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探偵小説のためのインヴェンション 「金剋木」
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探偵小説のためのインヴェンション 「金剋木」の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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探しても、なかなか見つからないし、あっても、すごく高かったりしてたので、今回は良い買い物ができました!特に目立つ傷なども無く早めに届きました!ありがとうございます! | ||||
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格段に読みやすくなっています。 まあ時に心の声が出てしまう部分もままありますが 今まで出た感から比べればはるかに落ち着いていると言えましょう。 暴走運転(!!)で事故を起こしたことから閉じ込められた ある訳ありの廃学校。 そこでこれまた訳ありの殺人事件が発生します。 いわゆる人外がらみの事件には数々の制約がでてきます。 果たして誰が、何の目的でその事件を起こしたのか。 そしてえらこっちゃになってしまったあかねに幸運は訪れるのか。 落ち着いて読める分 わちゃわちゃしていた今までと比べると物足りなく感じるかも。 | ||||
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探偵小説シリーズの4作目。 これまでの3作と比べて、一番ミステリらしいミステリになっていると思う。過去の3作は、一応ミステリとしても読めるが、それに加えて、妖怪?(というか人外というか)が出てきて、それも踏まえて、もう一度解釈し直して、みたいなプロセスを辿ったり、少々くどい、或いは鬱陶しいくらいの印象があった。 それに対し、今作は「吸血鬼」という異常が物語に入ってくるけれども、その特殊性もルールの内と考えたミステリとして読めば、きちんとその中に収まる。その意味では、きちんと普通のミステリとなっている。 その他、主人公の妄想も前3作と比較すると、若干抑え気味という点も好印象。人によって見方は色々だと思うが、本筋に関係のないノイズは、あまり多すぎても邪魔なだけだと思うので、このくらいのバランスの方が良いと思う。 | ||||
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あかねたちが迷い込んだ廃校は、人外の存在 である、吸血鬼たちが隔離された施設だった。 そこで起きる「密室殺人外」。 現場の周囲には、吸血鬼の侵入を拒む障害がある上、彼ら にとっても弱点である凶器を、彼らが使用できる道理はない。 一方、あかねたち人間は、吸血鬼を滅する 方法を知らなかったし、そもそも動機がない。 真相究明にタイムリミットが設けられるなか、第二の事件が起き……。 本作は、吸血鬼を縛るローカル・ルールを前提にしており、そのルールは、解決篇 の前に、あかねが「宇輪山中学校産吸血鬼の特殊ルール」として、まとめています (ただし、その時点で、あかねが知り得たことに限定されるというのがポイントです)。 第一の事件では、吸血鬼と人間、それぞれが単独では犯行を行えないため、 吸血鬼と人間の共犯、という可能性が浮上してきますが、たまたま知り合った に過ぎない両グループのメンバー間に、共通の利害があるはずもありません。 そうした不可能状況を、「特殊ルール」にもとづき、いかに処理 したかが、本作最大の読みどころです(まさに意外な「共犯」w)。 ところで、本作のような特殊ルールにもとづくミステリでは、その運用に当たり、ある程度、 作者の恣意性が頭をもたげてくるのは仕方ないと思いますが、真相究明の手がかりとなる ものは、明確な形で示してほしいところです(第一の事件における技術室の絵については、 もっと露骨に情報を提示してもよかったと思いますし、第二の事件では、吸血鬼のある習性 はともかく、それに関わる吸血鬼の弱点は知っていたあかねが、そのことを「特殊ルール」 に書かなかったのは、若干アンフェアでしょう)。 ともあれ、ミステリの趣向を、次々と貪欲に消化していっている本シリーズ。 次回は、どんな趣向でくるのか、今から楽しみです (あと、今回なかった妄想やカルタ対決の復活も)。 | ||||
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探偵小説シリーズ第四段 今回シリーズ恒例の妄想とカルタを省いての登場 西澤保彦氏の作品にもみられた、超自然的な力を前提にしたうえでの推理小説で、読みごたえ十分ですが、 よく考えてみるとかなりブラックな作品でした | ||||
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