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名探偵登場
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名探偵登場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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奇術師のフーディーニや作家のコナン・ドイルがある館に集まり・・・というお話。 以下ネタバレになるかもしれないので、未読の方は読まないでください。 著者の方は推理小説なので、当然意外な結末や驚くべき犯人や予想外の犯行動機を考えたとは思いますが、それよりも、黄金時代の本格推理小説をどこまで再現できるか、に集中して書いたのではないかと思います。なので、黄金時代の推理小説が好きかどうかで、この作品への評価が変わってくるとは思いますが、個人的には結構よくできた作品に思えました。 黄金時代の推理小説がチャンドラーが批判したリアルでない状況、事件、登場人物、犯行動機、追及すべきは他にあるであろう、という作品が多いですが、本書でも社会派らしい問題提起や批判等はほぼありませんので、本当にクイーンやクリスティの小説が好きな人がその雰囲気を味わう為の作品に思えました。なので、そういう小説に興味のない方には食い足りないかも。 あまり評価や売り上げは芳しくなかったのか、中古の値段等はかなり安くなっているので、やはりマニア向けでしかね。 黄金時代の本格推理小説の再現に尽力した感じの推理小説。機会があったら是非。 | ||||
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Walter Satterthwaiteの『Escapade』(1995年)の翻訳。 イギリスの屋敷で起きた密室殺人の謎に、フーディーニやコナン・ドイルが挑むという歴史ミステリだ。 トリックそのものにはがっかりさせられるのだが、真相や犯人の意外性はかなりのもの。 読む価値がある。 ドイルがあまりに人格者で、いいひとすぎる。 これがドイルじゃなかったら、まちがいなく犯人というレベルだ。 かなり厚い本だが、登場人物の個性的な魅力もあって、一気に読み通してしまう。 | ||||
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フーディーニやドイルといった実在の人物を絡めて、昔ながらの邸宅ものの雰囲気を楽しく伝えてくれる物語です。 登場人物がむやみに多く、トリックやその解決がいささか単純という欠点もありますが、主役のボーモントやフーディーニのやり取り、もう一人の語り手であるジェーンの手紙などふんだんにちりばめられたユーモアがそれを補って余りあります。 本作を楽しんだ方は、続編の仮面舞踏会も併せてどうぞ。 | ||||
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時は1920年代、イギリスの田舎、幽霊が出るという噂の屋敷で降霊会がひらかれる。集まったのは、屋敷の主人一家にその友人たち、霊について肯定派のシャーロック・ホームズの生みの親コナン・ドイルに、否定派の稀代の脱出王ハリー・フーディーニと一癖ありそうなその秘書、さらには招かれざる客としてフーディーニをつけ狙う謎の奇術師。これだけのお膳立てと登場人物がそろって何も起きないワケがなく、事件が・・・。他の作家もいろいろ書いているようなんですが、自信過剰、自惚れ気味なフーディーニと、すでに老齢で心霊学にのめり込んでいるドイル、この二人の組み合わせがとてもいい味を出しています。残念なのは、霊にお伺いを立てて犯人をみつけようとする、とてもホームズを書いたとは思えないコナン・ドイル、ホームズのファンなだけに、もっと活躍してほしかった。こんなドイルだからこそ、フーディーニが引き立つということもあるのでしょうが。息つぐヒマもあらばこそ、次から次に事件がおきて、その長さ(文庫版で約550ページ)を感じさせずに読み終わることができました。 | ||||
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往年の同名映画のファンの方、残念ながらあれの原作では(ノベライゼーションでも)ありません。でもこれはこれで古きよき時代の探偵小説の雰囲気をノスタルジックに味わえます。多彩な登場人物の中でも、(実在した)奇術師フーディーニが実にいい味を出している。私はいっぺんでファンになりました。 | ||||
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