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キケン
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キケンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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男同士の大学時代の青春ストーリーで、サークル活動や学園祭の思い出を中心に綴った話しです。 その中でも、清純な女子大生にラッキーにも告られて、初めて女性と付き合うことになったが、妙なことから嫌われて振られてしまううぶな男の話しと。学園祭で模擬店での大成功の話しはまあまあ良かったかな、と思います。その他に、爆弾開発事件やロボット相撲大会の話しもありますが、それらはあまり面白くなかったです。 この小説の特徴は、大学時代の男の話を、女性目線で描かれている点です。作者が女性であることです。 この作品を読んでいると、自分自身の大学時代の思い出が蘇ってきて淡い気持ちにしたりました。 | ||||
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笑えませんでした。 主人公達のノリと、「泊まりで家に来ておいて性行為をさせない女はカマトトだ」っていう倫理観が。 登場人物全員が彼女(世間知らずのお嬢様女子大生)を罵ることに、非常に強い不快感を感じました。その話を又聞きした主人公の奥さんが、事ある事に彼女を嫌みったらしく非難します。要りますか、その描写。 こんな偏った倫理観が全肯定される小説は、悪い意味で初めて読みました。 初めて読んだ作者さんですが、この方の書かれた本は買わないようにします。私には合いませんでした。 | ||||
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漫画のコマをそのまま文章にしたみたいで、やたらと登場人物のセリフが多く、物語の状況が把握しづらいと思いました。 せっかく、理系というあまり一般の人間にはなじみのないテーマを扱っているのですから、どうして主人公が理系を志したのか、また、科学がどういう風に我々の生活に生かされているのかということを調べて書いた小説かなと思ったのにがっかりでした。 なので、主人公に共感が持てず、ただ主人公が危ない実験をやって、はた迷惑な人物というだけで終わってしまい、主人公が魅力的に思えませんでした。 面白くなくてパラパラとななめ読みしたのですが、恋愛の話はただ、女の子に振られたというだけで終わってしまい、もう少し物語に深みがほしかったです。 あと、学園祭の模擬店の話だったり、本当に理系のエピソードがなくて、理系でなくてもよかったのではと思ってしまいます。 やたらと登場人物がハイテンションだったり、なんだかついていけない感じがします。 ただ、好みの問題もあり、こんなカンジのお話が好きという人もいると思うので、星2つで。 | ||||
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題材セレクトはいいが、それに対する、作者のセンスが悪過ぎる。これ、完全に妄想で書いてるでしょ。具体的に取材とかしたのかな? いくら創作にしても、こんな野郎共いないよ。全体的にラノベ臭さが酷く、挿絵も相俟って腐女子の妄想っぽくもある。キャラクターは絵も中身も幼過ぎて、中学生のよう。 作者本人が男の世界には女1人もいらない、といってるのに、作者自身が女だというのも、ちょっとヘンかな。 最後のフィクション云々って漫画も興醒め。 敢えてフォローもすると、2話だけは、少し面白かった。大神は意外と普通の子なのが良い | ||||
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家族から回ってきて、作者名も見ずに読み始めた。 読み始めてすぐに、男子たちのウソ臭い心理描写に激しい違和感。これ、絶対女性作家だよね?……と思って表紙を見ると男性っぽい名前の作者だったが検索してみたら、やっぱり女性とわかり、ガッテン。 読んだ印象は「むさ苦しい男性作家の書いた、お嬢様女子校の日常」的な作品を読んだ時に感じる「ある種の気持ち悪さ」によく似ている。 中年女性作家が一生懸命「男の子ってこうだよね〜」と考えたフワフワ、キラキラした世界。 ヤンチャ風のキャラが一見、悪ぶっていても、ガキ特有の汚さや痛々しい背伸び感にリアリティが全然ない。男同士の距離感も不自然。青春の泥臭さが感じられない。 リアルであることが良い小説の条件ではないので、そういう異性の目でディフォルメされた「エセ男子の日常」を見てニヤニヤしたい、という層には向いているかとも思う。ただ、私には気持ち悪さが先立って全く合わなかった。 | ||||
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有川浩「キケン」読了。 結論;いまいち。やっぱ女性なんですね。有川さん。 ま、自分には書けないんだからつべこべいう資格は無いにしろ。 これは女性が読んでそれなりに感動する?お話なんでしょうなあ、という感想でした。 | ||||
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初めに言っておきますけれど、有川さんの作品は大好きです。 概要はすでに多くの方が書いていらっしゃる通り 凄く有川さんらしさが随所に見られる楽しい作品なんです。 でもね、男だったら絶対言わないだろってセリフが多すぎやしないかと・・・ 「男の子」とかその最たるモノじゃないでしょうか。 話が進むにつれて、女子の妄想的なセリフや動きが増えていって萎えました。 良くも悪くも今のジャンプ的な作品であると感じました。 | ||||
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図書館で借りて読みました。 同じ著者の「図書館戦争」も同じで、全巻を図書館で借りて読みました。 「図書館戦争」はすごくおもしろかったのですが、最後の最後で引っかかる物があり(あとがきにありましたが、一番最初の読者であるご主人様が後味が悪いので加筆を依頼されたそうです)、この方の書く物を敬遠していました。 今回これを読もうと思ったのは、やはり、買うのではなく図書館で借りる本であったからです。 冒頭になぜこれを書いたかというと、「図書館戦争」で引っかかったのと同じ物を本書でも感じたからです。 話は軽くて読みやすくておもしろい。 でもね。 笑えなくなってしまいました。 恋愛話があって、相手になる女の子が、かわいそうでした。 かわいそうなのは彼女に翻弄された副部長だろう!って思われるかもしれませんが、視点を変えてみたら、ぜんぜんそうじゃないと思います。 彼女が奥手で、ちょっと勘違いしていて、怖じ気づいたりするのって、同情できませんか? 彼女は不器用だった。 その不器用さに彼は付き合えなかった。 そういう見方はできないでしょうか? そういうふうに視点を変えてみたら、その挙げ句に彼女は顛末をたくさんの人にバラされ、さらには、現在の主人公の妻にまで悪く言われて、かわいそうじゃないですか。 笑えるかな、これ。 | ||||
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物語は、成南電気工学大学の機械制御研究部(キケン)での日々(回想シーン)が主に綴られ、その合間に「彼」とその妻との会話(現在のシーン)が挿入されるという形で進みます。 この形態、私には興ざめに感じられました。キケンでのエピソードのスピード感が落ちるし、若夫婦の甘い会話が場違いな感じがして鬱陶しいです。どうせなら、ガガーーッと学生時代の話を展開させ、最終章でのみ現在に戻るというほうがスッキリしていていいのでは?と思いました。 他の方のレビューをいくつか読んでいたので、心の準備をしてから本を手に取ったのですが、あまりにも「!」「!?」が多用されていてクラクラしました。常に誰かが叫んでいたり喚いていたりしている感じです。本なので音声は出ないはずなのに、「ウルサイ・・・」と感じてしまうこともしばしばでした。 とてもリアルなシーンもあり、自分の大学生時代を思わず思い出したりする部分もあったのですが、その反面、大学生の男性同士はこんな風に喋らないだろ!と突っ込みを入れたくなるシーンもところどころありました。18歳とか19歳の男子学生が互いのことを「男の子」とか言い合っていたら気持ち悪いよな〜とか。 有川さん独特のノリは他作品で十分わかっているはずなのに、なぜこの作品は入り込めなかったのか、いろんな部分が鼻についてしまったのか、自分なりに考えたのですが。この物語にはハッキリとした核がないというかキッパリとした芯がないというか・・・うまくいえませんが、コレだ!というような中心になるようなテーマがないせいではないかと感じました。 「愛する本を守る為戦う」でもいいですし「俺は潜水艦が大好きだ」でもいいのですが(笑)、他の作品には分かりやすい中心のテーマがあり、登場人物たちがそれを誇りにしていたように思います。 否定的な意見ばかり言ってしまいましたが、大神大好きですし、最後の黒板のシーンはかなり良かったです。 でも、初めて有川浩を手に取る方にはこの作品は薦めないと思います。 | ||||
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多くの人にとっては荒唐無稽で面白い話なんだろうなーと思うけど、自分は「あー、あるある」という共感は覚えこそすれ、あんまり盛り上がらなかった。あとがきにも書いてあるけど、男子たるものみな自分の「キケン」を持っているもので、それを外部から女子が観測した結果を小説にしただけだから、シチュエーションがあんまりぶっ飛んでないんだよね。 いや、客観的にはぶっ飛んでいるんだけど、変にリアリティにこだわるせいで「まぁこれくらいはあるよな」という感想になってしまう。そうなるともう、フィクションとしての枠に足りてないわけで、男子としては満足できないわけです。もっとファンタジー成分多めでいいと思う。 | ||||
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女性が書いた「男子校と理系男子について妄想した物語」です。大人のラノベ、と著者はよくご自身の作品について言っておられますし、この作品もおそらくそれに相当すると思われるのですが、 ・やたら「!」が多い(既刊の比ではない) ・20代前半男子口語表現、と現在著者が思っている言葉づかい の2点でかなり好みが別れると思います。 青春特有の、直視できない居心地の悪い恥ずかしい感じを再現してみようとしたところ、いかんせん女子の妄想で、方向がかなりずれている…という、実に恥ずかしいストーリーです。 また、著者の精神状態が反映されているのでしょうか、作りすぎたテンションの高さも気になりました。いうなれば図書館戦争シリーズの、テンションが高いシーンばかりで作った本です。人間、躁状態では生き続けられないのと同じで、正直、著者の反動が気になるほどです。読んでどっと疲れました。実物の表紙を見たとき、正直外した、と感じた通りの読後感でした。今後は自動的に新刊を買うことはないと思います。 | ||||
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