡事故に殺人、自殺。
誰がどんなふうに関わっていたのか、日記形式で読み進めるうちに真実が分かってきます。
なかなか凝った趣向だと感心ながらも、全く爽快感がないし、話の内容に面白みもない。
こんな感じの作風なのかな?
絶望ノート (幻冬舎文庫)
歌野晶午絶望ノート についてのレビュー
No.16:
(7pt)

硝子の葦の感想

大人のサスペンスって感じの作品です。
虐待された大人がいて、虐待されている子供がいて、
こういった歪んだ世界で生きている人たちの、利害関係がもたらす事件の真相。
面白かったけど、なかなかページが進まなかったのは、作品の重苦しい雰囲気のせいかな。

硝子の葦 (新潮文庫)
桜木紫乃硝子の葦 についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

往復書簡の感想

湊かなえの定番で、読んでいて安定感があります。
これといった驚きはありませんが、情報を小出し小出しにして読者を引きつける手法は流石です。
普通に面白かった。

往復書簡
湊かなえ往復書簡 についてのレビュー