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TOKYO BLACKOUT
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TOKYO BLACKOUTの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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まだ駆け出しのころだったので、仕方が無い、では済まされない、 どこから仕入れたのか情報も会社も謝辞一切無し。 明らかにモデルとしていた会社に当時いたのだけれど、 社長にすら献本しない傲慢さ。 そして、私が犯人のモデルでした。 (もじってあるけど、ほぼ本名そのまま) 作家としてやって良いことと悪い事の区別 さすがにもう付くようになったことを祈ってます。 | ||||
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期待を裏切らない展開で面白かったです。 | ||||
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本書での出来事は決して対岸の火事ではありません。生ものと同じような電気と言う代物に 依存している現代人は本当に油断大敵です。 | ||||
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とてもいい感じで読めました。 警察、自衛隊、船、飛行機、関係の小説が大好きです。 | ||||
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これももっとダイナミックな事柄として描写するなり、構成するなりしてほしかったし、結末がやや薄っぺらな感じ。 | ||||
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この著者の作品を数冊購入しました。なかなか読む暇がなくて、延び延びになっていましたが、他の作品同様読み始めたら止まらないのだろうなと覚悟を決めています。 | ||||
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テンポのあるクライムノベル。加速度的に話が進行して読みやすかった。驚いたのはその設定と序盤の展開。まさに2011年の電力不足とそのパニックを模倣しているかのよう。実際は、出版がもっと前なのであり得ないのだが、創造と現実が一瞬交差したかのようだった。内容は特に細かく専門的な描写を怠けることなく書いているあたり、ほんとうに起こったことのようにリアルだった。でももう一つ登場人物に感情移入できなかった。それはなぜだろうと思うのだが、よくわからない。 | ||||
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現代の語り部としては、かなり優秀な福田さん。 ほとんどデビュー作に近いころの作品ですね。 システムエンジニアとして働いていらっしゃった頃から 書き溜めていた作品の一つなんだと思います。 そのアイディアの一つが大停電。 大停電を引き起こすには? 大停電が起こったら。 大停電を引き起こす人間とは? そのいくつかの疑問が収束するところの人間像とは。 と言うのが大テーマなのでしょうか。 最後に松岡君と星を眺めるシーンがとても印象的で、結構 甘い設定と、甘いシナリオも許してしまいました。 75点。 この作品、震災後に加筆されたんでしょうか。震災のことが 序盤触れられていて、あれっと思ってみてみると2008年刊行。 テロの計画者が、輪番停電のシステムをハックして書き換えて、 システムに時限爆弾をかけるとこんな感じ。地震が来たら計画の スタートなんて気の長い犯人がいたら、参考になるのかな。 そんな意味では福田さんもちょっと遠慮したんでしょうね。 | ||||
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この近未来小説はあり得そうな状況を題材として展開しているが、進行のスピード、登場人物の深さ、会話の内容などなそもうひとつ。作者の一層の精進を期待しています。この作家は、好きな部類に属しますが、次の小説を買いたいところまでは行かない。 | ||||
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一風変わったラストは当然賛否両論だろうが、これはこれでいいと思った。ちょっと小松左京の「物体O」を連想させるものがある。 この主犯者は、自分が味わった悲しみを随所で再生産しているわけで、作者はそこをきっちり強調しながらも、最後まで彼の視点を一切描写しない。ひとつの星座にその虚無を託しただけである。 ただ、現実の事態が発生した後となってしまうと、寡黙にがんばる人々と同じぐらい愚かしい人々も存在する(特に上の方に)ことがわかったしまったわけで、作者の責任ではないとはいえ、ちょっと損な点ではある。 | ||||
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筆者は、読売の書評で「迎撃せよ」と刺激的タイトルの本が紹介されてて 知りました。(表紙は、F-16FightingFalcon) 航空機小説という点では、高野裕美子(函館出身、代表作Hot Scramble) に似ています?! で、2008年刊行の掲題本「TOKYO BLACKOUT」東京創元社 には、 3.11以降知られるようになった輪番停電Rolling Blackoutや、 原子力保安院、川崎のコンバインドサイクル火力、東北連係線、 信濃幹線、ブラックスタート、開閉所などなど、相澤、佐々木 Worldに引きこまれそうな用語がでてきています。 | ||||
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ここのところ、立て続けに新刊が出ている福田和代氏の第二長編。『プロメテウス・トラップ』を読んで以来のファンなので新刊は出るたびに購入しているんだけど、読むのは実は2冊目。評判通り、スケールの大きなサスペンスだった。 特に大規模なテロにより停電に至るまでは、綿密な調査に裏付けただろう電力インフラのディテールの書き込みもあり、引き込まれるように読み進めた。 さすが、システム屋ってところか、電力を制御するシステムのハッキングもきちんと(?)内部犯行にしてあって、よくあるようなスーパーハッカーとかによるハッキングみたいにリアリティが欠けるということもなかった。 旧江戸川の停電事故に見舞われ、システムの復旧にてんやわんやした自分としては、そのときのことが思い出された。この事故がデータセンターにサーバを置くきっかけにもなったのだ。 しかし、後半は、このボリュームの割には、いろんなネタを詰め込みすぎ。研修生名目での外国人労働者の雇用の問題、ネット犯罪、犯罪被害者問題、児童虐待など、面白いんだけど、一つ一つのネタが消化不良といった感じ。これを盛り込むなら、もっと分量を多くした方が良かったように思う。 でも、それがあったとしても、面白い小説だった。特に、最後のシーンなんてかなり予想外。ちょっと拍子抜けしたけど、泣けた。 | ||||
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長編ですが、読みやすく、最後まで、一気に読んでしまいました。とにかく扱っている人間模様の数がすごい。まずは、テロの首謀者の片割れ、安西の物語でしょ?それから、もう片割れの外国人労働者チームの物語。子供を集中管理室に入れている警官。そのあたりがメインの人間模様だけれど、安西の協力者になってしまうロクさん、東都電力の千早と岡島、特別対策室の生方、子供を救おうと水を汲みにいく片山看護婦など、魅力的なキャラがたくさん。なかなか読ませてくれました。また、次の作品を読むのがとても楽しみです。 | ||||
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著者はデビュー作で関西国際空港を舞台にしたスケールの大きな話を書いたが、今回はさらに舞台をでかくし東京全体を大停電に追い込んでしまった。停電したことによって起きる様々な物語りを神の視点で詳細に追い、見事に描ききっている。 停電を引き起こした人物の目的は何か? それは大都会に生きる人々の無関心に対する報復ではなかったのだろうか。東京では無関心であることに対してすら無関心に生きている人々が多すぎるのかもしれない。 この本はそんな人々に対して見事なまでの警句となっている。 そしてラストシーン。女性ならきっと泣けるはずだ。 | ||||
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文章のテンポは良い、最後までさくさくっと読めます。 電気を供給するって、こんなに大変な事でかつ危うい事なんだ的な驚きもあって良し。 ただ、キャラクター設定(特にベトナム人諸々)は、ちょっと厳しいかな。 ここまでのテロを行う技量もない様に思うし、動機も希薄。 その辺りで、少し冷めますが内容的には良く出来ています。 | ||||
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読んでいて、既視感がありました。例えば、「あゆみは 必ず助ける。たとえ何があろうとも」というように、文章を 転倒させて終わらせる手法は、福井晴敏を。そして、最 後の舞台を東京都庁に設定したのは、馳星周『9・11 倶楽部』を思い出させました。また、話しの拡がりはあ るものの個々の人物の背景が乏しく、深みがあるのは ベトナムからの研修生ぐらいで、奥行きに欠けるうらみ は残りました。 それでも、最初の停電テロからの32時間を一気に読 ませるこのスピード感は、捨てがたいものがありました。 そして、『9・11倶楽部』の都庁爆破よりも、本作の展望 室からの星座鑑賞という幕切れが、わたしの好みには合 っていました。さらに磨きをかけて、固有の文体を築いて もらいたいものです。 | ||||
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緻密な取材に裏付けられたストーリー展開には説得力があり、疑問を挟む余地がないまま思わず引き込まれてしまった。 日本の首都東京には平和を前提にした脆弱性がある事が良く判った。 単なるフィクションの域に留まらず、低賃金で海外から労働者を研修の名の下に酷使している問題や家庭内暴力など現在の日本社会の課題を捉えた点も評価したい。 是非とも映画化・テレビ化されて動画で見てみたい。 | ||||
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前作同様、著者の綿密な取材には驚愕せざるを得ない。 一部にフィクションがあるとはいえ良くぞここまで調べた、考えた。 東京という日本の首都を停電させてしまうスケールのデカさ テロ=爆弾のイメージを覆すアイディアには脱帽した。 だがそれに比べて犯人のスケールの小ささにはやや失望。 これだけ緻密な計画を立てておいて肝心なところが運任せというのはどうだろう しかし浪漫がある。コレだけロマンチストな犯罪者が今までいただろうか? だが度々視点を変えるせいか、いまいち登場人物に感情移入ができない。 人物の掘り下げをもっとやってほしかった。 それを除けばスケールの大きさ緻密さは圧倒的 ぜひとも映像で見てみたい。 | ||||
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そもそもあれのために 停電させる必要なんて全然ないじゃない。 尾鰭だらけの説得力皆無の 荒唐無稽なC級サスペンス。 | ||||
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前作「ヴィズ・ゼロ」では関空内部の詳細な描写に舌を巻きましたが、今回も電力会社のコントロールセンターや給電システム等について相当なリサーチを行ったことが伺えます。 ただ、大停電に至るまでが緊迫感あふれる迫真の展開だったのに対し、停電発生後はどうも尻すぼみの感が・・・ 主犯の動機は非常によく分かるのだけれど、目的とそれを達成するための手段に大きな乖離があるように思えてならなかったのです。本書はミステリでもあるので詳細に述べることは憚られるのですが、停電発生のために何人も人が死んで、それが新たな遺族・犯罪被害者を生み出すことに対して、この犯人は自分の中でどう折り合いをつけていたのか。もう少し犯人の心証を語る言葉が必要だった気がします。その点が引っ掛かり、本来なら大いなる感動を与えてくれるはずのラスト、都庁のシーンもどうももやもやした感じになってしまいました。 大変興味深い登場人物が何人も出てくるのに、ほとんどの人が浅い印象にしかならかなったことも残念。筆力は圧倒的なものをお持ちだと思うので、さらに一皮むけた力作を期待しています。 | ||||
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