(短編集)

貴族探偵

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評判

貴族探偵の評価:

3.64/5点 レビュー 61件。 B ランク

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平均点3.64pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全108件 101〜108 6/6ページ
No.8
(4pt)

貴族の楽しみ・・・

あらすじ

事件現場に颯爽と現れ、警察を顎で使い事件を解決する貴族探偵。
ただし推理などという〈雑事〉はすべて、使用人任せてしまい
探偵は事件の渦中にいる美女に声をかけ・・・

感想

探偵の定義は人それぞれで十人十色。
その中の一つに探偵とは「事件を解体する者」
と定義した人がいました(誰かは忘れましたが・・・)

なら、推理なんてものは解体のための手段にすぎず
程度の差こそあれ、どんな手段を用いても問題ないはず?

今作で登場する探偵は、自らの特権を活用し警察から情報を得て
しもべ達に推理をさせ、見事に事件を解体します。

その姿は可笑しくもあり、今までにあれやこれやで
ミステリーにおける探偵像に揺さぶりをかけてきた作者の
企てが炸裂します。

ところで話は脱線しますが、巨万の富を得た経営者の逸話で
専門家と呼ばれる人種に詰め寄られた際の話がありました。

『こんな問題を知っていますか?』
『いえ、知りません」
『あなたはなんて無知な人だ。こんな人が企業のトップですか』
そこで経営者は電話をかけ、受話器を専門家に手渡します。
『私のコンサルタントがその問いに答えてくれるでしょう』

高貴な趣味で探偵を行う貴族と、経営者では立場が違いすが
ちょっとした共通点があり、面白いと思いました。

読んでからの一言
探偵なんてものは、趣味でやるくらいでちょうどなんでしょう。
貴族探偵 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 貴族探偵 (集英社文庫)より
4087451267
No.7
(4pt)

貴族の楽しみ・・・

あらすじ
事件現場に颯爽と現れ、警察を顎で使い事件を解決する貴族探偵。
ただし推理などという〈雑事〉はすべて、使用人任せてしまい
探偵は事件の渦中にいる美女に声をかけ・・・
感想
探偵の定義は人それぞれで十人十色。
その中の一つに探偵とは「事件を解体する者」
と定義した人がいました(誰かは忘れましたが・・・)
なら、推理なんてものは解体のための手段にすぎず
程度の差こそあれ、どんな手段を用いても問題ないはず?
今作で登場する探偵は、自らの特権を活用し警察から情報を得て
しもべ達に推理をさせ、見事に事件を解体します。
その姿は可笑しくもあり、今までにあれやこれやで
ミステリーにおける探偵像に揺さぶりをかけてきた作者の
企てが炸裂します。
ところで話は脱線しますが、巨万の富を得た経営者の逸話で
専門家と呼ばれる人種に詰め寄られた際の話がありました。
『こんな問題を知っていますか?』
『いえ、知りません」
『あなたはなんて無知な人だ。こんな人が企業のトップですか』
そこで経営者は電話をかけ、受話器を専門家に手渡します。
『私のコンサルタントがその問いに答えてくれるでしょう』
高貴な趣味で探偵を行う貴族と、経営者では立場が違いすが
ちょっとした共通点があり、面白いと思いました。
読んでからの一言
探偵なんてものは、趣味でやるくらいでちょうどなんでしょう。
貴族探偵 Amazon書評・レビュー: 貴族探偵より
4087713520
No.6
(3pt)

イメージが難しい・・・

麻耶雄嵩作品は初めてでした。
その点を恐れずにレビューを書きますが・・・

文体はごく自然な気がするのですが、
文章全体としてみると非常に読み進めにくかったです。
読み手側に場面のイメージ化を
強いる部分が多いような気がします。

肝心のストーリーは、日テレ土曜9時枠あたりで
ドラマ化しそうだなーと思いました。
そういう意味では、本格推理小説というよりも、
エンタメ小説というほうが近いのでは。

推理部分もちゃんと練られていたとは思いますが、
場面イメージが上手くできなかったので、
私には推理部分に面白さは感じられませんでした。

既存の筆者ファンであれば問題ないのかもしれませんが、
あまり万人受けする本ではないな、という感想です。
貴族探偵 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 貴族探偵 (集英社文庫)より
4087451267
No.5
(3pt)

イメージが難しい・・・

麻耶雄嵩作品は初めてでした。
その点を恐れずにレビューを書きますが・・・
文体はごく自然な気がするのですが、
文章全体としてみると非常に読み進めにくかったです。
読み手側に場面のイメージ化を
強いる部分が多いような気がします。
肝心のストーリーは、日テレ土曜9時枠あたりで
ドラマ化しそうだなーと思いました。
そういう意味では、本格推理小説というよりも、
エンタメ小説というほうが近いのでは。
推理部分もちゃんと練られていたとは思いますが、
場面イメージが上手くできなかったので、
私には推理部分に面白さは感じられませんでした。
既存の筆者ファンであれば問題ないのかもしれませんが、
あまり万人受けする本ではないな、という感想です。
貴族探偵 Amazon書評・レビュー: 貴族探偵より
4087713520
No.4
(2pt)

単行本でなく、文庫で良いのじゃないか?

みずから貴族探偵と名乗るミステリアスな男が鮮やかに解決する、5つの事件。
 正体は不明だが警察の上層部とつながりがあり、執事やメイド、運転手やガードを
従えて登場する、大変なVIP探偵だ。
 しかも“探偵”と言いながら、推理するのは自分ではなく、その使用人たちなのだ。
「貴族はそんなことはしないでしょう。労働は使用人がするものです。」と言い放つ。
 
 ふつう「安楽椅子探偵」は、情報収集は他人に任せても、自分はそれをまとめ推理し
解決に導くが、本書では推理、解決まで他人任せなのが面白い。
「佐藤は私の家の使用人です。あなたは家を建てるときに、自分で材木を削りますか。
貴族が自ら汗するような国は傾いている証拠ですよ。」と嘯く。

 設定があまりに意外なので、その面白さはあるが、文字も小さいし、表紙は反るし、
全体としてあまり良い出来ではないように思う。
 まあ、暇潰しには、ちょうど良いかも知れない。
貴族探偵 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 貴族探偵 (集英社文庫)より
4087451267
No.3
(2pt)

単行本でなく、文庫で良いのじゃないか?

 みずから貴族探偵と名乗るミステリアスな男が鮮やかに解決する、5つの事件。
 正体は不明だが警察の上層部とつながりがあり、執事やメイド、運転手やガードを
従えて登場する、大変なVIP探偵だ。
 しかも“探偵”と言いながら、推理するのは自分ではなく、その使用人たちなのだ。
「貴族はそんなことはしないでしょう。労働は使用人がするものです。」と言い放つ。
 
 ふつう「安楽椅子探偵」は、情報収集は他人に任せても、自分はそれをまとめ推理し
解決に導くが、本書では推理、解決まで他人任せなのが面白い。
「佐藤は私の家の使用人です。あなたは家を建てるときに、自分で材木を削りますか。
貴族が自ら汗するような国は傾いている証拠ですよ。」と嘯く。
 設定があまりに意外なので、その面白さはあるが、文字も小さいし、表紙は反るし、
全体としてあまり良い出来ではないように思う。
 まあ、暇潰しには、ちょうど良いかも知れない。
貴族探偵 Amazon書評・レビュー: 貴族探偵より
4087713520
No.2
(5pt)

推理など使用人にまかせておけばいい。

『あなたがやる(推理する)のではないんですか?』
作中人物のこの台詞とそれにつづく
『どうしてこの私が推理などという面倒なことをしなければならないんだ。雑事など使用人にまかせておけばいいんだよ』
という(何と探偵の!)言葉にこの作品の歪みのすべてが集約されている…のでしょう。
「探偵」と「事件」との関係のある意味での極地なのでしょう。同氏の木更津悠也やメルカトル鮎シリーズとはまた違った探偵像がえがかれます。

収録されているのは『ウイーンの森の物語(原題、貴族探偵)』『トリッチ・トラッチ・ポルカ』『こうもり』『加速度円舞曲』『春の声』の5作品。
探偵の「まともでなさ」にひきかえ、これらの作品は憎らしいほどに論理的で端正な本格推理短編集で、そのガチガチ具合は同氏による短編集『名探偵木更津悠也』(光文社文庫)にも匹敵すると思います。

ストーリー的にいままでの木更津シリーズやメルカトルシリーズを上回るかと言われれば微妙な所かと思われますが、何と言っても5年振りの新刊、1作1作非常に楽しんで読むことができました。本作も及第点どころか充分に満足のいくレベルであるのに微妙だと言ったのは、それほどまでに先行する作品がハイレベルだったということです。

ファンの方にはもちろんおすすめですが、同氏の作品を読むのはこれが初体験である方は、まず先行する他作品を読まれたらより良いのではと思います。
貴族探偵 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 貴族探偵 (集英社文庫)より
4087451267
No.1
(5pt)

推理など使用人にまかせておけばいい。

『あなたがやる(推理する)のではないんですか?』
作中人物のこの台詞とそれにつづく
『どうしてこの私が推理などという面倒なことをしなければならないんだ。雑事など使用人にまかせておけばいいんだよ』
という(何と探偵の!)言葉にこの作品の歪みのすべてが集約されている…のでしょう。
「探偵」と「事件」との関係のある意味での極地なのでしょう。同氏の木更津悠也やメルカトル鮎シリーズとはまた違った探偵像がえがかれます。
収録されているのは『ウイーンの森の物語(原題、貴族探偵)』『トリッチ・トラッチ・ポルカ』『こうもり』『加速度円舞曲』『春の声』の5作品。
探偵の「まともでなさ」にひきかえ、これらの作品は憎らしいほどに論理的で端正な本格推理短編集で、そのガチガチ具合は同氏による短編集『名探偵木更津悠也』(光文社文庫)にも匹敵すると思います。
ストーリー的にいままでの木更津シリーズやメルカトルシリーズを上回るかと言われれば微妙な所かと思われますが、何と言っても5年振りの新刊、1作1作非常に楽しんで読むことができました。本作も及第点どころか充分に満足のいくレベルであるのに、それほどまでに先行する作品がハイレベルだったということです。
ファンの方にはもちろんおすすめですが、同氏の作品を読むのはこれが初体験になる方は、まずは先行する他作品を読まれたらより良いと思います。
貴族探偵 Amazon書評・レビュー: 貴族探偵より
4087713520