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笑う怪獣 ミステリ劇場
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笑う怪獣 ミステリ劇場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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なし | ||||
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本書には、平成10年から14年にかけて『小説新潮』に掲載された6作品と、平成14年に『大密室』に掲載された「怪獣は密室に踊る」とが、収められています。作品の一覧は、下記の通りです。 1. 怪獣は孤島に笑う 2. 怪獣は高原を転ぶ 3. 聖夜の宇宙人 4. 通りすがりの改造人間 5. 怪獣は密室に踊る 6. 書店、ときどき怪人 7. 女子高生幽霊綺譚 どの作品にも、語り手でサラリーマンのアタル、アパレル会社の経営者の京介、公務員の正太郎が登場します。すでに社会人であるにもかかわらず、まだ学生のような気分が抜けず、よく3人でつるんではナンパに精を出しています。あまりナンパは成功せず、時折成功すると、怪獣や宇宙人など不可思議な生物の横やりが入って、全てが台無しになるというのが主要なパターンになります。 本書に収められている作品のうち、「怪獣は密室に踊る」だけは、初出が『大密室』だったということもあり、本格ミステリ風味の強い作品になっています。本格ミステリとしては、割と凡庸なトリックを利用してはいるとは言え、怪獣が出てくるだけで、かなり奇抜な印象を与えられます。本格ミステリやユーモアミステリが好きであれば、この作品だけでも読んでみる価値はあるでしょう。 | ||||
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2003年に出た単行本の文庫化。 7つの短篇が収められている。いずれも海獣や宇宙人が登場する。ちなみに、ミステリっぽい話もあるが、全体としては「ミステリではない何か」としか言いようのない物語となっている。 怪獣や宇宙人にしても、意味や必然性があって登場するわけではなく、馬鹿話にこういった存在を挿入してみたらどうなるか、やってしまっただけ。下らない思いつきを実際に小説化してしまうあたりはさすが西澤氏。 読みどころとしては、この下らなさを苦笑するしかない。心底、馬鹿馬鹿しいのだが、そこそこ笑える。 | ||||
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まるで漫画の原作のような、おバカ全開の短編集です。怪獣や宇宙人があたりまえのように登場して、毎度あたりまえのように巻込まれる、おバカ三人集が笑えます。一応ミステリー仕立てになっていますが、おバカのインパクトの方が強いので、カタルシスには期待しないで下さい。正直、西澤ファンでなければ、ちょっと厳しい気もしますが、たまにはこんな作品で息抜きもいいでしょう。喜国氏の扉絵が効果的です。 | ||||
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