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TOKYO BLACKOUT
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TOKYO BLACKOUTの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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本書での出来事は決して対岸の火事ではありません。生ものと同じような電気と言う代物に 依存している現代人は本当に油断大敵です。 | ||||
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テンポのあるクライムノベル。加速度的に話が進行して読みやすかった。驚いたのはその設定と序盤の展開。まさに2011年の電力不足とそのパニックを模倣しているかのよう。実際は、出版がもっと前なのであり得ないのだが、創造と現実が一瞬交差したかのようだった。内容は特に細かく専門的な描写を怠けることなく書いているあたり、ほんとうに起こったことのようにリアルだった。でももう一つ登場人物に感情移入できなかった。それはなぜだろうと思うのだが、よくわからない。 | ||||
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この近未来小説はあり得そうな状況を題材として展開しているが、進行のスピード、登場人物の深さ、会話の内容などなそもうひとつ。作者の一層の精進を期待しています。この作家は、好きな部類に属しますが、次の小説を買いたいところまでは行かない。 | ||||
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文章のテンポは良い、最後までさくさくっと読めます。 電気を供給するって、こんなに大変な事でかつ危うい事なんだ的な驚きもあって良し。 ただ、キャラクター設定(特にベトナム人諸々)は、ちょっと厳しいかな。 ここまでのテロを行う技量もない様に思うし、動機も希薄。 その辺りで、少し冷めますが内容的には良く出来ています。 | ||||
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前作同様、著者の綿密な取材には驚愕せざるを得ない。 一部にフィクションがあるとはいえ良くぞここまで調べた、考えた。 東京という日本の首都を停電させてしまうスケールのデカさ テロ=爆弾のイメージを覆すアイディアには脱帽した。 だがそれに比べて犯人のスケールの小ささにはやや失望。 これだけ緻密な計画を立てておいて肝心なところが運任せというのはどうだろう しかし浪漫がある。コレだけロマンチストな犯罪者が今までいただろうか? だが度々視点を変えるせいか、いまいち登場人物に感情移入ができない。 人物の掘り下げをもっとやってほしかった。 それを除けばスケールの大きさ緻密さは圧倒的 ぜひとも映像で見てみたい。 | ||||
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前作「ヴィズ・ゼロ」では関空内部の詳細な描写に舌を巻きましたが、今回も電力会社のコントロールセンターや給電システム等について相当なリサーチを行ったことが伺えます。 ただ、大停電に至るまでが緊迫感あふれる迫真の展開だったのに対し、停電発生後はどうも尻すぼみの感が・・・ 主犯の動機は非常によく分かるのだけれど、目的とそれを達成するための手段に大きな乖離があるように思えてならなかったのです。本書はミステリでもあるので詳細に述べることは憚られるのですが、停電発生のために何人も人が死んで、それが新たな遺族・犯罪被害者を生み出すことに対して、この犯人は自分の中でどう折り合いをつけていたのか。もう少し犯人の心証を語る言葉が必要だった気がします。その点が引っ掛かり、本来なら大いなる感動を与えてくれるはずのラスト、都庁のシーンもどうももやもやした感じになってしまいました。 大変興味深い登場人物が何人も出てくるのに、ほとんどの人が浅い印象にしかならかなったことも残念。筆力は圧倒的なものをお持ちだと思うので、さらに一皮むけた力作を期待しています。 | ||||
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大停電を引き起こしたのは、個人的テロ。 個人的テロを引き起こした安西とベトナムの青年たち。 全く接点のないように思われる彼らが、別々の恨みと望みのために手を結び、テロを引き起こした背景が実によく描かれています。 作者が調査された膨大な情報をもとに描いているので、電力会社の復旧の過程が実にリアルで、作品に厚みを加えている。 テロ犯を追い詰める警察、復旧に必死になる電力会社の社員、テロの犯人、ある警察官とその家族、病院関係者とあちこちの視点から描きだされ、たった一日に事件が濃密に描かれている。 多くの視点から描きだそうとした作者のアプローチは良かったのだが、やや散漫になって各々が深く描ききれなかった感じが残念。 また、多くを描くことによる散漫さを排除するためなのか、都民のパニックの様子があまり描かれなかったが、その為、東京大停電という未曽有の大災害さが伝わりにくく感じた。 安西の最後の望みは、わりと早い時点で分かったしまったが、ここは必要だろうが、やや尻つぼみの印象もあり。 しかし、膨大な情報を調査され、描いたこの力作、充分に称賛に値すると思います。 今後の活躍を期待します。 | ||||
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