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信長
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【この小説が収録されている参考書籍】
信長の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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呉座勇一の「戦国武将、虚像と実像」で斎藤道三と織田信長の描かれ方の例として取り上げられていたのが興味深く、探して辿り着きました。 小説がエッセイ的で、エッセイが小説的と評される坂口安吾ですが、本作も正しくそのとおり。 事実を外面から描写するハードボイルドとは対極に位置する、織田信長の思考根拠を熱く語って、その行動に説得力を与える小説手法は、本作でも効果的です。 2020年の大河ドラマでも忠実に描かれた室町幕府の腐敗した官僚の旧態然と、織田信長の合理性を戦後間もない当時に描写せしめた慧眼に脱帽です。 確かに鎌倉時代から室町時代の武士の支離滅裂、行き当りばったりの政策や戦闘は織田信長によって終止符を打ったのかも知れぬ、と本来武田贔屓で織田は敵方と認識している僕も感心してしまったかも。 程よい長さで気軽に読めて、おもしろかったです。 | ||||
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面白い | ||||
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歴史小説というよりは、信長を語るという形で安吾の思想が表現された随筆だ。 「自信というものは、自分で作るものではなくて、人が作ってくれるものだ。他人が認めることによって自分の実力を発見しうるものである。」と定義し、「信長には自惚れがあったが同量の不安があり、この自惚れを自信に代えるためには、不安と同量の、他人による最高の認められ方が必要であった。」という表現は、他の作品にもみられる安吾ならではの痛快な評論のようである。 信長を「科学する魂」と評し、「生きるとは命を懸けた遊びである。」と言う安吾は、信長を好きだったのだろうと想像できる。 小説ではなく随筆と思って読めば、未完の作品であることを残念に感じることはない | ||||
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この書籍は、超有名な織田信長の普通の書籍でなく、著者の目線と言いますが著者なりの解釈で濃姫を娶る頃から桶狭間の戦いまで書かれています。なので、普通の織田信長読み物と一線離れています。 | ||||
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よくある小説の型に嵌まらない叙述と、非凡な文章力によって、織田信長の心情を描き出している。 | ||||
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私では辿りつけない考えでもって信長という人物像を描いている。 読んでいて爽快であった | ||||
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大家の作品ですから、面白くないわけはありません。 オーディブルで楽しんだ後、kindleで楽しみました。 「織田信長」とうたいながら、伝記ではありません。 さりとて、物語とするには、少し周知の事実の積み上げが多すぎるように感じます。 恐らく、筆者は、坂口先生の考える「織田信長論」を展開してみたかったのではないでしょうか。 随筆織田信長と捉えると、筆者の織田信長への熱い情熱のようなものが伝わってきて、良書になると感じました。 良書を提供いただき、ありがとうございます。 | ||||
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信長のことを全く知らない人が読んでみるのもいいと思います。 どんな人物でどんな思考なのか | ||||
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今まで紙文庫で読んでましたが、一度電子文庫で読んで読みやすさを確認してみます。 | ||||
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坂口安吾は、冷徹に本質を理解して厳しい表現で説き明かしている。読者は良く知っている信長を斬新な視点でもう一度見直し又感慨を新たにする事が出来る。 | ||||
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織田信長と松永弾正久秀の関係に焦点が当たっています。 タイプは違えど、互いに曲者。 信長の計算されたうつけぶりや美濃の斎藤道三とのエピソードも読み応えがあります。 未完であることをもったいなく思いました。 | ||||
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坂口安吾の信長論。未完で終了しているのが惜しい。信長とは死を生きる上での定めと捉え、ならばいつなん時でも死んでも構わないように死をかけて楽しもうとした男だと坂口は言っている。今から400年以上前に生きた人間 信長、実際にどんな方だったのか興味は尽きない。だけど、死が今よりも隣り合わせだった時代だからその分生きることに対する熱量はとても高かったに違いない。 | ||||
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とても良い。気に入ってます。 もし機会があれば、再度購入を検討してみたい。 | ||||
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もっと坂口安吾の作品も読んでみたいと思ったのですが、うまく見つけることもできずに、これ1巻を呼んだだけで終わっちゃいました。 | ||||
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信長の死生感!同感します。命がけではないですが...生きているって事を楽しむ! | ||||
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繊細にして豪胆。情け深く、鬼にもなる。二面性の中に人間の持っている本質が... | ||||
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・正直に言えば、今まで坂口安吾の作品に触れることがなかったため、作風が分からなかった。どうしても「堕落論」のイメージや同時代の作家達の雰囲気から、もっと暗い感じ(?)の人かと思っていた。 ・だからと言うわけではないが、坂口安吾が信長を書いていた、というのがビックリした。まったく、その印象がなかったというか、あとから調べてみると、そうでもないわけだけど。しかも、中身は明るい青春小説!坂口安吾のイメージがかなり変わったかもしれない。 ・セリフ自体が堅苦しさのないというか、今風なのが少しおかしくもあり、また新鮮な気がする。カタカナを多用しているせいで、余計、若々しさというか瑞々しさを感じた。 ・もう一つ、内容的に(いや、歴史的にもそうだったかもしれないけど)、古いものを良しとせず、常識をぶっ壊す信長の姿が、この文体にマッチしていた気がした。安吾自体が旧態依然な体制というか権力に立ち向かいたかったからだろうか。どこか、合理主義というか風穴を開けたがってる姿を投影しているように読み取れた。 ・長槍や火縄銃を用いた信長への想い、それを感じたのは、実は表題作よりも「鉄砲」の最後の一文ではなかろうか? ★印象に残った文章: 「今、我々に必要なのは信長の精神である。飛行機をつくれ。それのみが勝つ道だ」(P.116) | ||||
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信長に書かれた、多くの書物の中で一味ちがう信長記を坂口安吾に書いてもらいたかった。 | ||||
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信長の人物像について、これほど多くの評価が存在するのは実に面白い。 それほど魅力的な人物だったのだろう。 日本にマキャベリがいたら、彼をどう分析するか聞いてみたな。 | ||||
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現代社会の原型を造った革命児の記録であり、人間関係の良い面と悲しい面を感じる。また、経済力 軍事力 統治能力 いろいろな問題を考える機会を与えてくれた素晴らしい本でした。 | ||||
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