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水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数122件
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東川さんのシリーズ物は2作目からが本番。コメディパートに伏線を巧みに隠し解決パートで構築する技法は前作よりも遥かに噛み合っている。ダイイングメッセージの使われ方が独特だった「魔法使いと死者からの伝言」と、傘のロジックに爽快感があった「魔法使いと傘の問題」が個人的ベストです。
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<小市民>シリーズ第2弾。各章で張られた伏線が鮮やかに収斂し、ビターな結末、そこから後シリーズへの転換となっています。1章の倒叙ミステリ風日常の謎と、エピローグで全てを収束するロジックは特に秀逸でした。
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泡坂妻夫さん2冊目の読了。長編の中に短編集が挿入されている。ただし奇をてらっているわけではなく、作中作も単独で面白く、解決編で効果的に使われている。ロジカルな消去法的推理も自分好みでした。奇術好きならより楽しめると思います。
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明治・大正・昭和初期を舞台とし、花の名前と心中をモチーフとした作品集。「藤の花」・「桔梗の宿」・「戻り川心中」が個人的ベストです。
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作者の遊び心とフェアプレイの精神が発揮されている「薔薇荘殺人事件」と、アリバイ工作と解決編での手紙のやりとりも面白い「砂とくらげと」が個人的ベストです。
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鬼貫警部との共演がある「呪術再現」と、状況設定と密室トリックが秀逸な「赤い密室」が個人的ベストです。
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数学ミステリ第3弾。今回はストーリーの進行に重点を置き、数学の難易度を上げてミステリの難易度を下げている(「プラトン「立体城」殺人事件」は例外)印象で、過去2冊とも違う書き方をしていて面白かったです。「プラトン「立体城」殺人事件」と「武田斐三郎の街で」が個人的ベストです。
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数学パズラー第2作。今回はトリックより論理に重きを置いているように感じました。長谷川千夏、キューティー・オイラー初登場など登場人物が出揃ってくる。個人的ベストは細かな伏線が華麗に収束した「麗しのルイ嬢」、「不思議の国のアリス」、に数学的アレンジを加えた快作「不思議の国のなぎさ」です。
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会話のテンポがいい。全話との微妙なリンクの仕方も面白い。「僕の舟」が個人的ベストです。
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青崎有吾さん初の日常の謎短編集。「針宮理恵子のサードインパクト」・「その花瓶にご注意を」が個人的ベストです。
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超常現象に対して、人為的なものがである可能性がすべて排除されれば、その原因を人外のものとしてその法則や発生機序を推理していくオカルト+本格ミステリ。個人的ベストは「一歩ずつ進む」と「ナナカマド」ですです。
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使われている漢字などは当時の物だが内容は古さを感じさせない。日常の謎短編集ではあるが殺人事件が起こる話もある。穏やかで流麗な文章で謎と解決が綴られている。「指輪」が個人的ベストです。
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東川篤哉がトリック派のユーモア本格の書き手なら、滝田務雄はロジック派のユーモア本格の書き手であると思う。個人的ベストは表題作と「偶像は落ちた偶像に落ちた」です。
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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古野まほろ3冊目。これが有名な多国語ルビを多用する文章、慣れるまでにかなり時間を要したが慣れると序盤ほどの読み辛さはなくなった。探偵小説→青春小説→探偵小説→伝奇小説...超展開に読了後は茫然となってしまったが中~後半の推理合戦の臨場感は楽しめた。
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併録の「蝙蝠と蛞蝓」が良かった。
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意外だったのは推理よりもサスペンス要素の比重が置かれている事。犯人がかなり早い段階で特定される事。ホームズの多芸ぶりが前作「緋色の研究」より強調されている。
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米澤穂信さんがこの表題作を題材にした短編を時々書かれるので読んでみた。安楽椅子探偵物のロジックにおいて、結論Aを導き出しただけではB・Cを否定したことにはならないという弱点がある。それでも導き出された解答に感心してしまうのは緻密な論理による検証・別解潰しによる説得力による物である。議論を重ねて謎を解いていく展開は読んでいて楽しい。
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怖いというより、重い。日本の作家でいうなら綾辻行人+湊かなえといった感じ。挿入される記事によって展開が暗示されているのがより一層恐怖感を高めている。
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途中まで読みづらさと終着点のみえなさで挫折しかけたが、読み終わってみるとかなりテクニカルなアンチミステリにしてメタミステリだった。古典を持ち上げたがる事に対する皮肉の様な事が描かれていたのには笑えたし、好きな作家の名前が出てきたのはちょっと嬉しかった。あそこの超展開で終わってたら壁に投げつけ(比喩表現)る所だったがそれは幸い避けられた。
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コン・ゲーム、パズラー、スポーツ、ホラー、SF、スラップスティック…まさにタイトル通り多岐にわたる粒ぞろいの短編集。「謀」の章と「驚」の章が特に面白かった。
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