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ソウルケイジ
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ソウルケイジの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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原作を先に読んだ方が良い作品です。 リアル描写が苦手か、想像力がある方は 読むのがきついかも… | ||||
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ヒトリシズカを読んで、まあまあ面白かったので、思わず手に取りました。 ストロベリーナイトがドラマ化されて、竹内結子さんが主演されていたのは 知っていました。 結び付く殺人と殺人。一つの殺人から、過去にさかのぼる犯罪。殺人。 闇の世界。挑む姫川玲子。対抗するのは日下。 おやっさんの死に、育てられた一人の青年と、その恋人。次第に明らかに なっていく犯罪のつながりに、そして明らかになるトリックとは。 というソウルケイジ。 読まされました。また非常に文章が読みやすい。つくりが分かりやすい。 気持ちが通じる。 あっという間の430ページ余り。 最後のあり得ないっていう私の叫びは、それに比べれば、大したものでは ないでしょう。 姫川さんの恋愛感情がちょっとよく分からない。 DNA鑑定の理屈をもう少しお勉強されてもいいかな。 12回完結って感じの描き方が、ちょっとって気もします。 でも、夢中にさせてくれた姫川さん、というより日下さん。80点。ちょっと 厳しいかな。電車で二時間って時のお供には良好。 | ||||
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テレビドラマでも「ソウルケイジ」の部分は出色の面白さだったけど、それは原作がいいからだ というのがわかった。 正直、「ストロベリーナイト」として連続ドラマ化された時、つまらんドラマになったと思って 見るのをやめた。先行の「ストロベリーナイト」のスペシャル版はそれなりに見応えがあったので 残念だった。ところが子どもの付き合いでちらちら斜め見していたら、「ソウル・・」の話になっ た途端断然面白くなったのである。あくまでも警察小説なので下手なキャラ作りより、丹念な捜査 から事件の確信に迫って行く過程や、思いがけない展開で読者を引きつけて欲しい。誉田氏に期待 します。 | ||||
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この作品に文学的な要素や、冴えわたるトリックを期待するとハズレます。 主人公たちの人間描写もライトだし、トリックやストーリーにも突っ込みどころはいっぱいあります。 でも警察物のドラマの特番なんかをみているノリで、一気読みで楽しめました。 ドラマ、マンガなんかを良く見る人間には、読みやすいし、文学的な要素もないので気楽な、娯楽性が高い作品かと思います。 ストロベリーナイトの変に残酷な感じとかもないし、こちらの方が好きです。 | ||||
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流れるようなストーリー展開、若干無理っぽい部分もあるものの意外な展開、土壇場でのどんでん返し等々、読者の心をぎゅっと掴んで一気読みさせる作品だと思います。 何と言っても主人公姫川をはじめとする各登場人物が魅力的であることが、話の筋とは別に作品の魅力を形作っていると思います。シリーズの「ストロベリーナイト」がTVドラマ化されたようですが、私はテレビドラマを見ていないのでそれぞれのキャラクターには勝手な印象を持ちながら読み進めています。 作品とは直接関係がない話ですが、解説の中で触れられている話として、この作者自身は登場人物の設定をする際に具体的な俳優をあてはめてイメージ作りをするとのことで、とても意外に感じました。作者が誰に誰を当てはめていたのか気になるところではありますが、読者自身で作品からのイメージで設定するのもまた楽しいものだと思います。 ネタバレが怖いので内容には触れませんが、警察組織の中のドロドロした部分にウェイトを置きすぎない、良質な警察小説だと感じ、好感を持ちました。 | ||||
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姫川も菊田も日下も脇役もいいかんじであるが・・・ どうしても納得いかない部分がある。 何故事件後に三島耕介は恋人の中川美智子に会いに行ってないのだろうか? 捜査や読者を混乱させるためだろうが・・・腑に落ちない。 | ||||
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面白かったので一気読みです!! そしてキャラ読みしました… 単発ドラマから入ってるので、 キャラのイメージは完成し、 刑事もののお堅い雰囲気がプレッシャーにならずにすみました。 トリックには二転三転と驚かされました。 たんじゅんに、そういう事ができるんですねぇと。 作品が多いと、様々なアリバイ工作やらなにやら、出ること出ること。 頭の良さに圧倒されます。 生瀬さん、はまりすぎです。 姫が石倉デカ長を「たもつさん」と呼ぶドラマの方に一票。 逆に石倉デカ長が「姫」と呼ぶのに二票め。 | ||||
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姫川シリーズ第二作です。 今回は前作に比べてグロいシーンはそんなにありませんので、前作苦手だった人も今作なら大丈夫でしょう。 ただ登場人物の大塚の後役がイマイチだった。過去をもってるけど、その設定、伏線はいるの?という感じで。 ただ井川&姫川コンビが前作に引き続き呼吸ばっちりで楽しめました。菊田は相変わらず空気キャラでした(笑) ライバル刑事はガンテツの方が好きだなー。ガンテツ出て来い!と思いながら、最後まで期待してました。 謎解きや描写の部分も含め前作の方が自分は好きです。 | ||||
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単なる敵役扱いだった日下主任が、じっくり描かれている。それが対照的に姫川のやんちゃさを浮かび上がらせる。 最初の捜査場面から、効果的に伏線を張ってドラマの脚本のように展開にメリハリをつけている。適度なトリック、必然性のある事件、登場人物の強い思い…それぞれバランスよく描かれている。 ヒロインはきっちりヒロインとして活躍し、仕掛けはドカンと二つだけ。変なツイストはなくてすっきりと読めた。 スティングの「ソウルケイジ」は地味な作品だけど、こちらの作品は華があります。なるほど父性がテーマだったのか。 | ||||
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前作、「ストロベリーナイト」からの姫川玲子シリーズといっていい作品だが、別にこちらを先に読んでも何の問題もない。ま、こちらを先に読んでもストロベリーナイト (光文社文庫)を、速効買いに走るだろうけどね。 内容としては、正直ストロベリーナイツより、僕は読みやすかった。前作の相当キツイ部分(私ちょっとホラーめいた部分や軽とめいたところは苦手なんだな、どんな作品でも)は色を潜め、かなり人間模様、いやもっと深いドラマ性、何気なく日常を暮らしている人に潜む、秘められた歴史のようなものが中心の本作品の方が、僕は好きだ。 作者の作風に時にみられる、かたくなで、ぎすぎすしすぎじゃないのかと言う不器用な部分にも、若干のコミカルさ、人間味がうかがえ、本当にこの作品は良くできたものだと思う。 自作が楽しみであり、今後の姫川を囲む刑事たちのドラマの展開が本当に見逃せないと思う。 | ||||
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今回、物語を通じて「父性」がテーマとなっている。 物語はそれぞれの登場人物が語り手となる一人称形式ですすむ。主人公・姫川玲子のみを語り手としないところに、それぞれの登場人物に心情を吐露させたいとの作者の意図が見える。430Pたらずの小説だが、200P近くまで読むと大方のからくりが読めてしまう。もちろん、その時点で確信を持つまでには至らないのだが、おそらくこういうシナリオなのだろうなとした想定は概ね当たっていた。だからといって本書がつまらない小説だというわけではない。謎が解けてしまってはミステリとしての楽しみは半減するかもしれないが、この物語にはそれを補ってあまりある人間像がある。読者はそれぞれの登場人物の心情に共感しながら応援する。読者は想定したシナリオがはたしてそのとおりであったことを確認しながら読み進めることになるのだが、そこに救いがある。なぜなら想定したシナリオは読者がそうあって欲しいと思うシナリオなのだから……。 | ||||
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誉田さんの作品は、結構読んでいますが、ソウルケイジでは少し印象が変わりました。 まず、グロテスクな表現が極端に少なくなっていました。 かつ、前作よりスピード感が落ち、結構丹念に物語りは進んでいく印象でした。 しかしまぁファンですので、客観的に見れているかどうかは難しいところですが、 なんだかんだ言っても、一気読みする面白さでした。 ぜひ前作のストロベリーナイトと併せて読んで頂きたいと思います。 末筆失礼致します。 | ||||
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登場人物「姫川玲子」が主役を務める通称姫川シリーズの第2弾にあたる本作。 シリーズ化ということを知らず、第一弾ストロベリーナイトを飛ばし、いきなり読んでしまったこのソウルケイジ。 ジャンルは刑事モノの小説。 刑事モノと聞くと一見とっつきにくい印象を受けていた自分ですが、初めて読む刑事モノの小説がこの作品で良かったと思える位満足しています。 まず、人物描写が丁寧に成されていて、新たな登場人物が出て来ても違和感なく頭にインプットされる。 主人公「姫川玲子」だけでなく、それぞれの登場人物にもスポットがあたっている。 それと、信頼している仲間と言えどいつ手柄を奪われるかわからないという緊張感の中、 お互いを探り合う表面で交わされる会話と、心の中で思う本音のコントラストも魅力的。 本作を通じて警察に対しての認識が、多少ですが深まりますね。 作品中何度か出てくる「一般人においての警察の認識なんて所詮そんなものだろう」と言われる通り、 警察における階級が9つあるということも初めて学びましたし。 ストーリーの内容的には「父性」が大きなテーマとしてあげられているようですが、「父性」と言われてもピンと来ない人もいるでしょう。 自分は「父性」という言葉よりも、少し長いですが「偽善と罪悪感に向き合った人間が下した愛」と比喩させていただきます。 多少強引かな?と感じる展開もありますが、読んでいる最中はそんなこと考えられない位ストーリーにどっぷりとハマっていました。 もっぱら電車の移動時間を使って小説を読む自分ですが、 終盤で展開される、よく思い出せば読み手にも「あの人が…まさかあの人だったのか!?」と気付かせてくれるシーンでは、 夢中になり過ぎて停車駅を忘れて通り越すほど(あはーん笑)不覚にも車内で涙が浮かんだのは内緒です(ぽっ(恥)) 物語のどんでん返しや裏切りを期待して読むのではなく、一つのドラマとして読むことで面白いと言える作品なので、読んで絶対に損はありません。 ちなみに、これを読んだ直後、第一弾のストロベリーナイトも購入。 そちらも読み終えているので後でレビュビームしようと思います。 カオスマン柳 | ||||
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ソウ、ストロベリーナイトですっかりファンになりました。 姫川シリーズ第2弾ということで、購入。 他の方のレビューがかなり辛口と感じるくらい、私は楽しめました。 シリアスな場面でちょこちょこと入るコミカルな姫川節は一人でニヤニヤ。かなり不気味だったと思います。 放置車内から左手首だけが発見される。近くの工務店ガレージが血まみれであるとの通報があり、指紋より工務店主人、高岡の手首であると鑑定される。 通報者は工務店に勤務している三島耕介。耕介は父親を保険金詐欺がからむ転落事故にて亡くしている。 高岡にも悲しい過去があり、耕介を支えて生きている。 捜査が進むにつれ、高岡、三島に絡んでいた詐欺師が浮上してくるが、行方が分からない。 しかし、胴体の発見と共に状況が一変する! ストロベリーナイトでの姫川ははっきり言って好きになれませんでしたが、本作ではかわいいやつじゃん!って感じました。 周囲の登場人物が一癖も二癖もありますが、読んでておもしろいですし、ちょこちょこと私生活を暴露させていたりして、感情移入できたりします。 最後はなんだかほろっとさせられました。 | ||||
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魂のオリというタイトルの本作では、 前作でなぜか姫野に毛嫌いされるエリート刑事との対比が描かれる。 そうして裏で進行するもうひとつの物語。 父性、ここにキワマレリという本作の優しさが、陰惨な事件を少しだけ明るくする。 ドストレートな展開ではあるが、前回に加えて姫野と周りとの関係が少しずつ 変化するあたり、ここで読者は応援目線というもうひとつの父性(?)を、 自分の中に見出すだろう。 異論はあろうがこの作品、誉田作品にしてはうまくシリーズになるのでは? との予感もあり。期待を込めて今後も読みつづけたい作品。 個人的には思い込みが強く割に頑固な姫野を大好きとは言えないのだが、 誉田作品を大きく評価したいのはその平易な文体と、 ちょろっとかまされる表現のへたれ感。 例えば姫野が考えごとをしていて部下のスルメを食べ始めたら止まらなくなる この辺のくだり。 ちょっと待て。そうまでして身代りは必要なものなのか? もし必要になったとしても、中林のちょっと真面目そうな社員が、 いっとき成りすませばすむことではないのか? おかしい。何かもう一つ、ピースが足りない。 それより何より、今はまずスルメが足りない。 | ||||
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ストロベリーナイトの結末が無理矢理っぽかった感があったのに対し、こちらの方が意外性はなくても オーソドックスで楽しめました。大きな仕掛けがなくとも犯人の動機やトリックが違和感なく受け入れ られ、前作以上のキャラクター描写もあいまって一つのシリーズとして読めました。 前作ストロベリーナイトを読まなくても十分楽しめます。むしろこちらを読んで大丈夫(グロさも)だ ったらストロベリーを読んだ方がいいのでは? | ||||
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姫川シリーズ第二弾ということで楽しみに読みましたが、 そこそこおもしろいけど、 それほどの驚きの結末やミステリーもなく、 わりと単線的なストーリーだと思います。 もうちょっと驚きや予想だにしないミステリーがないと、 物足りなさを感じてしまう人も多いのではないかと思います。 テーマが「父性」ということらしいですが、 無理やり的な感じがするので、 別にテーマはいらないんじゃないかとも思うし。 | ||||
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何が珍しいかというと、 メッセージがストレートだから。 単行本のレビューに書いておられる方がいるので書くが、 この作品の主題は「父性」である。 それをストレートに前面に押し出してくる。 その分、話の筋は早い段階で読める。 しかし、キャラを有効に使うことで、最後まで楽しめる作品に仕上がっている。 この本単体で読んでもいいが、 どうせなら「ストロベリーナイト」を読んでからのほうがずっと楽しめる。 誉田哲也って、こんな直球勝負もできるんだと見直した作品である。 | ||||
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Vシネマ的でドライブ感のある前作と比較すると少し印象が違う作品でした。 姫川班の活躍具合は前作の方が躍動感もドラマもありました。 ただ警察モノ小説としてはこちらの方が完成度が高い作品であった気がします。 前作のファンなら単行本でも買い、そうでない方は文庫になったら買い・・・でしょうか。 | ||||
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文体は読み易く、サクサク読み進められます。 内容的にも、各人物それぞれの視点から構成され、 心理描写、心情吐露の表現は、その軽快さも相まって 読んでいて楽しい。特に主人公の玲子。 そして、玲子に対する日下、父と子、菊田と井岡など、 あえて幾つかの絶妙な対比をうまくちりばめている。 扱ってるテーマや、シーン的に重かったりする部分もあるが それらを、そういった、表情豊かで魅力溢れるキャラクター達の描写が そう感じさせず、ある一定のまとまり感をもたせている。 トリックや謎解きという面では少々物足りなさを感じるのが残念。 | ||||
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