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月光



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【この小説が収録されている参考書籍】
月光
月光 (徳間文庫)
月光 (中公文庫)

月光の評価: 2.75/5点 レビュー 100件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 1~20 1/2ページ
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No.37:
(4pt)

突っ込みどころあり

突っ込みどころその1 美人の高校生が40過ぎの特に取り柄もない普通の音楽教師に口説かれもせずに簡単に恋に落ちたことが信じられません。突っ込みどころその2 涼子がバイクでひかれたのは,はたして事故だったのか故意だったのかというところは,あっけない結末でした。意外とあっさりして物足りないと思いました。全体的なストーリーは面白いです。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
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No.36:
(5pt)

最後までは「罪」と「罰」、最後に「赦し」

誉田作品の中でも1位2位を争うくらい好きな作品。
まず、性描写はメインではない。誉田作品では必ずといってもいいほど描かれるシーンだが、それがあることで登場人物の人間としての「らしさ」が出るのだと思う。でも、苦手な人にはしんどいだろう。
主人公が姉の死の真相を知る過程で、知らなかった姉の姿、清いと思っていた姉の間反対な姿を自ら暴いてしまっていく。それでもやっぱり姉のことを想わずにはいられない。主人公だけじゃない。主人公の姉の持つ「透明さ」「清さ」に魅了された3人の人間の物語なのだと思う。その3人には立場の違い、思いの違いがありながらも、主人公の姉という点で共通するものがある。複雑で不器用で上手くいかないことへの気後れのような暗い気持ちになりながらも「月光」のメロディが流れる最後に「赦し」を感じずにはいられない。
定期的に読み返しています。
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No.35:
(4pt)

最後

やっぱり誉田哲也さんの本は面白いですね。
嫌いな方も多いようですが…。

そんなにひどい話でもないのでは?と思いましたけど。

最後が気になりましたが、
やっぱり羽田先生、死んでますよね?
の方が救いがある。
死ぬべきとは思いませんが、書き方的には死んでるんやんな?
って所がちょっと気になりました。
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No.34:
(4pt)

読み進めやすいサイコサスペンス。

突然の姉の交通事故死。
しかし、その事故現場は地元から離れた土地であり、偶然にも加害者が同級生ということに違和感を感じ、妹は姉と同じ高校に入学して真相を探る。
姉に起きた凄惨で乱暴な悲劇が明かされていく。

本作は人間の醜さ、未熟さゆえの暴走、愚かな独占欲といったことがたっぷりと描かれている。
序盤から犯人は分かっている形で、なぜこのようなことが起こったのか、それぞれの視線から行動と心理描写を見せていく。
非常に話が分かりやすく、話し言葉も多く、それなりのページ数がある本書だがハイテンポで読み進められた。

人によれば見るに耐えないきつい描写があるのだが、その暴力性もこの作品の魅力だ。
それだけに、影のヒロインである姉の美しさや強さ、ピアノ演奏シーンの幻想的な感じが引き立つ。
スパイスの効いた内容なのでいくらかの耐性を要するが、一気に楽しめた。
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No.33:
(4pt)

すげえひでえ話なのにすげえ面白かった

すげえひでえ話なのにすげえ面白かった…途中読んでて吐きそうになるくらい胸が悪くなったのに、ラストに向けて清々しくもあるような展開に乗りながら、おいおいそうじゃねーだろ、と自分に突っ込みを入れてた。それと同じような役割が最後に出てきた刑事だと思う。超救われない話なのになんか救いがあるように読ませるこの力はなんなのだ…
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No.32:
(5pt)

レビューを当てにせず読んでみて欲しい

レビューを書いていて言うのもどうかと思いますが、レビューで低評価だから読まないスタンスでいると
こういう作品には出会えません。主観での感想が多々ありますが、取り敢えず何も考えずに読んでみてください。
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No.31:
(4pt)

人を惑わす月光

死んだ姉は先生と不倫していた。その間に隠された秘密。。。

というとベタなんだけど、久しぶりに一日で本を読むくらい先が気になった。ベートーベンの月光第一楽章は穏やかな中に憂いと躊躇を秘めている。と勝手に解釈している。物語の要所要所で登場する第一楽章のように前半のストーリーは大きくは進まないし、どこか登場人物同士にも遠慮がある(先生、生徒、その取り巻き)も。なんだけど、後半は第三楽章のような堰を切ったような激しさが爆発される。もう見ているほうが辛い。みんな月に惑わされていく。

多くは語らないが一つだけ言わせてほしい。月並みながら不倫相手となるこの女生徒、天使過ぎる。凌辱の限りを尽くされても、自分を保つ、同級生の男に諭すように自分が今何をしたいのか問う。本人は意識せずとも月のように人を惑わす存在だ。しかし、そんな女生徒でも妹の話が出た瞬間にキレる。本当は本書の主人公(であると自分は思っている)である、女生徒の妹こそが月なのかもしれない。

星が4つなのは、不倫相手だった先生のその後があまりにも残酷なため。おススメ。
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No.30:
(5pt)

考えさせられる

買った日に読み切ってしまったのは久しぶりでした。
すごく引き込まれる作品でした。
基本的には後味の悪いものですが、いろいろな人の考え方や人生が複雑に入り混じっているのがとても考えさせられます。
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No.29:
(5pt)

割とあっさり面白い

事件関係者何人かの語りで、物語は、進んでいく、著者独特の、エグイ表現は、あまりない、レビユーを見て、読もうかどうか
迷ったが、おもいのほか、おもしろかった。誉田哲也はやはり、姫川シリーズが、面白い。
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No.28:
(5pt)

評価は分かれるのは当然か…

誉田さんの作品は、時折レビューで酷評されることが多いので、心配してしまいます。
「やっぱ、読むのやめよ」ってなってしまい、食わず嫌いになってしまわないかと。
なので、フォローとして。
本作、一部(性的な)残酷な描写が含まれています。
だけど、それだけ敬遠してしまうのはもったいないと思います。
作者の作品では、罪を犯した人間は、必ず何らかの裁きを受けます。
未読のかたは、図書館でもいいから、本書を開いてみてください。
評価は分かれるとは思いますが、これも作者の力だと信じて。
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No.27:
(4pt)

暗闇の中で、悪に染まっていく、おぞましい物語。

なんという くらい 物語なのだろう。
登場人物が、暗闇を抱えて、必死に生きている。
姉が 遠くはなれた場所で、バイクにはねられた。
はねた犯人は、同級生の男子だった。
姉は 殺されたのだろうか?事故なのだろうか? 
野々村姉妹にまとわりつく 心の闇。
美しく優しい姉 涼子。勝ち気で積極的な妹 結花。
感性がふわふわとして、写真部の部長としても腕は確か。
ふっと、自分の中にある秘密が、磁気を帯びる。
音楽教師 羽田の 心のスキマに 忍び込む 密事。
いけないと思いながらも とめることのできない感情。
教師と生徒。そこに 落とし穴があった。

やりたい盛りの不良っぽい 二人組。菅井清彦と香山瞬(サル)。
たがいに優位に立ちたい 想いがある。
そして 涼子の秘密をつかんだ時に 二人は爆走する。
涼子は それでも 正常な日常生活をおくる。
妹を巻き込まれるかもしれないと思った時に、涼子は妹を守るためにできることは何か?
その行動は 直線的で、それぞれの過ちを どう償うのかという 視点で
描かれながら 悪と善が 絡み合う。
瞬の姉貴の行動が よくわからない。
そして、瞬の直情的な怒り。感情でしか 生きられない 切ない男。
何だろう。このおぞましい物語は。
ここまで、堕ちて 這い上がれないような。
暗闇の中に 月光の曲が わずかな光のように差し込む。
しかし、そこには 光さえもない。
光 とは 希望 ではなく 絶望。
目的もなく、なにげに生きている羽田は どこにいくのだろう。
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No.26:
(5pt)

何とも言えない後味だが、、

まるで自分が犯罪被害者の家族になったかのような読後感に陥る。
登場人物の描写が巧みであり、それぞれ存在感 臨場感じゅうぶんだ。
性描写を持って評価を落とすレビューもあるが、確かに何とも言えない後味がある。
しかしながらそれは、ストーリーに引き込まれた事の裏返しだろう。
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No.25:
(5pt)

R18の小説を初体験!

すごいです。内容の充実、切なさ、土地勘がある町が舞台だったこともあり、その先がしりたくて、腱鞘炎になってしまいました。
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No.24:
(4pt)

なるほど

思ったよりもレビューの評価が低いので何件か読んでみたら、暴力的な性描写や中年と位置付く年齢の教師が生徒に手を出すといったモラルから大きくはみ出した部分に嫌悪感が大きいんですね。
その部分は確かに読んでいて気分のいいモノではなかったけども。

妹も教師も同級生も姉も、自分の孤独を自分のやり方で埋めていたんじゃないかな。

それと、これはミステリーじゃないと思いますよ。
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No.23:
(4pt)

相変わらずの…!

性的な描写が非常に生々しくて、官能とは違った意味の嫌悪感があるのが、誉田哲也の特徴でもある。

本作はその辺の嫌悪感も含めて、内容や展開をスマートにまとめた90点以上の作品であると思う。
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No.22:
(4pt)

赦し

色々なレビューを見ましたが、上位のレビューは、的を射てないと思います。作者には確固たる理想の女性像があり、それはすこし現実ばなれした感じもあります。けれどもそれは、我々女性を讃え励まし勇気づけてくれるものでもあるような気がします。そして、人間の善さを諦めてはいけないというメッセージが根底に力強く流れている気がしました。
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No.21:
(5pt)

予想以上の満足

誉田さんの作品は、よく読みましたが、割と初期の作品ながら、ラストの部分など秀逸でした。グロテスクさがなくて安心して読めました。
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No.20:
(4pt)

評価が分かれるのも納得

ここで書かれている評価がイマイチなのでちょっと読むのを躊躇った一冊。
読んでみて・・結果、そんなに悪くなかったです。
確か「そりゃないだろう〜!」とついていけない展開や、あまりにも辛すぎる救いようのない場面もありますが、それでもなお人が決して穢されない心や、強さを描こうとしているチャレンジ精神は伝わってきます。
よく、「真実が知りたい」というコメントをテレビでも見るけれど、おこった出来事がどうかというより、その根底に流れている想いや願いにフォーカスをあてることが赦しにつながる・・。そんな言葉が浮かびました。
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No.19:
(4pt)

納得したり赦すことは、難しい

話筋はありきたりな感じ。伝えようとすることも、軽いような薄いような。でも、ちょっと考えさせられるところがあった。「普通じゃない人間の普通じゃない理由なんて聞いたってしょうがない。そんなもん、聞いたって納得できっこない。そんな納得できない話聞かされたって、胸糞悪い思いするだけだ―。」「一番いいのは、相手が、赦せる人間になってくれること。」
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No.18:
(4pt)

序盤×、中盤、△、終盤○。

半分くらいまで読み進めるまでは、絶え間なく襲ってくる睡魔や、つまらないから読むの止めようかと思う心と戦い(そこまでではないですが)ながら読み進めました。

他の人のレビュー見ると相当評判悪いですが、その部分の評価だと私も賛成です。

しかし、終盤、あえて言うなら最後の数ページは良かったと思います、その数ページのための前書きが長々とあったのかなと読み終えた後は思っています。

最後の数ページは、映画化するれば良いシーンになりそうな気がします。

確かに暴力的な描写は人によっては厳しいので映画化は無理なのかな。
♯中年男性への戒めにはには良いストーリーですが、仕事に忙しくて映画見ないのでヒットは無理かな?

ただ、事件の発端となる”姉”と”音楽教師”の関係について、なぜ”姉”がそんなに惹かれていったのかが判らなかったので☆ひとつダウンです、そこ大切だと思うのですが。
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