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女神(ミューズ)のための円舞曲
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女神(ミューズ)のための円舞曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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全体を通してとてもよかった。 物語を繋いで行くために多少無理をするところもあるけれど、ひとつひとつ主人公たちの過去と現在が繋がっていくのはすっきりする。 大石さんの小説には、よく神が登場するが、神そのものではなく、物語そのものが、奇跡のようなもの。 結論がわかっていても、楽しめる。そんな安心できる物語。 個人的には最後のオケはしっかり描いて欲しかった。 | ||||
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「神はサイコロを振らない」と同じ系列の、筆者の持ち味の出た作品です。筆者が音楽教諭の子息であることが実感できます。 架空戦記がクローズアッップされている筆者ですが、「神サイ」が少しその香りがする(航空機事故がテーマ)なのに対して この作品は、ファンタジックな音楽ドラマになっています。伏線を縦横に廻らせつつ、人物を丁寧に描き込んでいく手法は ミステリの要素もありつつ、音楽への造詣も垣間見えて、作品そのものに音楽的な調和の心地よさを感じます。 素人オーケストラを立ち上げていく途上で、四苦八苦しながら駆けまわる主人公が、徐々に人材を得てコンサートにこぎつける。 一見、「オーケストラの少女」の翻案のようでありつつ、シンプルな旋律から、楽器がハーモニーを加えていって壮大なフィナ ーレに向かってヒューマン・ハーモニーを奏でるような、ラヴェルの「ボレロ」を思わせる、音韻に満ちた秀作です。 最近、筆者は指揮者の義兄や、音楽教諭だった父親と不和の状況のようですが、この作品を読むと、好むと好まざるとにかか わらず、その人格形成の一端を少し見せられたような、ちょっとニヤっと笑いながらも一気に読まされてしまう、不思議な 読後感が残る。大石ワールドが決して一面でなく、「多面体」であることが判る好例と思います。 神はサイコロを振らない (中公文庫) | ||||
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読み出すととまらない。 色んな伏線がからみあう出来すぎたファンタジーだけど、 それを楽しめる癒しの良作です。 こういうのも書けるんですよね。 強いて言うと、失って二度と戻らない 悲壮感みたいなものがあるともっと 泣ける物語になります。別の物語に なっちゃいますね。 粗筋は、ある町で運命に導かれる まま学校の若い先生が、一夜限りの オーケストラを仕立てるために 奮闘するのですが、それに絡む 登場人物には不思議な縁があって、、、 といったような感じです。 | ||||
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私にとって大石先生の本は、自分の生き方を見つめなおす、立ち止まって考え直す 良いきっかけを与えてくれます。 大石先生の戦闘モノも大好きなのですが、今回の『女神のための円舞曲』も 先生の優しさと天邪鬼さの表われた中学生の娘に読ませたい本です! SFっぽいというかオーパーツなど小道具も使われ、ワクワクして一晩でいっきに読んでしまいました。 内容もアマリくどくなく、サラッと読めました。 心安らぐ良い本です。 出来ましたら、大変バイタリティのいる事と思いますが毎年1〜2冊は出してくだされば幸いです。 先生ありがとう | ||||
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