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乱心タウン
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乱心タウンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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山田宗樹さんの本です。 ふと思ったのですが、この作家さんは、群像劇が得意なのでしょうね。 隔離された高級住宅街。それを巡回する警備員が主軸の主人公ふうで、カラスなどの野鳥の巣などを除去する悠介が準主人公って感じ。 ほか、高級住宅街マナトキオに住んでいる住民たちが出てきます。 閉鎖的なところに住む住民たちが、少しずつクレイジーになっていくというか、病んでいく様が描かれています。 なかなか面白いんですが、かなりマンガチックというか、戯画化されてますね。 分厚い本でしたが、さらっと読み終えました。 なんか、オチといいますか、最後のところ、なんか村上龍の「昭和歌謡大全集」を思い出しちゃいました。 | ||||
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完璧なセキュリティーに守られた“街”がこの日本にも実際にある…と何かの番組で見た事があります。 作者は実在するその街をモチーフにこの小説を書いたのでしょう。 高額のお金を払って家を購入した人だけが住む事が出来る街「マナトキオ」。 ここの住民は警備員や防犯カメラが監視する、万全なセキュリティー環境の中で生活しています。 そしてその警備員として働いている“一般人”の主人公。 ひとつの事件をきっかけに、パーフェクトなはずのこの街の均衡が崩れ、人々が暴走して行きます。 それを体感しながら“一般人”である主人公が感じて行く事は…。 全体的にコミカルなタッチで描かれた、非常に軽いテンポの小説です。 重厚さは最初から最後までまるでなく、スムーズに読み進む事が出来ます。 しかしそのためか、「本当に大切なもの」を問うその問題提起のようなものも どことなく軽い印象は拭えません。 この「ライト感覚」が売りの小説なのでしょうけれどもね…。 | ||||
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