被害者は誰?

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評判

被害者は誰?の評価:

3.85/5点 レビュー 20件。 B ランク

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平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(4pt)

じっくり考えながら

容姿端麗,頭脳明晰だけれど無茶苦茶な性格の探偵役と,
この男の頼りない後輩のふたりがメインとわかりやすい設定.
また全体的に軽めの文体なので読みやすい作品だと思います.

収録されている4本とも『○○は誰?』というタイトルになっていて,
文字どおり,ある人を探す(読み当てる)感じのミステリです.

となると「犯人探しか?」と思うところですがこれが違っていて,
『被害者』や『目撃者』などちょっと変わったところがターゲット.
主人公たちのやり取りも軽妙で,ドロドロしたような感じもありません.

また作品すべてがミスリードになっていることがすぐにわかるので,
最初から『引っ掛け』とわかっているぶん,パズルを解くようなおもしろさでした.
中には「これを読んで当てて(探して)みろ」という作品までありますので.

とはいえそのミスリードに無理矢理感はなくむしろやさしめの印象です.
いろいろと『裏読み』をし,じっくり考えながら読んでみてください.
被害者は誰? (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 被害者は誰? (講談社ノベルス)より
4061823175
No.4
(4pt)

貫井氏の新たな一面

いや~・・・はっちゃけるなぁ・・・・っていうのが第一声。
良くも悪くも、他の貫井作品とは一線を画す作風。
どちらかと言うと、重いテーマの作品が多い著者だけに、ユーモアがふんだんに盛りこまれたこの作品には驚いた。
これまでにも、中篇集『光と陰の誘惑』収録の『二十四羽の目撃者』とか、ユーモアの盛りこまれた作品はあるわけだが、ここまで徹底的に、という作品(作品群)は珍しい。
勿論、トリックというか、仕掛けもしっかり施されていて、そちらも面白いのであるが。
4作が収録されているわけであるが、それぞれの仕掛けは、決して目新しいものではないし、ある程度すれた人間ならば予測がつく範囲内かもしれない。長篇でもないし、仕掛けられるものにも限界があるわけで、致し方あるまい。それでも、上手く落ちが聞いていて、十分に納得できる。
「本格小説」としても通用するわけだが、どちらかと言うと、全体的な作風などの方で、貫井氏の新たな一面を見出せた書のように思う。
被害者は誰? (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 被害者は誰? (講談社文庫)より
4062754061
No.3
(4pt)

貫井氏の新たな一面

いや~・・・はっちゃけるなぁ・・・・っていうのが第一声。
良くも悪くも、他の貫井作品とは一線を画す作風。
どちらかと言うと、重いテーマの作品が多い著者だけに、ユーモアがふんだんに盛りこまれたこの作品には驚いた。
これまでにも、中篇集『光と陰の誘惑』収録の『二十四羽の目撃者』とか、ユーモアの盛りこまれた作品はあるわけだが、ここまで徹底的に、という作品(作品群)は珍しい。
勿論、トリックというか、仕掛けもしっかり施されていて、そちらも面白いのであるが。
4作が収録されているわけであるが、それぞれの仕掛けは、決して目新しいものではないし、ある程度すれた人間ならば予測がつく範囲内かもしれない。長篇でもないし、仕掛けられるものにも限界があるわけで、致し方あるまい。それでも、上手く落ちが聞いていて、十分に納得できる。
「本格小説」としても通用するわけだが、どちらかと言うと、全体的な作風などの方で、貫井氏の新たな一面を見出せた書のように思う。
被害者は誰? (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 被害者は誰? (講談社ノベルス)より
4061823175
No.2
(4pt)

ユーモア感溢れる作品です。

作家の吉祥院慶彦が安楽椅子名探偵振りを披露する4編からなる短編集です。どの作品もそれなりに読ませてくれます。最後にあっと言う仕掛けもあってたまにこんな小説読むのに気分転換になっていいかなあとは思いました。ちょっと後輩でもあるワトスン役の桂島(こちらは警視庁勤務です)を馬鹿にするような発言が多すぎて多少なりとも不快感もありましたが、割り切って読むべきでしょうかね。最初の表題作でもある「被害者は誰?」が1番よくあとは尻すぼみ感が拭えない嫌いもあるがそれなにりは楽しめる作品となっている。貫井さんとしたら結構ユーモア感溢れる作品と言えるんじゃないでしょうかね。同じように趣向を凝らした作品でもある『プリズム』よりすっきりした作品ですが、本格推理!ファンの方には本作の方がありきたりかなあとも思われるかもしれませんね。貫井さんがいろんな作品を書けるんだと世間に知らしめるのには恰好の作品かもしれませんね。個人的にはもっと重厚な作品の方が好きなんですが・・・
被害者は誰? (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 被害者は誰? (講談社ノベルス)より
4061823175
No.1
(4pt)

安楽椅子探偵ファンには垂涎の一冊

 本書は表題作の「被害者は誰?」のほか、「目撃者は誰?」「探偵は誰?」「名探偵は誰?」の4作品からなる短篇集。売れっ子ミステリ作家の吉祥院と彼の大学時代の後輩である警視庁捜査一課の刑事、桂島が主人公である。 「被害者は誰?」は、ある家の庭から白骨死体が発見される。被疑者は白骨死体となったのが誰なのか黙秘する。一方、被疑者宅から発見された日記には、犯人が誰をどのような過程で恨み殺意を抱いていったのかが書かれていた。それを読むだけで謎を解く吉祥院。その謎解きから示された被害者とは一体誰なのか? 「目撃者は誰?」は、ある社宅で不倫をする二人の元に、脅迫状が送り届けられる。口止め料は2万円というもの。一方、桂島の友人がこの社宅におり、その友人宅に2万塊??の旅行券が送られて来たという。不振に思った友人が桂島に、桂島から吉祥院に話が回って来たのだ。吉祥院の謎解きは当ったのだが、その後、事件は意外な展開を見せる‥‥ 「探偵は誰?」は、ある男性宅から朝起きたら人が死んでるという一報が。複雑に絡みあう人間関係。それを解くのはやはり吉祥院。そして桂島は‥‥「名探偵は誰?」は、吉祥院の作品の中で一体誰が吉祥院なのか当ててみろと言われた桂島。 作品の内容は、あるモデル事務所の社長が別荘で行われた自分の誕生パーティー後に殺害される。容疑者は娘と所属モデル4人の計5人。そしてある人物が謎を解き明かす。一体誰が吉祥院なのか? 吉祥院と桂島のキャラ設定はどこにでもある凸凹コンビ、それを差し引いても各篇の謎解きは読みごたえがあった。本格ミステリファン垂涎の一冊である。
被害者は誰? (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 被害者は誰? (講談社ノベルス)より
4061823175