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笑う怪獣 ミステリ劇場
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笑う怪獣 ミステリ劇場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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なし | ||||
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本書には、平成10年から14年にかけて『小説新潮』に掲載された6作品と、平成14年に『大密室』に掲載された「怪獣は密室に踊る」とが、収められています。作品の一覧は、下記の通りです。 1. 怪獣は孤島に笑う 2. 怪獣は高原を転ぶ 3. 聖夜の宇宙人 4. 通りすがりの改造人間 5. 怪獣は密室に踊る 6. 書店、ときどき怪人 7. 女子高生幽霊綺譚 どの作品にも、語り手でサラリーマンのアタル、アパレル会社の経営者の京介、公務員の正太郎が登場します。すでに社会人であるにもかかわらず、まだ学生のような気分が抜けず、よく3人でつるんではナンパに精を出しています。あまりナンパは成功せず、時折成功すると、怪獣や宇宙人など不可思議な生物の横やりが入って、全てが台無しになるというのが主要なパターンになります。 本書に収められている作品のうち、「怪獣は密室に踊る」だけは、初出が『大密室』だったということもあり、本格ミステリ風味の強い作品になっています。本格ミステリとしては、割と凡庸なトリックを利用してはいるとは言え、怪獣が出てくるだけで、かなり奇抜な印象を与えられます。本格ミステリやユーモアミステリが好きであれば、この作品だけでも読んでみる価値はあるでしょう。 | ||||
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西澤さんの作品は、良く明るく楽しいコメディミステリ、しかし悪人キャラがリアルでハード、みたいな評価がされてますよね。で、私は西澤さんの悪人キャラが類型的で詰まらん、という評価をしてます。だから、西澤さんの作品から嫌いな所を取ったこの作品が好きです。軽くてゆるくてダラダラ。大好き。続編希望。 | ||||
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もう、最高。 西澤保彦さんは私の偏愛的作家なのだけれど、残念ながら私には理解不能なものもあり・・で、 今回はどうなの?アタリかハズレか?なんて思いながら、はらはらしながらページをめくる。 ・・・うーん、正解!!!大正解! 相変わらずのとぼけた、でも精緻な論理が組み合わさった西澤ワールドに、 ルールを横やぶりする怪獣が加わっただけ(だけ?って言っていいのかな?)で、 ここまでゆるゆるぐたーっと、不可思議なものになろうとは。 基盤となっている推理小説の部分はきちんと筋道立っているのにへんな横槍でルールが大揺れ。 その大揺れのぐるぐるが、予想外で楽しい! 遊園地のアトラクションに乗っていたら、思いがけずの突風で逆に面白い〜〜 なんて人にはお薦めです。 わからない・・なんだ?とおっしゃるあなたには、 これも私の敬愛する作家である石持浅海さんが、 ばしーん!と論理だった解説を書いてくださっています。 こんなヘナチョコ解説じゃなくてきちーんと素晴らしい解説なので、 なんならそっちを読んでくださいませ。 | ||||
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ミステリとSFが上手く調和している。 またお馬鹿なギャグも良い。電車の中でついついニヤニヤしてしまう。 | ||||
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2003年に出た単行本の文庫化。 7つの短篇が収められている。いずれも海獣や宇宙人が登場する。ちなみに、ミステリっぽい話もあるが、全体としては「ミステリではない何か」としか言いようのない物語となっている。 怪獣や宇宙人にしても、意味や必然性があって登場するわけではなく、馬鹿話にこういった存在を挿入してみたらどうなるか、やってしまっただけ。下らない思いつきを実際に小説化してしまうあたりはさすが西澤氏。 読みどころとしては、この下らなさを苦笑するしかない。心底、馬鹿馬鹿しいのだが、そこそこ笑える。 | ||||
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私は西澤保彦さんの推理小説が大好きなのですが、この本の内容はあまりにもひどいと思います。何か「汚い」「気持ち悪い」という印象を受けました。西澤作品が好きなだけにとても残念です。エロイ内容で無理矢理読ませる三流雑誌の安物怪奇小説、とでもいったら良いでしょうか。怪獣が登場する場面にしても、なぜここで怪獣なんだと理解に苦しむ展開ばかりで(作中でも主人公が「なんで怪獣なんだ!」と叫ぶシーーンがあるわけですが、それでもなお、この展開はいただけない。)、怪獣でなくても良いような場面の連続で、怪獣好きの息子が寝る際のお話のタネ本にでもしようかとも思って読んだのですが、あまりに情けな内容で、そんな役にも立ちませんでした。本当に残念です。 | ||||
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SFミステリ。本格というよりも、ギャグミス、バカミスといったほうがいいでしょう。怪獣、改造人間、宇宙人、モンスター、幽霊など、ミステリーチックな『ウルトラQ』という感じです。出てくる登場人物は男友達3人のナンパ友達。おちゃらけて軽いキャラばかり。西澤作品のライトな面を全開にした感じである。イラストが内容を象徴しているかも…。 | ||||
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まるで漫画の原作のような、おバカ全開の短編集です。怪獣や宇宙人があたりまえのように登場して、毎度あたりまえのように巻込まれる、おバカ三人集が笑えます。一応ミステリー仕立てになっていますが、おバカのインパクトの方が強いので、カタルシスには期待しないで下さい。正直、西澤ファンでなければ、ちょっと厳しい気もしますが、たまにはこんな作品で息抜きもいいでしょう。喜国氏の扉絵が効果的です。 | ||||
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普通の世界なのに突然怪獣、怪人、幽霊、宇宙人やらが出てきます。現実感は、はっきりいってゼロ。でもばかばかしくって面白くってどんどん読めました。宇宙人の話が『森奈津子シリーズ』の『両性具有迷宮』と繋がってたりして、そこもほくそえみポイントでした。何の脈絡もなく突然怪獣やらが出てきても面白いならオッケーという人は是非どうぞ。 | ||||
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驚天動地の特撮+ミステリの合体小説。喜国画伯の表紙からしてばかばかしそうな、怪獣ミステリ。しかもタイトルは「笑う怪獣」。西澤氏のバカミス全開です。いつものSFミステリを求めず、広い気持ちでの読書をお奨めします | ||||
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まず最初に断っておく。この本だけで著者を判断しないで頂きたい。著者には他にいわゆる「本格ミステリ」が多数ある。この本にその路線を期待するのは間違いである。まず、表紙。喜国氏の最新コミックスかと錯覚してしまう。というかむしろノリはそちらに近いかもしれない。主人公3人組は喜国雅彦氏の「日本一の男の魂」に出てきそうなくらいアホでスケベである。この作品にはこの絵抜きでは語れないくらいにはまっている。その3人組が出くわす怪獣、宇宙人、改造人間、幽霊etc.のばかばかししさ。そのアホな中にほんのり入るミステリのエッセンス。 この本はアホな話が大好きな人にこそ勧めたい一冊である。 | ||||
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