■スポンサードリンク
TOKYO BLACKOUT
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
TOKYO BLACKOUTの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待を裏切らない展開で面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもいい感じで読めました。 警察、自衛隊、船、飛行機、関係の小説が大好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この著者の作品を数冊購入しました。なかなか読む暇がなくて、延び延びになっていましたが、他の作品同様読み始めたら止まらないのだろうなと覚悟を決めています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代の語り部としては、かなり優秀な福田さん。 ほとんどデビュー作に近いころの作品ですね。 システムエンジニアとして働いていらっしゃった頃から 書き溜めていた作品の一つなんだと思います。 そのアイディアの一つが大停電。 大停電を引き起こすには? 大停電が起こったら。 大停電を引き起こす人間とは? そのいくつかの疑問が収束するところの人間像とは。 と言うのが大テーマなのでしょうか。 最後に松岡君と星を眺めるシーンがとても印象的で、結構 甘い設定と、甘いシナリオも許してしまいました。 75点。 この作品、震災後に加筆されたんでしょうか。震災のことが 序盤触れられていて、あれっと思ってみてみると2008年刊行。 テロの計画者が、輪番停電のシステムをハックして書き換えて、 システムに時限爆弾をかけるとこんな感じ。地震が来たら計画の スタートなんて気の長い犯人がいたら、参考になるのかな。 そんな意味では福田さんもちょっと遠慮したんでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一風変わったラストは当然賛否両論だろうが、これはこれでいいと思った。ちょっと小松左京の「物体O」を連想させるものがある。 この主犯者は、自分が味わった悲しみを随所で再生産しているわけで、作者はそこをきっちり強調しながらも、最後まで彼の視点を一切描写しない。ひとつの星座にその虚無を託しただけである。 ただ、現実の事態が発生した後となってしまうと、寡黙にがんばる人々と同じぐらい愚かしい人々も存在する(特に上の方に)ことがわかったしまったわけで、作者の責任ではないとはいえ、ちょっと損な点ではある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筆者は、読売の書評で「迎撃せよ」と刺激的タイトルの本が紹介されてて 知りました。(表紙は、F-16FightingFalcon) 航空機小説という点では、高野裕美子(函館出身、代表作Hot Scramble) に似ています?! で、2008年刊行の掲題本「TOKYO BLACKOUT」東京創元社 には、 3.11以降知られるようになった輪番停電Rolling Blackoutや、 原子力保安院、川崎のコンバインドサイクル火力、東北連係線、 信濃幹線、ブラックスタート、開閉所などなど、相澤、佐々木 Worldに引きこまれそうな用語がでてきています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここのところ、立て続けに新刊が出ている福田和代氏の第二長編。『プロメテウス・トラップ』を読んで以来のファンなので新刊は出るたびに購入しているんだけど、読むのは実は2冊目。評判通り、スケールの大きなサスペンスだった。 特に大規模なテロにより停電に至るまでは、綿密な調査に裏付けただろう電力インフラのディテールの書き込みもあり、引き込まれるように読み進めた。 さすが、システム屋ってところか、電力を制御するシステムのハッキングもきちんと(?)内部犯行にしてあって、よくあるようなスーパーハッカーとかによるハッキングみたいにリアリティが欠けるということもなかった。 旧江戸川の停電事故に見舞われ、システムの復旧にてんやわんやした自分としては、そのときのことが思い出された。この事故がデータセンターにサーバを置くきっかけにもなったのだ。 しかし、後半は、このボリュームの割には、いろんなネタを詰め込みすぎ。研修生名目での外国人労働者の雇用の問題、ネット犯罪、犯罪被害者問題、児童虐待など、面白いんだけど、一つ一つのネタが消化不良といった感じ。これを盛り込むなら、もっと分量を多くした方が良かったように思う。 でも、それがあったとしても、面白い小説だった。特に、最後のシーンなんてかなり予想外。ちょっと拍子抜けしたけど、泣けた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長編ですが、読みやすく、最後まで、一気に読んでしまいました。とにかく扱っている人間模様の数がすごい。まずは、テロの首謀者の片割れ、安西の物語でしょ?それから、もう片割れの外国人労働者チームの物語。子供を集中管理室に入れている警官。そのあたりがメインの人間模様だけれど、安西の協力者になってしまうロクさん、東都電力の千早と岡島、特別対策室の生方、子供を救おうと水を汲みにいく片山看護婦など、魅力的なキャラがたくさん。なかなか読ませてくれました。また、次の作品を読むのがとても楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者はデビュー作で関西国際空港を舞台にしたスケールの大きな話を書いたが、今回はさらに舞台をでかくし東京全体を大停電に追い込んでしまった。停電したことによって起きる様々な物語りを神の視点で詳細に追い、見事に描ききっている。 停電を引き起こした人物の目的は何か? それは大都会に生きる人々の無関心に対する報復ではなかったのだろうか。東京では無関心であることに対してすら無関心に生きている人々が多すぎるのかもしれない。 この本はそんな人々に対して見事なまでの警句となっている。 そしてラストシーン。女性ならきっと泣けるはずだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
緻密な取材に裏付けられたストーリー展開には説得力があり、疑問を挟む余地がないまま思わず引き込まれてしまった。 日本の首都東京には平和を前提にした脆弱性がある事が良く判った。 単なるフィクションの域に留まらず、低賃金で海外から労働者を研修の名の下に酷使している問題や家庭内暴力など現在の日本社会の課題を捉えた点も評価したい。 是非とも映画化・テレビ化されて動画で見てみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代のわれわれ日本人の暮らしにおいて、電気はライフラインの中でもっとも 重要でありながら、非常に緻密な計算と、人々の複合的な努力によって供給されている。 そこを狙ったテロが起きたとき、警察、電気会社、医者など社会を守る立場の男たちはどう動いたか…… 未曾有の危機がリアルに描きだされます。 冒頭の電気の需要供給をめぐるトリビアが面白くて、ぐいぐい引き込まれるうち 物語が次々展開して、あっという間に読了してしまいました。 たぶん高村薫読者はとても楽しめるのではないでしょうか。 難を言えば、もう少し人間描写が濃いほうが個人的には好みでしたが、 むしろ壮大なオペラのような背景を描くにはこちらのほうがよかったのかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
平均を3点として... 長所 膨大な取材量に裏打ちされた緻密な情景描写が醸し出す臨場感(+1点) 後半の展開の軽快なスピード感(+1点) 涙腺が緩まずにはいられないラスト1ページ(+1点) 短所 登場人物の個性が薄く誰が誰だかわからなくなる(-1点) 心理描写の表現が単調(-1点) ---東京が大停電を起こしたらどうなるのか? 前半でその様々な混乱の様子が描かれ、 後半で一気にそれらの情景が一つの物語へとリンクしていきます。 停電の起こるメカニズム、停電の様々な被害が緻密に描かれることで 体験したことの無い大停電という事態が私たちに何をもたらすのか 生々しいリアリティとなって読む人の心を引き付けます。 前半部分は状況説明が多く退屈かも。しかしラスト数ページの 感動がその弱点を十分にカバーします。 今後の活躍に期待します。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!