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伽羅の橋
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伽羅の橋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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島田荘司氏絶賛のコメントと、あらすじに惹かれて読んでみました。 概要はすごく面白そうで好みなのですが、読んでいてどうしてもリアリティのなさと 作者の熱い感情の押しつけ感が気になってしまい、純粋に作品として「面白い」とは感じられませんでした…。 たぶん、この作者は『小説』を書くのにあまり慣れておられないのではないかという気がします。 個人的には、本格ミステリーとして少しくらい設定や論理に粗があったとしても、 人間ドラマやその他の部分で魅了してくれる作品なら十分楽しめると思うのですが、 小説としてまとめるやり方が上手くなかった、ということでしょうか。 次回作に期待したいです。 | ||||
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島田荘司氏絶賛のコメントと、あらすじに惹かれて読んでみました。 概要はすごく面白そうで好みなのですが、読んでいてどうしてもリアリティのなさと 作者の熱い感情の押しつけ感が気になってしまい、純粋に作品として「面白い」とは感じられませんでした…。 たぶん、この作者は『小説』を書くのにあまり慣れておられないのではないかという気がします。 個人的には、本格ミステリーとして少しくらい設定や論理に粗があったとしても、 人間ドラマやその他の部分で魅了してくれる作品なら十分楽しめると思うのですが、 小説としてまとめるやり方が上手くなかった、ということでしょうか。 同じ賞で大賞を逃した「少女たちの羅針盤」も同様にミステリーとしてはトリック部分に 全く目新しさを感じなかったのですが、少なくとも青春ものとしてキャラがよく書けていたと思うし、 最後まで楽しく読めました。 福ミスってどういうところを基準に受賞作を選んでいるのか、今ひとつ疑問ですね(汗) | ||||
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これは本格ミステリと言えるのか? 本格ミステリってこんなだったっけ?と思ってしまう話の展開です。 矛盾した言い方だけど、リアリティのない社会派。 登場人物の行動の心理にリアリティがなく、「何でそんな行動するの?」ということばかり。 かわいそうだからという、世間とは逆の感情論だけで突っ走って、 主人公にとって都合のいい事実はそのまま受け入れて疑いもせずに論理もどきを組み立てます。 それなりに丹念に読みましたが、主人公の推理は都合のいい事実にのみ支えられています。 本格ミステリが本格ミステリであるための論理性は皆無といっていいでしょう。 本格ミステリファンとしては、知的で高度な論理性を期待してしまうのですが・・・ ちなみに、スケールの大きさは謎解きとは無関係です。謎はどんでん返しもなく解かれます。 作者の熱さに引いてしまいましたが、こういうのが好きな人なら、感動できるかもしれませんが、 本格ミステリファンとしてはあまり評価できません。 島田荘司ファンとして思うに、福ミスにはまともな本格ミステリが投稿されなかったということでしょう。 ファンだけど、本格ミステリを読みたい私としては、次回から福ミス受賞作はパス。 「受賞作なし」には出来ないんでしょうね。投稿を考えている人にとってはある意味狙い目かも。 | ||||
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これは本格ミステリと言えるのか? 本格ミステリってこんなだったっけ?と思ってしまう話の展開です。 矛盾した言い方だけど、リアリティのない社会派。 登場人物の行動の心理にリアリティがなく、「何でそんな行動するの?」ということばかり。 かわいそうだからという、世間とは逆の感情論だけで突っ走って、 主人公にとって都合のいい事実はそのまま受け入れて疑いもせずに論理もどきを組み立てます。 それなりに丹念に読みましたが、主人公の推理は都合のいい事実にのみ支えられています。 本格ミステリが本格ミステリであるための論理性は皆無といっていいでしょう。 本格ミステリファンとしては、知的で高度な論理性を期待してしまうのですが・・・ ちなみに、スケールの大きさは謎解きとは無関係です。謎はどんでん返しもなく解かれます。 作者の熱さに引いてしまいましたが、こういうのが好きな人なら、感動できるかもしれませんが、 本格ミステリファンとしてはあまり評価できません。 島田荘司ファンとして思うに、福ミスにはまともな本格ミステリが投稿されなかったということでしょう。 ファンだけど、本格ミステリを読みたい私としては、次回から福ミス受賞作はパス。 「受賞作なし」には出来ないんでしょうね。投稿を考えている人にとってはある意味狙い目かも。 | ||||
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福ミスは広義のミステリーではなく、本格寄りのミステリーを募集していたはず。 なので、審査も「本格ミステリー」であることが基準になると思っていた。 現に第1回受賞作品『玻璃の家』は本格度も高く、本格ミステリーファンが楽しめる作品であった。 それを期待して第2回の受賞作品を読んでみたのだが、ことごとく期待を裏切られる、本格とは到底言い難い作品であった。 島田荘司氏の選評にある、「10年に一度というほどの傑作となり得る」「目の覚めるような右ストレート」 というのは、本格ミステリーとしての評価ではないらしい。 最後まで読んでも、あらゆるところが疑問として残ってしまう。 考えられるであろう可能性をすべて消し去ることができていない。 「空襲」により凶器も死体も犯人に対する事情聴取もすべてうやむやにしてしまうのは、都合がよすぎる。 後半の阪神大震災も、謎解きに必要であったからではなく、単なる演出にしか見えない。 「冤罪を晴らす」といっても、黒が白になるわけではなく、濃い灰色が薄い灰色になる程度である。 では「人間ドラマ」として上質なのかというと、リアリティのなさ、感動の押し付けに興醒めしてしまう。 島田荘司氏がこの作品を選出した理由がよくわからない。 福ミスは地方の賞であり、応募作品の本格ミステリーとしてのレベルが低いということであろうか。 「本格」が審査の基準でないのであれば、福ミスHPの「島田荘司氏のコメント」は書き換えるべきであろう。 | ||||
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福ミスは広義のミステリーではなく、本格寄りのミステリーを募集していたはず。 なので、審査も「本格ミステリー」であることが基準になると思っていた。 現に第1回受賞作品『玻璃の家』は本格度も高く、本格ミステリーファンが楽しめる作品であった。 それを期待して第2回の受賞作品を読んでみたのだが、ことごとく期待を裏切られる、本格とは到底言い難い作品であった。 島田荘司氏の選評にある、「10年に一度というほどの傑作となり得る」「目の覚めるような右ストレート」 というのは、本格ミステリーとしての評価ではないらしい。 最後まで読んでも、あらゆるところが疑問として残ってしまう。 考えられるであろう可能性をすべて消し去ることができていない。 「空襲」により凶器も死体も犯人に対する事情聴取もすべてうやむやにしてしまうのは、都合がよすぎる。 後半の阪神大震災も、謎解きに必要であったからではなく、単なる演出にしか見えない。 「冤罪を晴らす」といっても、黒が白になるわけではなく、濃い灰色が薄い灰色になる程度である。 では「人間ドラマ」として上質なのかというと、リアリティのなさ、感動の押し付けに興醒めしてしまう。 島田荘司氏がこの作品を選出した理由がよくわからない。 福ミスは地方の賞であり、応募作品の本格ミステリーとしてのレベルが低いということであろうか。 「本格」が審査の基準でないのであれば、福ミスHPの「島田荘司氏のコメント」は書き換えるべきであろう。 | ||||
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