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ソウルケイジ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ソウルケイジ
ソウルケイジ (光文社文庫)

ソウルケイジの評価: 3.82/5点 レビュー 61件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 61~61 4/4ページ
No.1:
(4pt)

父性とは、という隠された主題を持つ警察小説

結婚とは。
色の違う二つの粘土の玉を、押し合わせて、こねくり回して、また丸くするような、作業。
玉の中の、二色の内訳は、人それぞれ。
真っ二つに真ん中で色が分かれているのもあれば。
複雑に入り混じりあっているのもあれば。
あるいは一色が、完全にもう一方を飲み込んでしまっているのもある。
だが、いずれにせよ、外見は丸くなければならない。
二つの玉が、互いの形を崩しあって、もうちょっと大きな、一つの玉になろうとする。
すぐにはそうできなくても。
そうなるように、努力する。
それが結婚するということであり、家庭を持つということである。
子供とは。
その二つの玉が一つになった中に、ぽつんとできる、また違った色の、小さな玉。
どっちの色に近いかは、ケースバイケース。
子供はいつか、独立した一つの玉になって、家庭を離れていく。
その時、出来るだけ丸い玉であるように。
一人でも転がっていけるように。
そうしてやるのが、親の、役目。
偉そうに書いたが。
上記すべて、この本からの、受け売り。
エンタテイメント性が強い、警察小説なのだが。
小説の筋とは全く関係ないところで、強く感銘を受け。
でも実は、この作品に流れるもっとも強いメッセージ。
また、作者に嫉妬を感じた。
ソウルケイジAmazon書評・レビュー:ソウルケイジより
4334925421

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