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月光



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【この小説が収録されている参考書籍】
月光
月光 (徳間文庫)
月光 (中公文庫)

月光の評価: 2.75/5点 レビュー 100件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(3pt)

つまらなくはないけど、色々と残念な作品

つまらなくはないし、途中で飽きはしないけど、色々と残念で人には勧められない作品です。
妹を中心に物語を展開させていきたかったからなのか、両親の存在感のなさや、祖父母が出てこないことに物語の矛盾を感じました。
また、色々な登場人物の視点を変えて物語を展開していきますが、もっと面白く魅せる順番あったでしょう…と台無し感があります。
それぞれ発覚するショッキングな事実も、ただショッキングなだけで、そこに深みがなく、物語の薄っぺらさを強調させています。もっと登場人物たちを活かしてあげれたら、更に良い作品になったと思えるので残念です。
ただ、被害者少年の心理描写だけはよく研究されているというか上手で、読ませるなぁと感心しました。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.16:
(3pt)

ちょびっと勉強になりました。

各章毎に1人称が替わる文体。それぞれの目線から見て、表記されています。
同級生を強姦する、悪い高校生の話。
ちょびっと勉強になったのは、サラダの語源が、ラテン語のSal=「塩」からきており、野菜に塩をかけて食べるのが、サラダだ、ってぶぶん。
あとは、なんとなく、グロい。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.15:
(3pt)

ケッコー仮面

どうなんだろ。暇つぶしに読むとしたら、退屈しないんじゃないかな。文体も読みやすいし、展開も早い。どんでん返しとかを期待したら何もない終わり方です。R指定?ならば、中途半端。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.14:
(3pt)

人の哀しさかな?

誉田哲也のファンで、大抵のものは 読んでいます。
あらすじを レビューなんかで 読んで、地味に避けていた本なのですが どうな風に 書いてあるんだろうと 好奇心がかち とうとう 読んでみました。
たしかに、他のレビューにも あるように 涼子が先生を好きになる過程とか 雑な部分も ありますが、
涼子の 優しく凛としたキャラクターが魅力的で そこに救いのある小説だと思います。
解釈は、人其々にでしょうけど 一つの女性像が 描かれた小説とも とれるのではと 思いました。
でも、やはり 誉田さんは 大きく外さないなあと 思います。
大抵の作品は、人の哀しさを だだよう 深さが あるのではと 思うのですが‥
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.13:
(3pt)

野心的な作品、でもやっぱり残念…

人気作家の本なのでレビューも多いだろうし、本を読み終えてから評価が難しいなと思ったので、レビューするつもりなかったのですが、平均2.8星というのを見て、書くことにしました。確かにこの本の評価は難しい。なぜなら、この本を嫌っている多くの方が書いている内容は間違ってない(エロ的な内容、暴力の酷さ、感情の描写の不足)と思うし、私自身、本を読み終えてから2日間経ってもまだ読後感から立ちなおってないし、まだもう一回本を手に取る気もしないのです。それなのに、それだけでこの本を価値がないと見なすのは、納得いかないような気がします。なぜなら、この小説には確かなテーマがあり、それを見逃してしまうと、全体の意味を失ってしまうからです。そのテーマゆえにこの本を読むのは意味のあることと考えます。

そのテーマとは?読む人によって理解が異なるとは思いますが、はっきり言えるのはこの本のテーマは一つではない、という事です。多くの方が書かれている「赦し」という、キリスト教的なテーマが大きなポイントなのは確かです。というか、この本はあたかもそれが最後の収束点のように見せています。ところが、明らかに、作者が語っているもう一つの大きなテーマがある。それは、人間の罪についてです。この本の最後に生き残ってしまう2人の登場人物は、自らの罪によって生涯の罰を負っていきます。不倫を犯した高校教師の罪は明らかですが、天真爛漫な結花にどうして罪?そこに、「知っても意味はない」と語る、菅井の言葉が大きな意味を持ちます。決して知ってはいけない事、でもそれを知らないと気が済まない、そしてそのような罪によってしか真実にたどり着けない人間という存在。高校教師も結花もその点では違いがないかもしれないのです。そして、もう戻れないような状況になるまで、自分の心を理解できない菅井、彼ほど人間の罪深さとそれ故の魅力をもつ人物はいません。この本に登場する人物はこのテーマを語るために配置されたようなものかもしれず、そう考えると、細かな齟齬はある程度は仕方ないのかもしれない。

ただし、たとえそうだとしても、私がこの本に5つ星をあげられないのは、ストーリーとしての完成度の低さからです。他の方も指摘していますが、涼子はなぜこの教師に惹かれたのか。いくら優しくて母性にあふれた女の子でも、ただなんか可哀そうというだけで、先生に教室でセックスさせません。それじゃ、ただのノータリン娘です。高校教師も、いくら奥さんが成功して家に帰ってこなくてグレてても、それだけで校内で目の前の胸の大きな美少女に飛びつきませんよね。おそらくピアノが大きな道具立てになっているのでしょうし、いろいろと伏線を張ろうとしていますが、やっぱり足りません。全ての罪の始まりには深い思慮の舞台と役者が必要です。それがないことでこの本は残念なことに土台を失っています。それが、多くの読者の関心が本当のテーマに向かわずに、暴力やエロばかりに向いてしまう理由の一つでしょう。作者の野心が感じられるだけに、やはり残念な気がする小説です。

もう一つだけ、いかなる理由にせよ教職に就く人間は、生徒を性の対象としてはならないということも、この本がそれによって起こる罪の連鎖により描こうとしている、もう一つの大きなポイントであると考えます。私も教職を生業とする人間なので、その意味で、この本を読んだことはきっと意味のあることと思います。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.12:
(3pt)

やはり

女性が読むと不快に思う人は居るかも…ですね。私は女性ですが、誉田さんの著書は好きなので読みましたが、お話は単純なので一日で読み終えてしまいました。姫川シリーズがやっぱり個人的には好きです。
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4122057787
No.11:
(3pt)

恨みを抱いて生き続け蹴るか、赦して前に進むか

美人でスタイルも性格もいい姉が、なぜ同級生にバイクではねられたのか。姉、妹、姉の不倫相手、姉をバイクではねた同級生の4人の視点から描かれます。聖母のような性格をもった姉は、それほど好きでもない教師(だってほとんど接点がなかったのだから)と肉体関係をもってしまい、それを知った同級生に脅され、もてあそばれます。それでも、前向きに生きていこうとする姉。そんな女子高生がいるのかと思います。リアリティが乏しい。ただ、本作のテーマがと絡むのであえてそういうキャラにしたのでしょう。その彼女が同級生にもてあそばれる描写は、誉田哲也らしくむごいです。気分が悪くなるほど。ここまで描く必要があったのかどうかは疑問です。また、妹や姉をはねた同級生などのセリフがどうもぎこちない。『武士道シックスティーン』では、中年のオッサンが書いたとは思えないほど、主人公たちの会話が生き生きとしていたのに、本作では浮いた感じ。その辺が登場人物に魅力を感じないという意見のもとになっているのだと思います。

それでもほぼ一息に読んでしまいました。話をどう落とすのだろうかというのがなかなかわからなかったからです。悪いことしたやつは報いを受けるべきなんだけど、それで終わったのではありきたりです。本作は、とうてい理解できない理不尽な犯罪に、とりわけ被害者サイドがどう心の中で折り合いをつけて生きていくことべきかということだと思います。ずっと恨みをかかえたまま立ち止まるのか。それとも赦して前に進むのか。どちらがいいとは言い切れませんが、できることなら赦した方がいいのかもしれない。著者はそう言っているようです。でも、自分自身ならまだしも、自分の家族が被害者になったら赦せるかどうか。ぼくには自信がありません。罪を憎んで人を憎まずなんていうのはまず無理です。
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4122057787
No.10:
(3pt)

うーん

誉田哲也にしては期待はずれの作品。求めるものが高いせいかもしれないが今までの作品と比べるとどうかとはおもう…
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.9:
(3pt)

うむ

女性にはお勧めできない本ですね。
特に性犯罪についてトラウマのある方は要注意です。
一文でまとめてしまえば、女子高生が教師との不倫をネタに脅迫、凌辱の限りを尽くされ、
短い人生を終えてしまうというだけの作品です。
結局、誰も救われなかった気がします。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.8:
(3pt)

狂っているのは、物語か現実か。

さすが誉田哲也。
今回も読後感はすこぶる良くない。
読後感は良くないけれど、★ひとつのレビュアーの皆さんのように
ただのエロだの、汚らしいだけだの、頭がおかしいだのと、バッサリ
切って捨てられない何かが彼の小説にはいつもある。
良くも悪くもエロが勝ちすぎて、見えにくいだけだろう。

この小説のテーマは「赦し(ゆるし)」だ。
いや、彼の書くものの大半がそうなのかもしれない。
この小説について、汚らしい、頭がおかしい、と評する皆さんに
一度お訊ねしてみたい。
狂っているのは、汚らしいのは、物語なのか、それとも私たちが
生きるこの現実なのかと。

こんな話より汚らしい、無残な現実はいくらでもある。
無残な目にあっても生きていかねばならない人々が、それでも生きて
いくためには、いつかどこかで何らかの形の「赦し」を見つけねば
ならない。
どんな形であれ「赦し」を見つけられなければ、「人」としてでは
なく、「鬼」として生きるよりほかにないのだから。
泣かせる小説が描く「赦し」よりも、私は誉田さんの描く泥にまみ
れた「赦し」に惹かれる。
読後感の悪さにもかかわらず、読んでしまうのはそのためだ。

ちなみに私は四十代のオンナだが、このおハナシに登場する不倫教師の
「清いものを穢したい」という激情は、良く分かる。
良く分かるし、哀しくもありますね。

ただちょっと惜しいのは、姉の妹に対する愛情の裏付けが弱い。
だからストーリー展開に説得力がありません。
なので、★3つ。
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4122057787
No.7:
(3pt)

狂っているのは、物語か現実か。

さすが誉田哲也。今回も読後感はすこぶる良くない。読後感は良くないけれど、★ひとつのレビュアーの皆さんのようにただのエロだの、汚らしいだけだの、頭がおかしいだのと、バッサリ切って捨てられない何かが彼の小説にはいつもある。良くも悪くもエロが勝ちすぎて、見えにくいだけだろう。この小説のテーマは「赦し(ゆるし)」だ。いや、彼の書くものの大半がそうなのかもしれない。この小説について、汚らしい、頭がおかしい、と評する皆さんに一度お訊ねしてみたい。狂っているのは、汚らしいのは、物語なのか、それとも私たちが生きるこの現実なのかと。こんな話より汚らしい、無残な現実はいくらでもある。無残な目にあっても生きていかねばならない人々が、それでも生きていくためには、いつかどこかで何らかの形の「赦し」を見つけねばならない。どんな形であれ「赦し」を見つけられなければ、「人」としてではなく、「鬼」として生きるよりほかにないのだから。泣かせる小説が描く「赦し」よりも、私は誉田さんの描く泥にまみれた「赦し」に惹かれる。読後感の悪さにもかかわらず、読んでしまうのはそのためだ。ちなみに私は四十代のオンナだが、このおハナシに登場する不倫教師の「清いものを穢したい」という激情は、良く分かる。良く分かるし、哀しくもありますね。ただちょっと惜しいのは、姉の妹に対する愛情の裏付けが弱い。だからストーリー展開に説得力がありません。なので、★3つ。
月光Amazon書評・レビュー:月光より
4198622507
No.6:
(3pt)

まあまあ、面白かったです!

夜の学園にピアノ・ソナタ第14番が流れたとき、罪は生まれた! 姉の死の真相を知るため、同じ都立高校に進んだ結花・・・

誉田 哲也の小説を初めて読んでみた。
上に書いてある作品紹介を読んで
ホラー?ミステリー?と読み進めていったが、意外な謎があったり、心の揺れがあったりと中々面白い長編小説だった。

次回作も読んでみたい。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.5:
(3pt)

まあまあ、面白かったです!

夜の学園にピアノ・ソナタ第14番が流れたとき、罪は生まれた! 姉の死の真相を知るため、同じ都立高校に進んだ結花・・・
誉田 哲也の小説を初めて読んでみた。
上に書いてある作品紹介を読んで
ホラー?ミステリー?と読み進めていったが、意外な謎があったり、心の揺れがあったりと中々面白い長編小説だった。
次回作も読んでみたい。
月光Amazon書評・レビュー:月光より
4198622507
No.4:
(3pt)

妹の成長と償い。

本作は妹の結花、音楽教諭の羽田、加害者の菅井の三人の視点で描かれています。

そんな三者の人生の影響を及ぼした涼子は何故に朝霞で菅井にひかれたのか?
彼女が死んでしまった理由が何なのかが徐々に明らかになっていきます。

菅井を赦すことは出来ないし、真実を知ろうともしなかった羽田にも頭にくる所が有りますが、
作品自体は結花の心の成長が描かれており、上手く描写されていると思います。特に後半部分の各々の心の描写は良いと感じました。
しかし著者の伝えたかった想いや熱があまり感じられませんでした。
この題材を選んだ意図が無いように感じ、読んでいてストレスを感じたのも事実です。

サラッと読めてしまうので、何かの合間に読むのを薦めます。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.3:
(3pt)

妹の成長と償い。

本作は妹の結花、音楽教諭の羽田、加害者の菅井の三人の視点で描かれています。そんな三者の人生の影響を及ぼした涼子は何故に朝霞で菅井にひかれたのか?彼女が死んでしまった理由が何なのかが徐々に明らかになっていきます。菅井を赦すことは出来ないし、真実を知ろうともしなかった羽田にも頭にくる所が有りますが、作品自体は結花の心の成長が描かれており、上手く描写されていると思います。特に後半部分の各々の心の描写は良いと感じました。しかし著者の伝えたかった想いや熱があまり感じられませんでした。この題材を選んだ意図が無いように感じ、読んでいてストレスを感じたのも事実です。サラッと読めてしまうので、何かの合間に読むのを薦めます。
月光 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (徳間文庫)より
4198929491
No.2:
(3pt)

見所はどこに?

女子生徒(超が付く美少女!)と不倫する教師。
それをネタに女子生徒を輪姦するクラスメート。
どこかで見たような聞いたようなシチュエーションたっぷりのエロ描写。
著者の書きたいエロがあって、あとはおまけといった感じ。
実際、ミステリとしても犯罪小説としても見所は殆ど無し。
事件の結末も前半で簡単に読めてしまう。
流して読んでもOK。見逃して困るような伏線なんか張ってない。
文章も平易で数時間で読み終えることができる、お手軽ミステリ&エロというのはプラス評価になるのだろうか・・・。

大きなマイナス点は、登場人物の魅力の無さ。
共感も好感も抱けない人物ばかり出てくる。
特に酷いのが主人公。
姉の死の真相を探るのに必死なのは分かるけど、思考が他者への侮蔑と打算ばかりで辟易。
事件が解決してから「赦し」に気づくまでの流れが秀逸なだけに残念。
月光 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:月光 (中公文庫)より
4122057787
No.1:
(3pt)

見所はどこに?

女子生徒(超が付く美少女!)と不倫する教師。
それをネタに女子生徒を輪姦するクラスメート。
どこかで見たような聞いたようなシチュエーションたっぷりのエロ描写。
著者の書きたいエロがあって、あとはおまけといった感じ。
実際、ミステリとしても犯罪小説としても見所は殆ど無し。
事件の結末も前半で簡単に読めてしまう。
流して読んでもOK。見逃して困るような伏線なんか張ってない。
文章も平易で数時間で読み終えることができる、お手軽ミステリ&エロというのはプラス評価になるのだろうか・・・。
大きなマイナス点は、登場人物の魅力の無さ。
共感も好感も抱けない人物ばかり出てくる。
特に酷いのが主人公。
姉の死の真相を探るのに必死なのは分かるけど、思考が他者への侮蔑と打算ばかりで辟易。
事件が解決してから「赦し」に気づくまでの流れが秀逸なだけに残念。
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4198622507

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