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空の境界
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空の境界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全215件 201~215 11/11ページ
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この作品は、とても素直な作品だ。表現形態に癖っ気があったり、作品世界が奇抜で独特であったりということは、決してこの作品の価値を貶めるものではない。この作品のキモは、「悩める少女を優しい少年が受け入れ、少女は一回り成長する」というどこまでも素直な物語を、著者である奈須きのこ氏の大胆かつ独特な料理で読めることにある。上巻の見せ場は二つあり、一つは第2章の「殺人考察」だ。この章は、二人の主人公である式と幹也の出会いと、全ての事件の始まりを描いた章であり、少しだけ癖のある青春小説として特に楽しめる章だ。作品後半での種明かしに対する重要な伏線ともなっている。もう一つは第3章の「痛覚残留」である。この章で、読者は奈須きのこの紡ぎ出す作品世界に一気に惹き込まれるだろう。(下巻に続く) | ||||
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一気に読み終えてしまいましたまず、巴君の所で切ない気持ちになりました・・・能力のあるキャラに劣ってるキャラがそのことを突きつけられるのが嫌いというか自分も言われているみたいで・・・でも、巴は自分の中で解決できてるので僕には気持ちよかったです。あと、式や鮮花のキャラもとても好きです。どっちも可愛い所があるので好感がもてました。(学園でのナイフのくだりなど)最後に設定詰めが嫌いで軽く読むのが好きな人にはちょっとあわないかなと思います。 | ||||
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まず言おう、この本は、高度な文学作品ではない。読みやすい文章とすばらしい表現力でもない。そういう本をあなたが求めているなら、この本を買うのは不幸だ、やめておいた方が良い。しかし、あなたが、日々を退屈の連続だと感じているなら、この本を買う価値があるかもしれない。この本の魅力は、退屈な日常を打破する新しい感性という点だ。この本の著者は、文章もうまくなければ、文学家でもない。だが、感性だけはすばらしいものがある。そう、まさに、あなたの平凡な日々を癒してくれる『何か』だ。繰り返しになるが、この本は万民向けではない、しかし、人と違った何かをあなたが求めているなら、面白いと思うかもしれない。そういう本だし。そういう作家だ。 | ||||
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たいていの人が「読みづらい」「登場人物の関係が複雑」などの否定的評価を持っているようだが、これくらい本を読みなれている人なら特に不愉快に感じるレベルではないので、そういう人は敬遠する必要はないだろう。大体、現実の自分の身の回りにはもっと多くの人がいて複雑では? 著者の凄いところは、第五章で終わらせなかった点にある。こことタイトルだけで評価して良い。これだけ褒めて星四つなのは、設定的な詰めの甘さをわずかに感じるからだ。とはいえストーリィに影響はないので、無視できる人は無視して全然構わない。 | ||||
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根本的に作品としてはものすごく好きである。最初にある「折れた百合」などの表現がとても良い。とはいえ、文庫本とかを読んでいる人にとってこの長さは苦痛とも言えるかもしれない。ファンタジーが好き、月姫プレイ済み、800頁以上の本を読破できる読み慣れ、こういったものが読むことにおいて必要かも知れない。おそらく、この本を高評価する人は二つに分かれると思う。一つは奈須さんの作品が好きな人。もう一つはファンタジーを総合的にというより、神話、神学等々を突き詰めたことがある人だと思う。前者は高評価当たり前で、後者は、上限下限の範囲が変わってくる為、高評価に推すと思われる。私は前者でも後者でもあるのだが(笑後者の者として私的に言わせて貰えば、突き詰めていける物ほど面白く感じるといったところ。良いといわれる物を只物としか感じられない人にとってはいい作品だと思われる。 | ||||
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一般書籍として発売という事で再び読んでみましたがやはり面白いです。自分の中で読み終わるのがもったいないという作品は今のところこれだけです。他の作品とクロスオーバーしているというのも自分的には好きなのですが賛否両論ありそうです。迷っている方はぜひどうぞ。。 | ||||
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かどうかは、さらさらよくわかりませんが・・・ワタシははまりました。ネット本屋で取り上げている率が高かったので思わずゲットしてしました。「月姫」は名前だけしか知りませんけれど・・・。確かに分厚い。この本でこの厚さこの量は確かに物好きじゃないと引くかなぁと思います。登場人物の関係図を頭に構築するのが、チョット一苦労しました。中身は、特殊能力を持った人たちの・・・苦労話っぽく読めなくもない(それにしては長いが・・・笑)。結構どろどろしてる部分はあるんですが、えーなんというか・・・今の私たちも「自分」というものの自己存在確認って結構苦労するけれど、特殊能力があると、もっと大変・・・みたいな感じです。けど、本当はそんな特殊さがあろうがなかろうが、世の中は回ってる・・・って感じで。(うわ、わけわかんないレビュかも・・・)結構私は好きでしたので星5つつで(笑)。 | ||||
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説明長ッ!ってのが上巻の感想です。きのこ氏の話は世界観をつかめないと話が進まないため、長々と書くのはわかるのですが、いかんせん要点以外を描きすぎてる気もします。次に気になったのは時間軸が一定でないこと。しおりを見ながらでないと完全に話がわからないです。ただ、一度読み終わったあとだとそこらへんが見事に構成されてるんだなぁと思うことになるわけですが。絵で表現できる分、漫画化するとかなり不満点が解消されそうなので、いつか誰かが描いてくれることを期待しておきます。上巻の役割は世界観やキャラクターの個性を読者に伝えることと、何気なく下巻への複線を撒くことだと思うので、実際文句はないです。 | ||||
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強烈に読み手を選ぶ作品だとは思います。が、その分「月姫」「Fate」等の他の奈須作品をおもしろく感じられた人ならば文句なしに楽しめるでしょう。「月姫」等をプレイしているならば、魔術に関する設定、登場人物等、繋がっている部分もあるので、より世界の広がりが感じられ、楽しめると思います。自分は既に他の奈須作品を経験しているのでまっさらな観点からは読めませんでしたが、もし空の境界が初めて奈須作品となるならば、やはり物語の背景、キャラの魅力等を理解しづらく、おもしろみ減少かなぁと。 | ||||
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同人誌の頃の本を持っていますが、修正などがあるそうだから今回購入しました。月姫やFateをやって感動、もしくは気に入った人は必読です。多少長くて説明的ですが、よくわからない所も繰り返し読み反芻することにより理解し、感銘を受けるでしょう。ただ長文が苦手な人や、作品を理解しようとしない人にはまったく受け入れられないと思います。これは文章を映像に変換できる人には、大変すばらしい作品です。空の境界・月姫・Fateを読んだりすると、満月の夜に出歩きたくなるかもしれませんが、刃物は携帯しないようにしましょう(笑) | ||||
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ファンタジックな設定による緻密な物語で、ファウストに代表される西尾維新などを好きになれない人には辛い読み物かもしれないが、自分はとても楽しめました。これは受け入れる人を選んでしまう物語かもしれないが、ライトノベルなどのノリを楽しめる人にはぜひとも読んでもらいたいです。講談社から講談社ノベルスの分類から「空の境界」が発売されたこともこの作者に対する講談社の期待と、80年代に流行となった伝奇ノベルを再び自分たち読者が受け入れられる時代になったのだろうという思惑を感じることが出来ます。自分はそれがとても嬉しいです。奈須きのこの独特の語りと設定を堪能しましょう。 | ||||
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はっきり言いまして伝奇という感じはあまり受けませんでした。月姫ファンなら必読、そうでない人も好き嫌いが大きく分かれると思いますが、キャラクター萌えを少々狙いすぎな面もありますが、面白い作品です。個人的には、「痛覚残留」が一番良いと思います。解説は・・・・(他の人も書いていますが)長すぎ。 | ||||
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ほかの作品でも言えることだが、自分が素晴らしいと感じている部分がほかの人には大変つまらなく思うかもしれないという印象も受けた。良くも悪くも「新しい」と思う。しかし人並みの視野を持った読者であるならこの世界観にも入っていけるとも思う。客観性にかける意見ではあるが自分個人としては一読を薦めるに値する作品である。 | ||||
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ずっと待っていた。この作品が日の目を見る時を(笑)同人誌という、言いようによってはマニア的なジャンルに分類されるが故に決してメジャーではなかっただろう。そしてこの機会に一般書籍として発売される事は非常に喜ばしい事である。この作者、奈須きのこ氏は同人ゲームとしては異例の大ヒットを飛ばし、今年には衛星でアニメ化もされた「月姫」の原作者なのである。(同人ゲーム「月姫」は18歳未満は遊んじゃいけない作品です!アニメは全年齢だから大丈夫☆)そしてこの「空の境界」はもう一つの月姫とも呼べる作品なのである。月姫のプロトタイプとも呼べるこの空の境界は言わば「魔法ファンタジー」。…ただしそこには『この作品には暴力や~』の但し書きが必要かもしれない。主人公は「モノの壊れやすい線」を見る事が出来るナイフを振るう和服美人。その主人公をとりまく非現実的なキャラクター。そんな奇想天外な登場人物達が繰り広げる「常識では計り知れない」戦い。そして一人の少女の恋物語。そしてそんな中で徐々に明らかになっていく真実…。あまりにも壮大かつ、説明くさい文章。読んでいると「ああ、そうなのか」とまるで現実にあるかのように納得させられてしまう「魔術」や「魔法」の真実。などなど、とにかく私はこれを文字を読む全ての人に読んでもらいたい。この人の作品には人を惹きつける魅力がある!納得させる力がある!もちろんゲーム「月姫」をやっていなくても十分に楽しめる内容です。同人誌版を持っているあなたも、加筆されるこの機会にぜひ、購入されては?(同人誌は保存用、とかね w) | ||||
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この小説は同人誌として出版されたものに少し手を加えて商業出版したものです。同人誌ながら、すばらしいできでした。評論家ぶった人は小説としては欠陥だらけだといいますが、これはむしろ「文字を使った映像作品」とでもいえばしっくりくる作品なので、まったく問題ありません。むしろ、同時進行のうまさや、奈須先生の作品で共有されている「世界」がとても魅力的です。キーワードを少し。主人公は「死」を視る目を持つ少女、両儀式と、その親友兼恋人、黒桐幹也。魔術師の戦い。根源衝動。超能力。魔術。そして、世界。これらすべてに、理論的な説明ができます。緻密な世界と魅力的なキャラクター。これが、奈須作品の魅力です。 | ||||
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