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天使の代理人
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天使の代理人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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この本は、中絶について、生命について考えさせてくれました。中絶という重い内容を扱っていて、読むためには体力を要する。しかし、自分の中で命の尊さ、生命の誕生について、今までこれほど深く考えさせてくれた本はない。さまざまな人物の物語が、関係ないところで進んでいく。そして、それらがつながってきて、この小説のいいたかった部分へ入っていく。中絶シーンの描画などは強烈に印象に残った。他にも印象に残る部分がたくさんあった。最初は怖い内容なのかと思ったが、心温まる話である。この本を読み終わった後、あなたの中でものの見方が変わっているのではないかと思う。僕は、変わった。 | ||||
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私はこの本を小説として読み進めました。さまざまな人物が登場しますが2人のゆきこさんの関係が非常に気になり読み進める際にもそこに焦点があたってしまいました。最後はそれぞれ自分の人生を歩んでいく2人ですが5月から11月までの7か月間、この2人はお互いになくてはならない存在であったと思います。(立場は違いますが・・・)3日間かけて一気に読んだ後もこの2人が登場する場面については何度も読み返してしまいます。ポテトチップス・清涼飲料水そういった食べ物を平気で食べるゆきこさんそれをさとすもう一人のゆきこさんその中で母親になろうとしていくゆきこさんの成長振りどんな子でも自分は産むというゆきこさんの言葉には中絶をしようとしたときの気持ちは微塵も感じません。頼もしさも感じます。物語は産むまでの話ですがいい母親になるだろうなぁと期待させられます。 | ||||
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暗いテーマなので気分が沈み、なかなか頁が進みませんでしたが、面白い!と思える頁までたどり着いて、後は一気読み。 妊娠中絶に関わる人たち、助産婦、医師の罪悪感と正義感、若くして望まない妊娠した女の子の後悔、医療ミスで中絶させられた主婦の恨み、体外受精で妊娠したキャリア・ウーマンと、「中絶」つまり「死」という重苦しいテーマにも関わらず、逆に生きていくということを考えさせられた一冊でした。登場人物が多いので、主人公の(=作者)考える正解はこれ!という押し付けがましさがないのも好感を持てました。これが正解ってのは、その本人しか決められないものですから。-な出来事も結果としても+だと思える時が来るのかと、読書後は気分がすっきりしました。 嫌われ松子は最後まで暗く悲しかったけど、これは最後に希望が持てました。 | ||||
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『嫌われ松子の一生』同様、複数の時系列が交叉していく展開は個人的には嫌いではないが、『松子』と比べるとこの作品の流れ的にこの形にこだわる必要があったかどうか?とはいえ、『松子』同様ほぼ1日で読み通してしまった。具体的にどこがというより、ひとたび読み始めたら読者を捕まえて離さない「何か」が山田さんの小説にはあるのだろう。フィクションでありながらとても身近なテーマとして迫ってくる「何か」。これからもそういうスタンスの作品を期待したい。老若男女を問わず広い層に読まれて欲しいと思う。偽善・慈善は暴走すると独善になる…重いフレーズです。 | ||||
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人工中絶という普段から興味を持っているテーマの本だったので、読んでみることにしました。ストーリー展開に少々強引なことろがあり、失礼ながらこの作者は決してうまいとはいえないと改めて思いました。しかしながら、私が日ごろから感じていた疑問にひとつの答えを出してくれたところは評価したいと思います。その疑問というのは、なぜアメリカで中絶問題があれほど大きな社会問題になっているのかということです。中絶問題が宗教の違いを超えて、政治的論点になったり、中絶反対派が中絶を行う医師を殺害するというような極端な行動にでることはどうしても理解できませんでした。この本の中に「これらの問題は、基本的人権や民主主義を標榜する現代社会にとって、解決不可能な問題、パンドラの箱なのではないでしょうか?あけてしまったが最後、収拾がつかなくなる。(中略)日本人は賢いから、きっとそのことを予感して,開けないようにしてきたのです。」という一節がありますが、まさにそうだったのです。考えてみれば、日本の優性保護法は抜け穴だらけで、この本にでてくるような非合法の中絶がずっとまかり通っている社会なのです。今まで私は「あなたはpro-lifeか、pro-choiceか。」と聞かれたら、迷わずpro-choiceだと答えてきましたが、この本を読んで日本の中絶の現状を知り、そのことを考え直すべきかもしれないと思い始めています。 | ||||
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知人に勧められて読んだ。衝撃的で自分の人生観を変えてしまいそうな名著だ。一気に読みほしてしまった。 | ||||
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小中学生にこそ読んでほしい小説だと思います。生命の尊さを、この世に生まれた素晴らしさを感じてほしいです。 | ||||
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「衝撃的な内容ばかりでしたが流産・出産経験者として、命の尊さを実感させられたと共に考えさせられました。読んでとても良かったと思っています。若い方から人生経験を重ねた方まで広く読んでいただけるといいとも思いました。」 | ||||
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