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天使の代理人
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天使の代理人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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中絶について、自分が知らないことがたくさん書かれていた。 特に、人工死産という名目で妊娠後期においても中絶をするという事が決して少なくないという事には本当に驚いた。 僕は、自分も含めて周りの人間に中絶をした(させた)人がいない。 だからいまいち実感を持って考えたことという経験がなかった。 この本を読み終えた今になって、初めて少し考えた。 「もし自分の女友達が『子供が出来た。考えたけど、中絶する』って言ったら、、、」 混乱する。賛同も出来ないし、非難も出来ない。 「そうなんだ。」としか言えない。言葉が何も見つからない。 ただ、今思うのは、生まれてくる命は祝福されるべきものだという事と、 初めて妊婦さんの大きくなったお腹に手をあてた時の不思議な、神秘的な感覚は鮮明に覚えているという事。 | ||||
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人工中絶という普段から興味を持っているテーマの本だったので、読んでみることにしました。ストーリー展開に少々強引なことろがあり、失礼ながらこの作者は決してうまいとはいえないと改めて思いました。しかしながら、私が日ごろから感じていた疑問にひとつの答えを出してくれたところは評価したいと思います。その疑問というのは、なぜアメリカで中絶問題があれほど大きな社会問題になっているのかということです。中絶問題が宗教の違いを超えて、政治的論点になったり、中絶反対派が中絶を行う医師を殺害するというような極端な行動にでることはどうしても理解できませんでした。この本の中に「これらの問題は、基本的人権や民主主義を標榜する現代社会にとって、解決不可能な問題、パンドラの箱なのではないでしょうか?あけてしまったが最後、収拾がつかなくなる。(中略)日本人は賢いから、きっとそのことを予感して,開けないようにしてきたのです。」という一節がありますが、まさにそうだったのです。考えてみれば、日本の優性保護法は抜け穴だらけで、この本にでてくるような非合法の中絶がずっとまかり通っている社会なのです。今まで私は「あなたはpro-lifeか、pro-choiceか。」と聞かれたら、迷わずpro-choiceだと答えてきましたが、この本を読んで日本の中絶の現状を知り、そのことを考え直すべきかもしれないと思い始めています。 | ||||
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