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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 1521~1540 77/104ページ
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感動しました。私は海軍兵学校の出身ですが、当時の事を思い出して涙が出ました。 | ||||
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戦争を知らない私としては、事細かく表現された戦争の実態を知れた傑作でした。 それとともに、あらゆる視点から主人公の人物像をとらえ、その演出も良かったです。 僕にとっては最高の一冊です。 | ||||
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文句なしの★5つ。主人公で司法試験浪人の佐伯健太郎はジャーナリスト志望の姉とともに、姉の仕事の終戦60年特集の関係から零戦パイロットだった祖父宮部久蔵のことを調査しはじめる。祖父は終戦直前に特攻で死亡していて、最近亡くなった祖母も祖父のことはほとんど話していなかった。調査を進めていくうちに祖父の意外な素顔が明らかになってくる。海軍でも指折りの辣腕搭乗員でありながら、優しくて礼儀正しくその反面極端に憶病であって海軍軍人らしからぬ人物であり、祖父を知る人にインタビューをするとその評価は人により分かれていた。また、祖父は多くの人にその後の人生に多大な影響を与えていたことが明らかになる。そして、調査の最後は意外な結末になり、祖父の祖母への壮絶なまでの深い愛情が明らかになってくる。祖母の再婚相手の「おじいちゃん」が実は意外なキーマンだった。 物語の後半は涙また涙の連続だった。涙無しには読めない傑作。 | ||||
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太平洋戦争が舞台。零戦乗りである主人公「宮部」を中心として、その孫や仲間を取り巻く様々な人間模様を描いた物語。最近は専門書やビジネスに関する本に偏っており、小説を読んだのは久しぶりだったが、あっという間に約600ページを読んだ。この本を選んでよかったと思った。 この本については、好意的な評価が多数を占める反面、戦争部分の記述の正確性や類書の焼き直しだ、等、様々な指摘もあるようだ。それは確かに一理あるのかもしれない。ただ、それでも自分のような戦争を体験していない世代や、下手をすると日本が昔戦争をしたことすら知らない世代の者たちが、この本を手にとって少しでも歴史に興味を持ち、考えてもらうきっかけとなるのであれば、それだけでも十分すぎるほど価値のある本だと思う。さらに突っ込んだ内容が知りたいのであれば、自分で気になるところを別の本で調べればいい。実際私も、この本を契機に類書に手を伸ばしていくつもりだ。 しかし、この本を読んでみて、自分がいかに日本の歴史のこと、戦争のことを知らなかったかを知った。私の祖父は海軍出身の戦争体験者だったため、海兵に関する記述は特に身を乗り出して読んだのだが、まったく知らないこともかなりあった。細かい記述については賛否両論あるにせよ、一読する価値のある本だと私は思う。私も祖父がまだ元気なうちに、もう一度話を聞いてみよう。 そして、それ以上に痛烈に感じたのが、今では当たり前に享受している生活が当時は当たり前でなかったこと。学校に行けなかった人も多かった。本当に日本は貧しかった。そこから復興しようという気持ちが日本の発展を支えた。このことを忘れてはならない。 〜「日本は戦後、素晴らしい復興を遂げました。でもね佐伯さん、それは、生きること、働くこと、そして家族を養うことの喜びにあふれた男たちがいたからこそやと思います。」〜(P297) 今後の日本を担う若い世代に、ぜひとも読んでほしい一冊。 | ||||
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この小説はまず、宮部久蔵という人物の魅力に取り憑かれます。 飛行機乗り達のカッコ良さに少しだけときめきを覚え、航空戦・特攻隊にリアリティーを感じ、 命というものの重み、尊さ、葛藤、戦争とは一体何だったのか、そして何より愛について 深く感じ考えさせられる作品です。私は百田さんの著書自体これが初めてでした。 感動するだの、良い話だの、以前から噂は聞いていましたが はっきり言って、ここまで泣かせられる小説にはもう二度と出会えないと思います。 ラストは「ヤバイ!」と聞いたが、ヤバイどころの話ではない。 電車の中やカフェなど公共の場では絶対に読んではいけない本です。 次から次へと涙が溢れ、嗚咽も止まらない。鼻水だって垂れ流しだ。 ラストは著者の百田さん・物語の中の宮部さんに敬意を表してか、いつの間にか正座をしている自分に気が付きました。 読み終わった翌日も思い出しては涙ぐむ始末...。 なかなか現実に戻って来れませんでした。 これは大変な名作です。私はこの本に出会えて本当に幸せだと思っています。 | ||||
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第二次世界大戦終戦からすでに70年が経とうとしており、戦争体験者が少なくなっていく中、しかしなかなか戦争本には手を出せないでいた私のためにあるような本でした。 実体験を述べたものより、より「身近」に、申し訳ない言い方をすれば「面白く」加工されたこの小説のおかげで、一気に第二次世界大戦を「歴史」としてではなく自分自身に取り込めた気がします。 海外出張中に読んだことで、本来の日本人気質のもつ誠実さについて敏感に反応してしまったのかもしれませんが、飛行機の中だったにもかかわらず、感動と悲しみと戦争の虚しさを想いなかなか泣き止むことが出来ませんでした。 | ||||
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戦争を知らない人がこれだけ書けるとは・・・友人の病床に一部届けた。 | ||||
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あまり本を読む方ではないのだけれど、引き込まれて一気に読みました。 フィクションとノンフィクションが織り交ぜてあることで、日本人として「ひとごとではない」と思えたからかもしれません。 涙が出るほどの感動、というのとは違う何かが残りました。 私の身内にアジアの島で戦死した者と原爆の直下にいて戦死した者がおります。 私は当時の話を直に聞くことができたので、いろいろ考えることがありますが、私の子どもや孫たちの世代には、直に聞くことが難しくなっています。今の日本で生きるものたちの生活が、どういう方たちの努力のもとにたっているのか、知ることが難しくなっていると思うのです。 ★が低評価の方のレビューも読み、確かにそうだと思う部分もありました。 しかし、私がもっとも評価したいのは、「戦争」を知らない子どもたちの心に、何かを残してくれる本だと思ったことです。 私がぽろっときた部分は、最後の最後、姉の「おじいちゃんにおこられちゃうわ」です。 私たち、日本人が、恥ずかしくない生き方をしたい、ということを胸のどこかに残してくれる良作だと思います。 | ||||
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評判通りで大変面白かったです。零戦の体験談は後世に残すべき貴重な財産だと思います。反面、後半の昼ドラ風のくだりは必要だったのか疑問。最後は米兵からの視点で零戦を評価して終わりにすべきかな?モヤモヤが残りました。 | ||||
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何度も読み返しました。時間と登場人物が入り混じり展開する物語に最後まで楽しく読めました。 | ||||
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心を揺さぶられる本とは、まさにこのような本のことを言うのだと思う。読後の感動を表現できる言葉が見つからない。 戦争についての本や映画はどこか説教臭く道徳じみていて好きになれず避けてきた。だが、この本は違う。淡々と語られる一人の人間像、生き様を通して、戦争とは何か、人間の尊厳とは何か、人の弱さ、強さ、生命とは、人生は何のためにあるのか、人は死を前にして何を考えるのか…多くのことを感じ、考えさせられた。 特攻や志願兵に対する見方も改められ、自分がいかに浅い見方をしていたかを反省した。 宮部、そして多大な可能性を持った若者が、人としての尊厳を無視され死に追いやられたのは、本当に切ない。あの死が無駄にならないように、彼らの尊厳を守るためにも、彼らが伝えようとした教訓を自分の生き様をもって伝えなくてはならない。 太平洋戦争についての本だが、今の日本の問題との共通項が多く見られる。当時の経験が生かされず、真実が葬られたまま時が過ぎてしまった結果が現在の日本のように思えてならない。現在の日本社会、多くの企業で起きていること、政界は、当時の軍隊に似ている部分が多い。それを思うと更に切ない。 歴史を正しく見直し、当時の現実を直視することなくして、人間の進歩はない。この本はそれに大きく貢献していると思う。 | ||||
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神風特別攻撃隊とは、本当に純粋な愛の形だと改めて認識しました。テロ行為とは、子供、女性、老人をも無差別に殺傷する行為である。要するに一般市民も対象になっていることなのです。神風は戦闘艦、もしくは輸送艦を目標に攻撃をしました。その行為をテロ行為というのであれば、広島、長崎に投下した原子爆弾は?東京大空襲他多くの地方都市へのアメリカ合州国による無差別爆撃行為はまさにテロリストそのものではないのでしょうか。何十万人の一般市民特に子供、女性、老人を殺傷した事実は、絶対に歴史から消えることはないのだから。もっと日本の歴史を深く知ってほしいものです。 | ||||
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浅田次郎「壬生義士伝」の丸パクリ。文章的にも他の戦記物で読んだことのある内容を文体を変えているだけのように思えます。これは訴えられても仕方の無いレベル。航空機に対する知識も浅く、怒りを感じたまま途中で投げ出した。 | ||||
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日頃はノンフィクションを読むことが多い私ですが、久しぶりに長距離列車に乗ることになり、この文庫の小説を手に取りました。読み始めたら止まらず、目的地に着いてからも少し時間があったので、駅のホームで最後の数ページを読み切りました。途中何度も涙で文字が見えなくなるのをこらえながら……。戦闘の場面や宮部と周りの人たちとのやりとりなど、印象に残った場面は多々ありますが、なかでも第9章の武田の口を借りてのマスコミ批判は、まさに今の日本にそっくりあてはまると思いました。ミスリードによって国民を間違った方向へ煽るマスコミの本質は、日露戦争以降、変わっていない、いや、むしろさらに悪くなっているように感じられて仕方がありません。 | ||||
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正月休みに読もうと購入、読み上げるのに2日かかりませんでした。プロローグとエピローグをはさんでストーリーが展開。江田島の術科学校、知覧特攻記念館も見学したこともあり、いろいろと考えさせられました。 | ||||
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感動でした。TVで知って購入したんですが、買ってよかったです。 | ||||
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中学生の姪の、夏休みの読書感想文・感想画用の作品として、 この著者の『風の中のマリア』を選んだことが入り口でした。 『風の中のマリア』の主人公は、巣を守るために戦うスズメバチ。 『永遠の0』の主人公の亡き祖父は、第二次世界大戦中の特攻隊員。 どちらも家族を想い、子孫を国を想い、生きるために戦う。 両作品に共通のものを感じたのは、私だけではないと思います。 読書中に「これは体験した者しか語れないだろう」と感じていましたので、 巻末に挙げられている多くの参考文献を見た時、真摯で正直な作者だな、 よく資料を探して読み込んだな、と思いました。 1956年生まれの作者が、想像だけで書けるものではない。当たり前です。 盗作や転写という批判があるようですが、根本的に違う。残念なことです。 亡き人の真実の姿を知ろうとする主人公が、 様々な視点から語られる全く違う人物像に戸惑う…という物語は、 米映画『戦火の勇気』を思い出しました。私は好きな手法です。 一人の人物に対する見方というのは、人によって全く違うのが当然ですし、 愛憎によって歪んだ像も、それを見る者には真実なのですから。 物語(フィクション)として素晴らしい作品だと思います。 ノンフィクションをコラージュし、巧い結末をつけたフィクションです。 出来過ぎと感じる人は、自分なりの結末を考えてみるといいでしょう。 作家という仕事、作品を創るという事の難しさが解ると思います。 巻末には『講談社文庫刊行の辞(1971年 野間正一)』もあります。 私はどの作品も読後は必ずこの文を読み、その作品が文中の 「いたずらに浮薄な商業主義のあだ花」に当たるかどうかを考えます。 レビューが500超ですから、粗筋などは他の方にお任せいたします。 しかし、この作品から巻末の参考文献を始めとするノンフィクションへ、 若い世代、いえ、あの戦争を体験しなかった現代のほとんどの人々が 興味を持つきっかけとなれば―それだけで素晴らしい偉業だと思います。 作中に、戦争責任は新聞・軍部・国民にあるという異なる意見があります。 私はその中のひとつだけに原因を求める事こそ無理があると感じます。 それは正に、ドッグファイトのような渦巻きではなかったのでしょうか。 次の戦争を起こすそのひとつに決してならないようにする。 それが私なりの生き延び方、愛する人の為の生き方です。 | ||||
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”戦艦日向の改装に携わった”という島一番の船大工だった 祖父の影響もあり、子供の頃より戦記物には興味がありました 成人してからは、作中にも出てきている鹿屋や知覧、 回天の根拠地である大津島などを巡って参りました その中で感じたことは ”特攻”というテーマは非常に難しく、 切り口によってまったく異なる描き方になってしまう、 ということです 切り口によって、ある面では真実でも 別の面では誤解を招く恐れがある・・という それを作者は、 それぞれの立場・思想の異なる元兵士の口を 借りるという形をとることで なるべく誤解を与えないように心がけているように 感じます また、何故”特攻”という作戦が 採られるようになったのか・・・ という肝心なことを理解するために必要な 最低限の基礎知識も織り込んでいます この本の素晴らしい所は、 その膨大な内容を、これだけコンパクトに、 しかも読みやすい形でまとめている事です また、”特攻”という事象を通して 現代にも通じる日本人の持っている強さと弱さを 指摘している所も見逃せません これだけ”売れにくい”内容なのに それをストーリーで上手くフォローして ベストセラーにしてしまう 作者の超人的な力量に拍手です | ||||
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孫が特攻隊で戦死した、空軍の祖父の足跡をたどるストーリー。 感想としてはとにかく面白かった。 色々な人の証言を基に祖父の宮部九蔵がどのような人物だったかが徐々に明らかになっていく。 証言者はともに戦地で戦った人、教え子など様々。 本を読み進めていくうちに、宮部九蔵がどのような人物で、どういう思いで戦争に臨んでいたのかよくわかる。 戦争中に最前線の人たちがどのような思いを抱いて戦っていたのかもよくわかる作品だった。 非常に感情移入しやすく、読めば読むほど、戦争の悲惨さ、当時の日本の愚かさ、その時代に生きた兵士達の思いがわかる感動的なストーリでした。 ラストも衝撃な展開でした。 | ||||
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読んでみようかなーと軽い気持ちで手にした自分が恥ずかしくなってしまう程読了時に感動しました。 詳細は是非手にとって読んでみてください。 生きる意味を考えました。 | ||||
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