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【この小説が収録されている参考書籍】
嫌われ松子の一生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全150件 21~40 2/8ページ
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転落していく人生。 どこかで歯止めが利かなかったのか。 何かの強い意思があれば止められたのでは。 下巻に続きます。 | ||||
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10年くらい前に映画になっていましたよね。 当時は全く興味ありませんでした。 なかなかこんな人生ありませんね。 もう少しどこかで踏ん張れなかったのでしょうか。 前半はかなり冷や冷やしました。 後半はかなり慣れました。 いろいろありすぎて、それはないんじゃないかって思ってしまいました。 先生を続けていた場合だって劇的な人生だったと思います。 | ||||
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恵まれた家庭で育ち、勉強ができて、容姿もよい松子が、淪落の人生を送ることになったのはなぜか。不運ということもあるが、松子が自分の生き方の軸、しっかりした価値観を持っていなかったことが大きいのではないか。これは女性に限ったことではなく、当然ながら、男性にも言えることだ。 松子は懲役8年の刑に服し、出所後、美容師として再出発を期すが、まだまだ悲運が彼女にまとわりつく。 「松子伯母の人生は、何だったのだろう。悲劇とか、不幸とか、そんな言葉では言い表せそうにない。そもそもの躓きは、教師生活二年目の、修学旅行での盗難事件だ。いや、その前に、当時の校長に乱暴されかけた事件もあった。それらの事件さえなければ、平穏な人生を歩んでいたかも知れない。失踪することもなかったかも知れない。小さな俺と遊んでくれたかも知れない。いっしょに久美叔母さんの看病をして、そのうちにいい人を見つけて結婚して、子供もできて、たまに遊びに来たら、俺が子供の相手をしてやって・・・。気がついた。俺はまだ、松子伯母が最初に躓いた年齢にも、達していない。松子伯母の人生を他人ごとのように考えてきたが、この先、俺に同じことが起こらないという保証はない。・・・殺人まで起さなくとも、生きている以上、予想もしなかった出来事に、数多く遭遇することになるのだろう。確実に言えることは、俺も松子伯母と同じように、時間が経てば老いていくし、いつかは必ず死ぬということだけ。時間は限られている。その限られた時間と、どう向き合っていくか。たぶん、俺はまだ、わかっていないのだろうな、と思う。松子伯母のほんとうの哀しみも、人生のことも。・・・(それにしても・・・)。いったいどこの誰が、何のために、松子伯母を殺したのか。死因は内臓破裂だと親父が言っていたが、なぜそこまで暴行を加えなければならなかったのか」。 まかり間違えば、松子に起こったようなことが自分にも起こり得るという現実感・切実感が本作品の最大の強みと言えるだろう。 | ||||
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久しぶりに、物語がどう展開していくのかが気になり、貪り読んでしまった小説に出会った。『嫌われ松子の一生』(山田宗樹著、幻冬舎文庫、上・下巻)がそれである。 この作品の成功が、松子の甥が語り手として登場し、53歳で惨殺された伯母・松子の過去を探る部分と、松子自身がその時その時の状況を率直に語る部分が交互に綴られていく形式にあることは否めない。しかし、本書の魅力がこのミステリー的手法だけでないことは明らかである。読む者に生々しい臨場感を与える著者の筆力と、それを可能にする情報収集の積み重ねが根底にあるのだ。 「わたしは小さいころから、一所懸命に勉強した。学校でいい成績を取れば、父が喜んでくれる。父に誉めてもらえる。認めてもらえる。それがなにより、励みになった。(病弱な妹・)久美から父を取り返すには、父にとって理想の娘になるしかない。そう思っていた。だから大学に進学するときも、ほんとうは理学部に行きたかったのに、父の希望どおり、文学部を受験したのだ。そして(国立大学)卒業後も、父の言葉に従って、自宅から通える中学校の教師になった。わたしは、父の期待にことごとく応えてきた。理想の娘のはずだった。しかし結局、勝ったのは久美だった。父は帰宅すると、仏前に座る前に、まず久美の顔を見るため二階にあがる。身体の様子を尋ね、優しい言葉をかける。しかしわたしには、笑いかけてさえくれない。遠い昔、あの磐井屋の屋上で聞いた笑い声が、記憶にある最後だった。あの笑い声をもう一度聞くために、わたしは頑張ってきた。もしこれで、問題教師として免職されたら、わたしの十五年に及ぶ努力は、無駄になってしまう」。 担当生徒の窃盗を庇ったことから事態が紛糾し、教師を辞めざるを得なくなった松子は、作家志望の青年と同棲するが、彼は自殺してしまう。その後、彼の親友と不倫関係が生じるが捨てられ、自暴自棄になって福岡・中洲のトルコ(ソープランド)嬢となる。 「いまのわたしは、(トルコ風呂)『白夜』の雪乃。自他ともに認めるナンバーワン。お金はある。欲しいものは何でも買える。あと二カ月ちょっとで、二十六歳の誕生日が来る。小さな犬でも飼おうか、と思った」。 「涙が涸れてから、部屋の中を見渡した。乱れたベッド。脱ぎ散らかした下着。仄かに漂う、自分たちの体液の匂い。冷蔵庫には覚せい剤。明日になればまた店に出て、十人以上の見知らぬ男に身体を売る。疲れて部屋に戻り、目が覚めたらシャブを打って、(ヒモの)小野寺と抱き合って、店に出て客を取る。ずっとその繰り返し。仕事をしている充実感など、かけらもない。心と身体を、ひたすら摩耗していく毎日」。 ヒモの男が松子の稼ぎや貯金を使い込んでいること、女子大生を囲っていることを知った松子は、彼と口論になり、出刃包丁で刺し殺してしまう。 刑務所に入った27歳の松子は、こう述懐している。「あのとき小野寺から投げつけられた言葉を思い出すと、憎しみだけが蘇る。やはりわたしは、おかしいのだろうか。自己中心的? 場当たり的? 狭い視野でしか対人関係を築けない? ほんとうにそうなのだろうか。欠陥人間なのだろうか。思いやりのない人間なのだろうか。人間失格? そうかも知れない。もう、どうだっていいけど」。 恵まれた家庭で育ち、勉強ができて、容姿もよい松子が、このような淪落の人生を送ることになったのはなぜか。不運ということもあるが、松子が自分の生き方の軸、しっかりした価値観を持っていなかったことが大きいのではないか。これは女性に限ったことではなく、当然ながら、男性にも言えることだ。 松子は懲役8年の刑に服し、出所後、美容師として再出発を期すが、まだまだ悲運が彼女にまとわりつく。 「いったいどんな人生を送ったのだろう。松子伯母のことをもっと知りたいという気持ちが、膨らんできていた。しかし、失踪以後の松子伯母の消息を知っていそうな人間は、あの男しかいない。松子伯母と同棲したあと、殺人で服役し、最近になって出所したという男」。 「松子伯母の人生は、何だったのだろう。悲劇とか、不幸とか、そんな言葉では言い表せそうにない。そもそもの躓きは、教師生活二年目の、修学旅行での盗難事件だ。いや、その前に、当時の校長に乱暴されかけた事件もあった。それらの事件さえなければ、平穏な人生を歩んでいたかも知れない。失踪することもなかったかも知れない。小さな俺と遊んでくれたかも知れない。いっしょに久美叔母さんの看病をして、そのうちにいい人を見つけて結婚して、子供もできて、たまに遊びに来たら、俺が子供の相手をしてやって・・・。気がついた。俺はまだ、松子伯母が最初に躓いた年齢にも、達していない。松子伯母の人生を他人ごとのように考えてきたが、この先、俺に同じことが起こらないという保証はない。・・・殺人まで起さなくとも、生きている以上、予想もしなかった出来事に、数多く遭遇することになるのだろう。確実に言えることは、俺も松子伯母と同じように、時間が経てば老いていくし、いつかは必ず死ぬということだけ。時間は限られている。その限られた時間と、どう向き合っていくか。たぶん、俺はまだ、わかっていないのだろうな、と思う。松子伯母のほんとうの哀しみも、人生のことも。・・・(それにしても・・・)。いったいどこの誰が、何のために、松子伯母を殺したのか。死因は内臓破裂だと親父が言っていたが、なぜそこまで暴行を加えなければならなかったのか」。 まかり間違えば、松子に起こったようなことが自分にも起こり得るという現実感・切実感が本作品の最大の強みと言えるだろう。 | ||||
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あまりの松子のクズさに読み進めるのがつらい小説です。 それだけ力のある小説ということではないでしょうか。 人間の弱さをこれでもかと凝縮した感じ。 | ||||
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これはもう抜群に面白い。スピード感あり、内面をうじうじ描かず、ともすると明らかに脚本的。頭がいいのに、手先が器用なのに、努力を惜しまないのに、よく考えない女・松子。美しくても、頭が良くても、先を見据える力に欠ける・聡明じゃないとこうなるということ。文章は文学的じゃないのに、内容が実に文学的だと思いました。物語の構想が抜群です。 | ||||
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地元の福岡出身です。読了後は何か胸に嫌なものが残る。 少し時間をおいてほかの方のレビューを見ている中で、胸のつかえが無くなった。 | ||||
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自分は性格がバカ真面目なせいもあり、奔放で後先考えない女性は好きになれない、いやむしろ嫌悪している節があります 主人公の松子は行動とその結果だけ見れば上述の女性たちと同じように思えます ですが、この作者の魅せ方には完敗です いやーまいった、こんな女性を好きになってしまうとは! 一つの失敗から転がり落ちて行く人生の先々で、さらなる不幸を選んでしまう松子 目の前の小さな幸せを必死で掴もうとする彼女の熱情は、読む者の胸を焦がします 足掻いて掴んで、そしてまた捨てられて、、、 彼女の行動は全て自業自得のように見えます ですが、誰が彼女を笑えるのでしょうか? この本を読み終わったとき、彼女の身に起こった不幸もあり、涙を流してしまいました | ||||
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中谷美紀主演の映画をTV放送で見て、興味を持ち手にした本。 映画とは異なり、甥の笙(ショウ)が叔母の松子の人生を探り、その松子を死に追いやった 犯人の裁判を傍聴する。そして、時折、松子自身も語る。上、下巻とも一気に読ませる。 これは、ある薄幸な、転落の人生を送った愚かな女の一生の話であるかも知れない。 しかし、彼女は、一度スイッチが入れば、抜群の集中力でまっしぐらに突っ走る人であった。 映画では、そこがデフォルメされていて、極彩色なミュージカル仕立てになったのだろう。 しかし、その時々、彼女は実に幸せであったのではないか、と思えた。 波乱に富んだ一生だが、精一杯に生きた人だとも言える。私は、素直に松子が愛しいと思えた。 映画は、「この役を演じるために私は女優になったのかも」と中谷に言わしめた作品。 彼女は『嫌われ松子の一年』というエッセイを出している。 | ||||
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・・・ということを思った。松子は40代をわずかに超えたばかりで閉経する。不良の教え子 と運命の再会をして、やがて彼を待ち続ける。待ち続けた彼に、いとも簡単に振られ、 抜け殻のようになって毎日を送る。そうして、あっと言う間に50代になってしまった。 人生そんなものかも、と思わせる。そして53歳での非業の死。松子を知る人々が彼女について 語る話が興味深い。 映画では、原作には何も詳しく書かれていない40代に、松子は、あるアイドルに夢中になっている。 せっせと分厚いファンレターを書いた松子。私も40代に似たようなことをしていたので、 つい松子にひかれ原作を読んでみたいと思ったたのだが・・・。この点は、映画製作サイド の補足の脚色だったのだ、ということがわかった。 波乱に満ちた松子の一生・・・。決して、気分爽快になる話ではないが、話としては面白い。 読んでよかった。 | ||||
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先日、ふと「そういえば、『永遠の0』に似た感じで話が進む小説あったけど、なんだっけ?」と思った。 そして、しばらく考えて『嫌われ松子の一生』だと気付いた。 ドラマ版を途中までは観ていないのだけど、どんなものか全く忘れてしまっていたので原作を読んでみた。 読んでみて感じたことは、まず自分は松子のことを笑うことはできないということだ。 松子の一生は決してほめられたものではない。 だけど、堂々と彼女の一生に対して説教をする資格のある人って、たぶん全人口の1割もいないのではないかと思う。 行き当たりばったりの、なぜか悪いほう悪いほうばかりに進んでいく、そんな松子の一生に似たにおいを覚える人は少なくないと思う。 もう一つ思ったのは、もしこれを学生時代に読んでしっかり意味を理解していたら、人生変わっていたかもしれないということだ。 なぜ松子の一生が悪循環に満ちたものであったのか。 これは解説にも書いてあったことだけど、進み方に主体性がなかったということ。 教師になったのも父に認められたかったから、トルコ嬢になったのもヒモの男に言われたから、美容師になったのもつかまる直前に付き合っていた男が理容師だったから、とその方向に行く理由に「自分のため」というものはあまり感じられない。 本作を読んで、考えなければいけないのはそこだと思う。 中高生が読むには少し衝撃的なものがあるし、これを勧めるとPTAからクレームが来るかもしれないけど、一度は親子で読み、一緒に考えなければいけない作品だと思う。 | ||||
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このタイトルを見た時どんな嫌な女が主人公なのだろうと思った。 しかし読み進めていくと「なんて不幸な女なんだろう」と同情する気持ちさえ 沸いてきていた。 やる事なす事裏目に出る。頭も良くて手先も器用だから幸せになりそうなものを 不幸な結末へと進んでいく。途中は作者を憎みたくなるぐらい松子が可哀想に思えた。 しかし自業自得だと思うような行動をするのが松子。娼婦もしていたのに 少女のように純粋で、まるで5歳の女の子のように男の言葉を信じるのが松子。 愛らしいと思うと同時に「なぜ逃げないのか。なぜこの呪われた運命を絶とうとしないのか」 と叫びたくなった。しかしやはり、そこが松子という女の一生なのだろう。 上下巻にも関わらずどんどん先が気になりあっという間に読めてしまった。 しかし決して軽い話ではない。読後は様々な気持ちが混ざり合ってうまく説明できないが 少しの間だけ松子さんの一生を読むことが出来て良かった。しばらくはこの余韻に浸りたいと思う。 | ||||
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助かりました。助かりました。助かりました。助かりました。助かりました。 | ||||
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助かりました。助かりました。助かりました。助かりました。助かりました。助かりました。 | ||||
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物語にどんどん引き込まれ、暗い気持ちになりながらもあっという間に読み終えました。 | ||||
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純真な心の松子が、愛を求めていく話。 周囲の人からしたら理解に苦しむ行動でも、松子にとってはそれが正しい道で、 たとえ社会的に悪いことであってもそんなのはおかまいなしに突き進む無垢な姿にきゅんとした。 松子を知る人は、松子を不幸な人だと思うかもしれないが、彼女自身は幸せだったんだと思う。 どうやら男性にはあまり受けない内容らしいが、女性としては少なからず共感できる部分があると思う。 メンヘラな私はものすごく自分にあてはめて読んでしまい号泣でしたw 他にもこういう不幸っぽいストーリーがあればぜひ読みたい。 | ||||
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同書の下巻のレビューにまとめて記すが、ここで強いて付け加えるとすれば、松子のやや特異な性格にリアリティがあること。同名映画ではこの点が少し弱かったように思える。 | ||||
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映画を先に見たのだが、映画よりはるかに面白かった。視点を切り替えながら物語はスリリングな展開を見せ、松子の死の謎に迫っていく。章ごとに視点を変える書き方が、物語を豊かにしている。最後まで読者を飽きさせずひっぱってゆく筆力と構成のうまさを高く評価したい。 | ||||
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映画化され話題を呼んだ作品の原作。映画では随分派手で明るい演出になっているらしいが(見ていない)、原作は、面白いが、かなり暗い。 最初は国立大学を出た中学の美人教師だったのが、校長からのセクハラ、窃盗事件で免職、後はソープ嬢、覚醒剤、殺人、と絵に描いたように転落してゆく。向けられたささやかな親切にすがりつき、愛を求めては、ろくでもない男に貢ぎ、裏切られる。誰でもいいから愛されたいというのも、地獄で仏(のように見えるもの)にすがりついてしまうのはわかるが、あまり同情できないのは私だけだろうか。 最初の転落のきっかけとなった事件にしたって、生徒をかばった、といえば聞こえはいいが、保身を第一に考え、単に口からでまかせを言ってしまった結果に他ならない。生徒のためを思った行動とはとても思えないのだ。その後の転落も、男運が悪いというよりも、男を見る目がないというのが原因の気がする。心配してくれる友達もいるのに、だめ男に貢いでしまって、結局だめになる。決して悪い人間ではないので、見ていて痛々しいが、結局は自業自得、といってしまえばそれまでだ。 松子は、悪い人間ではない。馬鹿でもない。しかし、弱い。自分で自分の人生を築こうという芯の強さがない。彼女の求める幸せはすべて男しだい、他人まかせなのだ。全て小さな希望にすがりついて裏切れ、それでも愛を求める姿は、哀れとは思うが、同情はできない。 | ||||
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嫌われ松子の一生をコミック化した本です。やや無理な設定ですが、自分の教え子をかばおうとして、窃盗の罪をかぶった女教師が、転落していくストーリーになっています。風俗嬢にまでなり、その教え子のヤクザの情夫となり、最後はどこにも帰る場所がなくなります。そして、幼少期に父親の愛を感じられなかった想いが交錯します。暗い話だし、読んだ後、後味が良くなく、好きにはなれない作品でした。 | ||||
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