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犯人に告ぐ



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犯人に告ぐの評価: 4.02/5点 レビュー 176件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21~29 2/2ページ
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No.9:
(3pt)

少し残念な…

雫井 脩介氏の作品で初めて読んだのがこれ。帯の「犯人よ、今夜は震えて眠れ」(うろ覚えだけど…)という言葉に惹かれて買った。これもまぁ、私の悪癖の一つが手にさせた一冊。
正直に言うと、話の中心が微妙にずれているように感じた。後半に強く押し出される、主人公がトラウマを自ら超えてゆく過程は、確かに興味深いが、だとしたら前振りが少々長いような。
犯人探しをしたいのか、それとも主人公の成長を描きたいのか、どちらも描きたいというのが本音だったのかもしれないが、それがどっちつかずになってしまっている印象が拭えない。こういう種類の本は、内容があまり煩雑になり過ぎると読者を迷わせるところがあるのだろうか。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.8:
(3pt)

結末に不満。。。

雫井 脩介の作品は初めて読んだが、ちょっと横山秀夫を彷彿とさせる警察の内幕ものだった。とても文体が読みやすい!一気に一日で読み上げてしまった。ただ、結末には不満が残る。あれだけ引っ張っておいて、犯人探しは、アレ??ってかんじ主人公の設定は、明らかに映像化を意識していたと思う。
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No.7:
(3pt)

ハードボイルド

陰のある刑事が主人公のハードボイルド小説です。刑事もので良くある、上層部の失態隠しや内部情報漏洩などの内情に耐えながら、過去のトラウマを払拭するために凶悪事件に望む主人公…カッコいい。物語はスピード感があり、随所に小さい山がちりばめられているため、飽きずに最後まで読破出来ます。この作品は映像化もしやすいのでは?と思えます。作品としては…まあまあでした。犯人との接点は手紙しかないので、犯人の怖さがあまり伝わってきませんでした。もう少し、犯人の視点から捕らえた描写があれば、主人公との対比がより強調されて、なお良しだったと思います。作者の前作「火の粉」のほうが個人的にはお気に入りです。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.6:
(3pt)

一気に読めたが・・・・

過去、凶悪犯罪で犯人を取り逃がすという失態を犯したノンキャリアの刑事が、連続幼児殺人事件で挽回に挑むという話。行き詰る捜査の打開策として、現役警察がテレビに出演して捜査を行うという劇場型捜査が面白い。テンポがよく、読み出したら一気に最後まで読んだ。しかし、事件の犯人の残虐さ・怖さの表現が乏しく、劇場型捜査もテレビを通じ犯人からの手紙を待つというだけのものであり、盛り上がりに欠けた。最終章で「マスコミ・市民・犯人」達に対して読者が抱えてきたであろう「怒り」を解消させるような盛り上がりの場を書いて欲しかったが、作者はあえて、静かな終わらせ方をした。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.5:
(3pt)

意外と地味でした。

やはり、帯の「犯人よ、今夜は震えて眠れ」という文句に惹かれて買いました!しかし、あれ??と気になったところもありまして、話の中で巻島はあえて「犯人」という言い方を拒否して「バッドマン」と言っていたのに、タイトルの「犯人に告ぐ」では「犯人」と使っているという点が少々…。なんだか、タイトルのインパクトと内容がかみ合わないような気が…(巻島がタイトルを否定しているように思えてしまう)。それとも作者は日本全国の犯罪者へ呼びかけるような気持ちでこのタイトルにしたのかな??タイトルが「バッドマンに告ぐ」っていうのも何だか違うし(^^;)そして、「史上初の劇場型捜査」ともあったので、かなり派手な展開を期待していたのですが、犯人に番組から呼びかけて手紙を待つ…だけだったような気がします。マスコミも結局たいして協力してくれてなかったし(むしろ冷ややか)。イマイチ(期待よりは)盛り上がりに欠けたような気がしました。でも、おもしろかったです。ドラマや映画にしたら良さそうですね。私的には巻島は役所広司で。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.4:
(3pt)

ベストワン?!

「虚貌」、「火の粉」にあった、多少の無理があってもぐいぐい読ませる感じは、少ないと思う。設定が面白いだけに、少し残念!犯人との駆け引きが少ないのも物足りなさの一つかも。主人公の普通さは評価の分かれるところだと思いますが、普通なだけに犯人の残虐さ、卑劣さを際立たせたほうが面白くなったように思います
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.3:
(3pt)

読み応え十分

前著である「火の粉」、「虚貌」ではプロットやトリックの強引さがあり、無理を感じた。クライマックスへのもって生き方も「狙いすぎ」で寒かった。しかし、「犯人に告ぐ」ではそれらの不自然さが消え、深く楽しく読むことができた。現実にはここで題材とされているテレビの公開捜査なんてありえそうもないが。。今後はもっと人物描写に切り込んで、揺さぶるような小説を書いてほしい。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.2:
(3pt)

惜しい

前回、火の粉を読んだのですが、それが個人的にはいまいちだったので、もうこの作家の作品に手をつけるつもりはなかったのですが、ここでの評判と帯のコメントにひかれ、読みました。前半、二章までの展開は非常に良く、かなりの期待を抱かせてくれました。が、どうやらピークはそこにあったようで、そこから一気に失速してしまい、なんとなく最後まで読んだという感じです。火の粉からも感じたことですが、この作者は作品の中で人間一人一人をしっかり描ききれていないと感じます。全ての登場人物が、この作品の為につくられた、予定調和で動くペラペラな紙人形のような印象で、台本どおりに台詞をしゃべっている大根役者のようです。人は本当にこんなに単純で浅はかなのか?と感じずにはおれません。なかでも植草という人間は最悪で、植草と未央子のくだらないサブストーリーは全く必要がないように感じました。物語の着眼点と発想はとても優れていると思うのですが、逆にそこに頼りすぎているため、キャラがはっきり描かれず、後半どんどん失速していくのではないでしょうか。しかしそれでも一度読ませたら最後まで一気に読ませる魅力はさすがだと思うので、表面上の魅力だけでなく、これに中身が加われば、よりよくなるのではと思います。また、火の粉も含めて読中はっきり頭に映像が映し出されていたので、どちらかというと映像化したほうが良さがひきでる作品なのかなと思いました。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.1:
(3pt)

前半良かった・・・

~後半は惰性で読みました。なんかもったいなかったです。主役の巻島さん、会見でミスって左遷させられて、県警に戻ってくるまでは良かったに、なぜあんなに急に凄みがなくなってしまったのでしょうか。ちょっとしたことにビビり、ちょっとした事に驚いて。もっと見えないものへの復讐みたいなものに雁字搦めになっているはずじゃなかったんですかね。~~魅力的なキャラクターになりそこねた本を読んだ、という不思議な印象でした。~
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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