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アルバトロス さんのレビュー一覧

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レビュー数119

全119件 101~119 6/6ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.19: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

伊坂ミステリーの真骨頂

この本は、伊坂さんの本の中でも比較的ミステリー要素が高い本だと思います。
物語の序盤から、主人公の周囲の人々の行動の不可解さに疑問がつのっていくのですが、そういったもやもや感を、いつもの伊坂節と見事な技巧が吹き飛ばしてくれます。
映画化もされた作品ですが、まず映画を観る前に、原作を見てほしいですね。

▼以下、ネタバレ感想
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アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂幸太郎アヒルと鴨のコインロッカー についてのレビュー
No.18: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

死神っぽくない死神

死神と聞いて、鎌を持ったなにかだと思ってしまったので、読み始めて普通のおじさんだとわかって、少し自分が恥ずかしくなりました。
内容は、1人の死神の視点から様々な人間の死を見てゆく。というものでしたが、決して暗くて陰惨な雰囲気はなく、いつもの伊坂節も炸裂で、落ち着いたいい作品になっています。また、短編集なのでさくさく読み進めることができ、本当にあっという間に読み終わりました。そういう意味では、気軽に買って読める本であると思います。
死神の精度 (文春文庫)
伊坂幸太郎死神の精度 についてのレビュー
No.17:
(9pt)

終末のフールの感想

もうすぐ世界が破滅する――。
「でもそんなこと言ったってしょうがないじゃないか。生きてるんだから」
そう言われた気がします。
まさかこのタイトルで「楽しい」小説を読めるとは思っていませんでした。重い雰囲気になりがちな設定なのに、終焉を迎えようとしていて、それでも生きる人間のそれぞれの生き様が、決して悲惨さを感じさせない軽妙な文章で描かれています。
一家に一冊必須の本です!
終末のフール (集英社文庫)
伊坂幸太郎終末のフール についてのレビュー
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

父親の意地!?

まず目についたのは設定の面白さです。正直言ってぶっとんでます(笑)
しかしそれが決して嫌ではなく、むしろ読んでくうちにその設定の良さを感じていくのが伊坂作品のすごいところだと思います。また、各登場人物たちがそれぞれ性格がはっきりと違うので、読み手によって好きな人物が変わると思います。それもまた、良いところではないでしょうか。
オー!ファーザー
伊坂幸太郎オー! ファーザー についてのレビュー
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マリアビートルの感想

序盤はいつもの伊坂節が少ないように感じましたが、後半、怒涛の展開とともに伊坂ワールドに見事に引きづり込まれました。いつもながら、伊坂さんは群像劇を書かれるのが本当に巧いと感じました。

▼以下、ネタバレ感想
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マリアビートル (角川文庫)
伊坂幸太郎マリアビートル についてのレビュー
No.14: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

レビューを読んではいけない

とにかく自分で買って読んで下さい。それが必ず、一生とっておきたい本になるはずです。
イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー
No.13:
(7pt)

いっぺんさんの感想

個人的な見解から断言しますと、朱川さんはミステリー作家ではないと思います。少なくともこの作品はミステリーではありません。そのため「ミステリーが読みたいんだ!」という方は、そういった期待はしないほうがいいと思います。
しかし朱川さんは本当に人間描写・心情描写に長けた方だと、この作品でも感じることができます。どこかせつない、けど優しくて温かくて、じんわり心に染みていく――。こういった作品を書ける作者さんは、本当に数少ないと思います。なので個人的にはもっと有名になってもおかしくない作家さんだと思うのですが――。
なんだか作家批評になってしまいましたが、心温まる作品とちょっとした恐怖を味わいたい方は、この作品をお薦めします。
いっぺんさん (文春文庫)
朱川湊人いっぺんさん についてのレビュー
No.12:
(9pt)

ハッピーエンドにさよならをの感想

歌野ワールド全開の短編集です。気持ちのよい作品など皆無です。心が多少荒んでもいいと感じる方のみ、読むことをお薦めします。
ハッピーエンドにさよならを
歌野晶午ハッピーエンドにさよならを についてのレビュー
No.11: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

秘密の感想

本を読んでいて泣いたのは、後にも先にもこれきりだと思います。ミステリーっぽさはあまりないですが、一つの作品として、一読しておきたい本です。
秘密 (文春文庫)
東野圭吾秘密 についてのレビュー
No.10:
(1pt)

死亡フラグが立ちました!の感想

設定は面白いのですが……。正直言って「このミス大賞シリーズ」という帯につられた感が否めません。購入したことを後悔させられました。
死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)
七尾与史死亡フラグが立ちました! についてのレビュー
No.9: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クリムゾンの迷宮の感想

ゲーム感覚で読むことができる作品です。そしてミステリーというよりは「娯楽ホラー小説」だと思います。
設定がとても面白く、読んでてすっかり引き込まれました。ラストには賛否両論あるかもしれませんが、私個人としては、中身が面白かったので気にしていません。軽い気持ちで読んでいただきたいです。
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
貴志祐介クリムゾンの迷宮 についてのレビュー

No.8:

ZOO〈1〉 (集英社文庫)

ZOO

乙一

No.8:
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

『乙一』という作者の「らしさ」を堪能できる一冊

短編の上、凝った表現がないため、非常に読みやすいです。
しかしこれほど作者の魅力が詰まった作品も珍しいと思います。どの作品も随所に著者の「らしさ」が発揮されており「次の作品はなんだろうな」とワクワクさせてくれます。
そういう意味では「乙一さんの作品を読むのは初めてだ」という方にお薦めするといいのかもしれません。もし気に入った作品があれば、他の「GOTH~」なども読むといいでしょうし、ないならばその方の肌には著者の作品は合わないのかもしれません。
ちなみに私が特に気に入ったのは『SEVEN ROOMS』『神の言葉』『冷たい森の白い家』の三作品です。どうでもいいかもしれませんが…
ZOO〈1〉 (集英社文庫)
乙一ZOO についてのレビュー
No.7: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

1/2の騎士の感想

初野さんといえば、『ハルチカシリーズ』というイメージが私の中ではあるのですが、この作品は著者の新たな代表作になったのではないかと思います。
この作品の魅力は、とにかく「面白い!」と何の疑問もなく感じることができるところです。ですから、読後はすっきりした、すがすがしさを感じるのではないでしょうか。ミステリーとしての完成度も高く、大満足の本でした。
唯一のネックは値段の高さかもしれません。文庫本でも900円を超えるのは、他の文庫本と比べると高いように思われます。しかし、それを払って余りある楽しさが、この作品にはあります。まず後悔することはないでしょう。
1/2の騎士 (講談社文庫)
初野晴1/2の騎士 についてのレビュー
No.6:
(10pt)

砂漠の感想


▼以下、ネタバレ感想
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砂漠 (実業之日本社文庫)
伊坂幸太郎砂漠 についてのレビュー
No.5: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

著者の新領域

綾辻さんが学園物ホラー? という驚きとともに読んだ作品です。そして読んだ後、もう一度驚かされました。長さを感じさせない圧倒的な筆力、読者を息もつかせぬ状態に陥れる技巧、そしてミステリーとしての完成度、どれをとっても最高の一言です。
漫画化・アニメ化・実写化と、様々なメディアミックスを見せており、そちらのほうにも期待しています。

Another
綾辻行人Another(アナザー) についてのレビュー
No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

屍鬼の感想


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屍鬼〈5〉 (新潮文庫)
小野不由美屍鬼 についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

悪の教典の感想


▼以下、ネタバレ感想
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悪の教典 上
貴志祐介悪の教典 についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

繊細な人間の心情を見事に表現した傑作ミステリー

本書を読む前に、まず著者の前作「七つの海を照らす星」を読むことを薦めます。内容としては、決して前作を読まなくてはならない類のモノではありませんが、引き続き出てくる登場人物がいるからです。
この作品はミステリーでありながらも、登場人物たちの人間模様や、心情などが特にきめ細やかに描き表わされています。そのため「普段はミステリーを読まない」といった方でも、大変読みやすい作品だと思います。表紙も綺麗ですし。
もちろん、だからといってミステリーの良さが消えていることはありません。むしろ心情描写によって、よりそれが引き立って、本当に素晴らしい傑作ミステリーに仕上がっていると思います。
ですからこの本は、広い世代のさまざまな方に絶対に一読していただきたい作品であると思います。
アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)
七河迦南アルバトロスは羽ばたかない についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

それぞれの告白に驚愕!

衝撃作。これほど心をえぐる作品は二度とない。何度でも読み返すことだろう。
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
湊かなえ告白 についてのレビュー