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罪火
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罪火の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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読み終わった素直な感想を言うと、とても面白かった。 この物語はコロンボや古畑のように最初から犯人が分かっているので 犯人探しの面白みはないが、それでもグイグイ読ませる力がある。 序章から物語に引き込まれ、最後まで一気に読んだ。 娘を殺された女校長が探偵役となり、教え子であった犯人を追いつめていく。 だがそんな心理戦だけでなく互いの心の動きの描写が素晴らしい。 町村理絵校長は人格者。一方35才の派遣労働者若宮忍はかつて少年院に 入れられていたほどの悪。人生に絶望し、殺伐とした感情で生きている。 町村校長は疑いながらも若宮は更生したと信じたい思いから迷い、 逆に若宮はなんて事ないと思っていた殺人の罪、良心の呵責に苦悩する。 こういう人物作りの面白さもあるが、無論ミステリーとしての面白みもある。 犯人が分かりながらも決して一筋縄では終わらない。終盤の仕掛けは圧巻。 それこそ一字に至るまで非常に緻密につくりこまれている。 本当によく考えられていて、もう一度読み返したくなる作品だ。 | ||||
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読み終わった素直な感想を言うと、とても面白かった。 この物語はコロンボや古畑のように最初から犯人が分かっているので 犯人探しの面白みはないが、それでもグイグイ読ませる力がある。 序章から物語に引き込まれ、最後まで一気に読んだ。 娘を殺された女校長が探偵役となり、教え子であった犯人を追いつめていく。 だがそんな心理戦だけでなく互いの心の動きの描写が素晴らしい。 町村理絵校長は人格者。一方35才の派遣労働者若宮忍はかつて少年院に 入れられていたほどの悪。人生に絶望し、殺伐とした感情で生きている。 町村校長は疑いながらも若宮は更生したと信じたい思いから迷い、 逆に若宮はなんて事ないと思っていた殺人の罪、良心の呵責に苦悩する。 こういう人物作りの面白さもあるが、無論ミステリーとしての面白みもある。 犯人が分かりながらも決して一筋縄では終わらない。終盤の仕掛けは圧巻。 それこそ一字に至るまで非常に緻密につくりこまれている。 本当によく考えられていて、もう一度読み返したくなる作品だ。 | ||||
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