ワイルド・ソウル

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評判

ワイルド・ソウルの評価:

4.56/5点 レビュー 193件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全297件 241〜260 13/15ページ
No.57
(4pt)

面白いんだけどさ、結局はただの自己満足?

確かに小説としては面白いと思う。
スピード感あふれテンポ良く、ページをめくるワクワク感もある。
ブラジル移民の悲惨な実態は良く書けてるし、登場人物のキャラも立ってる。
ちなみに、貴子という登場人物の造形は、氷室冴子さんの書く、ちょっととがった
女性に似ていると思った。
でもね、主人公たちの動機がねー。
そりゃ確かにブラジル移民は悲惨な思いをしたんでしょう。
外務省の対応も悪かったんでしょう。
だけど、悲惨な思いをしたのは、ブラジル移民だけじゃないでしょう。
戦争や、公害や、薬害エイズなど、政府や関係省庁の無能な対応で
悲惨な思いをした人は他にもいっぱいいます。
40年も経ってから政府に復讐してどうなるの?
ブラジル移民が戦争等と違うのは、その実態を殆どの人が知らなかった
という事で、世間にその悲惨さや外務省の不手際を訴えたかったという
のは判ります。
だけどさ、派手な事件を起こして一時的に世間の注目を集めても、
首相から遺憾の意を引き出しても、結局はただの自己満足にしか
ならないんじゃないの?
「金が欲しい!」とか、「誰かをぶっ殺してやる!」といった、月並みだけど
単純な動機の方が、より主人公たちに感情移入できたような気がする。
ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344407679
No.56
(4pt)

面白いんだけどさ、結局はただの自己満足?

確かに小説としては面白いと思う。
スピード感あふれテンポ良く、ページをめくるワクワク感もある。
ブラジル移民の悲惨な実態は良く書けてるし、登場人物のキャラも立ってる。
ちなみに、貴子という登場人物の造形は、氷室冴子さんの書く、ちょっととがった
女性に似ていると思った。
でもね、主人公たちの動機がねー。
そりゃ確かにブラジル移民は悲惨な思いをしたんでしょう。
外務省の対応も悪かったんでしょう。
だけど、悲惨な思いをしたのは、ブラジル移民だけじゃないでしょう。
戦争や、公害や、薬害エイズなど、政府や関係省庁の無能な対応で
悲惨な思いをした人は他にもいっぱいいます。
40年も経ってから政府に復讐してどうなるの?
ブラジル移民が戦争等と違うのは、その実態を殆どの人が知らなかった
という事で、世間にその悲惨さや外務省の不手際を訴えたかったという
のは判ります。
だけどさ、派手な事件を起こして一時的に世間の注目を集めても、
首相から遺憾の意を引き出しても、結局はただの自己満足にしか
ならないんじゃないの?
「金が欲しい!」とか、「誰かをぶっ殺してやる!」といった、月並みだけど
単純な動機の方が、より主人公たちに感情移入できたような気がする。
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.55
(5pt)

綿密な取材と見事な展開力

友人に薦められ、南米出張中に2日で読破。飽きさせない展開で一気に読ませる筆致は流石。
前半は戦後日本からアマゾン奥地や南米各地へ移住した方々の子孫からの取材に基づき、その苦労を偲ばせ、後半は痛快なアクション映画さながらの展開。
本書の取材旅行記である『ラティーノ・ラティーノ』と併せ、超お薦めの本である。
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.54
(5pt)

もっと多くの人に読んでほしい。

2003年に単行本が出たときに、一回読んだんだ。その時、強烈なインパクトを受けたことを、今でも鮮明に覚えていて、いまだにこの作品以上に、自分の実存を揺さぶられるような作品に出会えていない。
今、単行本を読み返してみても、アマゾンでの苦悩にむせび泣く、日本からの移民たちの姿に、僕は再び涙してしまう。きっと、第二次大戦もこんなええかげんさで、負けたんちゃうかって、最近思うようになってます。
上巻は、移民たちの苦悩と、移民1世では最年少だったケイが、30代後半の壮年となって、日本に仕返しに来るまでのプロセスが描かれている。下巻でいよいよ復讐劇の開始だ。ヤッタレ!って思ってしまうよ、本当に。分業社会だけども、役人の責任感は分業させちゃいけない。彼ら一人一人に、きちんと詰め腹切らせるシステムが必要だ。心から叫びたいよ!
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.53
(3pt)

エンターテイメント的に または ジャーナリスティックに ??

ん、、、珍しく3賞同時受賞ということで買ってみました。
アマゾンが内包する自然の厳しさというものにあまりに依拠し
過ぎで、復讐に至る動機の描写が少ない。従って、最後には
「何もそんな事まで..」という感じにならざるを得ない。
また、実際にあった話(棄民政策)を準フィクション化するならば、もう少しテーマに関する突っ込みが必要では???
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.52
(5pt)

熱気

久しぶりにスピード感溢れる熱〜い快作を読ませてもらいました。ブラジル移民のことは知っていましたが、ハワイやカリフォルニアの日系人のように戦前に移住したと思っていました。1972年生まれですが、自分が生まれるほんの10年前には、食いつめて生まれ育った国や親兄弟と別れる覚悟で、当時は聞いたこともないような南半球の国に希望を求めて渡って行った方が大勢いたのですね。下の方も書いておられましたが、映画にするとおもしろそうですね。その場合、ケイ役が難しそうです。日本人の顔でブラジル育ちのスコーンとつき抜けたキャラクターを演じられる人はちょっと今思い浮かびませんね。この筆者の他の作品も読んでみなければ!
ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)より
4101329745
No.51
(5pt)

熱気

久しぶりにスピード感溢れる熱〜い快作を読ませてもらいました。ブラジル移民のことは知っていましたが、ハワイやカリフォルニアの日系人のように戦前に移住したと思っていました。1972年生まれですが、自分が生まれるほんの10年前には、食いつめて生まれ育った国や親兄弟と別れる覚悟で、当時は聞いたこともないような南半球の国に希望を求めて渡って行った方が大勢いたのですね。下の方も書いておられましたが、映画にするとおもしろそうですね。その場合、ケイ役が難しそうです。日本人の顔でブラジル育ちのスコーンとつき抜けたキャラクターを演じられる人はちょっと今思い浮かびませんね。この筆者の他の作品も読んでみなければ!
ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344407679
No.50
(5pt)

さぁ、覚悟を

もう眠れない、一度読み始めたらとまれない、時速320キロで明日の朝までノンストップ。
上巻の終盤で徐々に上がってきたスピード感、その熱が一気に加速度を増していきます。アクセルべた踏み狂気の域。たまに垣間見える冷却水の力…あぁもうわけわからん。
本気で映画化を、このままの作品感覚で、全部網羅して作ったら、いや作れたら、ものすげ〜傑作になると思います。すべての役柄に最高のキャスト、日本人だけじゃ足りない。う〜ん…監督やりたい。キャスト全部独断でギャラも無視して決めてとにかく練り上げて作品にしてみたい。この本読んだらそう思う人たぶんいっぱいいると思う。
ぜひこの作品の熱とスピードを味わってみてください。
ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)より
4101329745
No.49
(5pt)

さぁ、覚悟を

もう眠れない、一度読み始めたらとまれない、時速320キロで明日の朝までノンストップ。
上巻の終盤で徐々に上がってきたスピード感、その熱が一気に加速度を増していきます。アクセルべた踏み狂気の域。たまに垣間見える冷却水の力…あぁもうわけわからん。
本気で映画化を、このままの作品感覚で、全部網羅して作ったら、いや作れたら、ものすげ〜傑作になると思います。すべての役柄に最高のキャスト、日本人だけじゃ足りない。う〜ん…監督やりたい。キャスト全部独断でギャラも無視して決めてとにかく練り上げて作品にしてみたい。この本読んだらそう思う人たぶんいっぱいいると思う。
ぜひこの作品の熱とスピードを味わってみてください。
ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344407679
No.48
(5pt)

まだまだ出だし、下巻はスピード四倍速

この人はほんとにブラジルとかコロンビアとか南米が好きなんだなぁ…って思いますね。
どの作品を読んでも南米とコカの話に絡ませてきます。
その作者の興味なんかも垣間見えたりなんかしちゃったりして面白いんですが、話の骨子はそこにはなくて…
クソまみれの唾棄すべき反吐の出るような戦後日本の外務省の姿勢、苦渋を味わわされた日系一世、二世の怒り、話の根元はそこ。
読みながら怒りを覚えることでしょう。これは良く調べて作品を練り上げていると思います。
た〜だ、この作品はそれだけじゃないすよ。ヒートアイランドとか、サウダージ、午前三時のルースター等他の作品では見られない、ただのバイオレンスだけじゃなく、主人公たちだけがカッチョイイわけでもなく、登場人物一人ひとり、立場の違う人間とその景色、珍しく女性の成長と強さまで描き出す。
それぞれの思惑と、そこまで考慮された完璧な計画とトラップ、めまぐるしい頭の回転。これはすべての作品に共通することですが…、リアルな人物描写にこれまでにない人物たちの独自な、あるいは地味な格好良さと強さを見てください。ほんのチョイ役の登場人物までいい味がにじみ出てる、これはい〜い作品だ。
下巻まで読まないとわかんないかもしんないです俺のこのレビュー。申し訳ない。
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.47
(5pt)

下巻を読んで

長い助走が終わり、ようやく事件が動き始めます。松尾とケイのからりとした友情も読んでいて心地良かったです。貴子の強情な性格も読んでいて怖いと感じつつも、男性に対する厳しい視線は現代女性のリアルな描写に思えました。コンゲームよりも、いかに足取りを掴ませないかと云うことに作者は腐心しているようで、”騙し”の爽快さは余りありませんでしたが、秋津が誘拐に使用したトラックを割り出す推理は「なるほど」と思いました。唯、秋津が第二の事件の謎を暴くためだけの狂言回しで登場した感じだったので、魅力的なキャラクタだけに少しもったい無かった気がしました。
読みやすかったので一日で読了。総括すれば楽しめました。
最後に、山本のおっちゃんの侠気に合掌。
ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)より
4101329745
No.46
(5pt)

下巻を読んで

長い助走が終わり、ようやく事件が動き始めます。松尾とケイのからりとした友情も読んでいて心地良かったです。貴子の強情な性格も読んでいて怖いと感じつつも、男性に対する厳しい視線は現代女性のリアルな描写に思えました。コンゲームよりも、いかに足取りを掴ませないかと云うことに作者は腐心しているようで、”騙し”の爽快さは余りありませんでしたが、秋津が誘拐に使用したトラックを割り出す推理は「なるほど」と思いました。唯、秋津が第二の事件の謎を暴くためだけの狂言回しで登場した感じだったので、魅力的なキャラクタだけに少しもったい無かった気がしました。
読みやすかったので一日で読了。総括すれば楽しめました。
最後に、山本のおっちゃんの侠気に合掌。
ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344407679
No.45
(4pt)

上巻を読んで

外務省の無策ぶりとそれに巻き込まれた移民たちの悲劇を上巻の大半に渡ってページを割いていますが、成功の陰に隠れた移民たちの怨嗟の声に同情しました。個人的には衛藤が復讐の実行役になって欲しくはありましたが、年齢的にも無理な様子。綿密な取材が偲ばれる文章でブラジル人の国民性を少し身近に感じることが出来ました。また、アマゾンの過酷な生活は読んでいて胸が詰まる思いでしたが、事件が起きるのは後半に持ち越されるようです。上巻は序章に過ぎなかった!?下巻に期待。
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.44
(5pt)

胸が熱いです。

現実に行われた「戦後最悪の愚政」である棄民政策という重いテーマを土台にしているだけあって、非常に骨太で、しかも骨格のしっかりした傑作エンターテイメントです。まず作品を通して始めて知る事実が多く、ぐいぐいと引っ張られるようにして読みました。
一点だけ、ケイと貴子のやり取りの中で作者のミスではと気になるところがあったのですが、大変楽しめました。
同作家の「午前三時のルースター」や「ヒートアイランド」でもそうでしたが、呪われた過去を持つ主人公たちがラストでそれらから解き放たれる姿にはやはり胸を熱くさせられます。
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.43
(4pt)

途中までは非常に良い!が・・・

最後が・・・最後が・・・勿体無さ過ぎる。
マフィアのボスの養子の彼、これのラストは良いと思う。準主役級キャラのような扱いだから、死んでもおかしくはなかった。
そこを生かしてハッピーエンドにしてくれた事は、作者に感謝したいくらいだ。
けれど、主役2人の最後が・・・
予想できてしまう。これは結構致命的な事のように思う。
折角ここまで良い展開だったのに、と残念でならない。
最後がアレでなければ文句なしに星5つをつけたのにorz
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.42
(5pt)

冒険小説、コンゲーム好きの読者の方々には、是非お勧めしたい一冊

本作品は、第6回大藪春彦賞を受賞。
2004年度版 このミスで10位。
2003文春ミステリーベスト10で13位。
正直、これほど面白いとは思わなかった。
冒険小説、コンゲーム好きの読者の方々には、是非お勧めしたい一冊である。
外務省が己の保身のために捏造した移民政策を信じ、中南米に移住し、妻や兄弟、両親を失い、己の人生をも狂わされた男達が、40年の時を経て、外務省に復讐するというストーリー。
とにかく、前半部分のブラジル移民達の悲惨な生活ぶりには圧倒される。多くの日本人達が知らないであろう、外務省による棄民政策。まずこの事実に基づいて作品を描いたアイディアの勝利である。現実に近年の外務省に関する報道を耳にするにあたり、この部分に妙にリアリティーを感じ、中盤以降の復讐劇に共感してしまう。また、中盤以降の復讐劇は一転してスピード感があり、発想自体も面白い。衛藤、山本、松尾、ケイ、貴子の主要登場人物のキャラが、しっかりと立っており、それぞれが自分の運命に決着を付けるラスト部分といい、非常によく書けていると思う。唯一、難を挙げるとすれば、2段階に分けて行われる復讐劇の後半部分の書き込みが、若干浅く感じた。
なお、本作品を書くための取材旅行を記した「ラティーノ・ラティーノ!」もお薦め
ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)より
4101329745
No.41
(5pt)

冒険小説、コンゲーム好きの読者の方々には、是非お勧めしたい一冊

本作品は、第6回大藪春彦賞を受賞。
2004年度版 このミスで10位。
2003文春ミステリーベスト10で13位。
正直、これほど面白いとは思わなかった。
冒険小説、コンゲーム好きの読者の方々には、是非お勧めしたい一冊である。
外務省が己の保身のために捏造した移民政策を信じ、中南米に移住し、妻や兄弟、両親を失い、己の人生をも狂わされた男達が、40年の時を経て、外務省に復讐するというストーリー。
とにかく、前半部分のブラジル移民達の悲惨な生活ぶりには圧倒される。多くの日本人達が知らないであろう、外務省による棄民政策。まずこの事実に基づいて作品を描いたアイディアの勝利である。現実に近年の外務省に関する報道を耳にするにあたり、この部分に妙にリアリティーを感じ、中盤以降の復讐劇に共感してしまう。また、中盤以降の復讐劇は一転してスピード感があり、発想自体も面白い。衛藤、山本、松尾、ケイ、貴子の主要登場人物のキャラが、しっかりと立っており、それぞれが自分の運命に決着を付けるラスト部分といい、非常によく書けていると思う。唯一、難を挙げるとすれば、2段階に分けて行われる復讐劇の後半部分の書き込みが、若干浅く感じた。
なお、本作品を書くための取材旅行を記した「ラティーノ・ラティーノ!」もお薦め
ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344407679
No.40
(5pt)

代表作

本作品は、第6回大藪春彦賞を受賞。
2004年度版 このミスで10位。
2003文春ミステリーベスト10で13位。
正直、これほど面白いとは思わなかった。
冒険小説、コンゲーム好きの読者の方々には、是非お勧めしたい一冊である。
外務省が己の保身のために捏造した移民政策を信じ、中南米に移住し、妻や兄弟、両親を失い、己の人生をも狂わされた男達が、40年の時を経て、外務省に復讐するというストーリー。
とにかく、前半部分のブラジル移民達の悲惨な生活ぶりには圧倒される。多くの日本人達が知らないであろう、外務省による棄民政策。まずこの事実に基づいて作品を描いたアイディアの勝利である。現実に近年の外務省に関する報道を耳にするにあたり、この部分に妙にリアリティーを感じ、中盤以降の復讐劇に共感してしまう。また、中盤以降の復讐劇は一転してスピード感があり、発想自体も面白い。衛藤、山本、松尾、ケイ、貴子の主要登場人物のキャラが、しっかりと立っており、それぞれが自分の運命に決着を付けるラスト部分といい、非常によく書けていると思う。唯一、難を挙げるとすれば、2段階に分けて行われる復讐劇の後半部分の書き込みが、若干浅く感じた。
なお、本作品を書くための取材旅行を記した「ラティーノ・ラティーノ!」もお薦め
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344407660
No.39
(5pt)

スカッとした!

ちょっと男っぽい作品?と思いながら、ラテン好きな私はタイトル
にひかれ、3冊まとめ買いしました。
久しぶりに読み応えのある本に出会えました。感謝です。
重苦しい事実に「許せない!」と涙し、どんどん作品に引込まれました。
下巻を読んでいるときのあのドキドキ感はもうすごかった。
あまりにもドキドキしすぎていまい(これ以上読み続けるのはムリ!)
ダメとは思いながらも彼らの生死を確認してから読んでしまいました。
「ラティーノ・ラティーノ」を先に読んでいたので、「あ、あの人との
出会いの話だ」と、二重に楽しめました。
ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (新潮文庫)より
4101329745
No.38
(5pt)

スカッとした!

ちょっと男っぽい作品?と思いながら、ラテン好きな私はタイトル
にひかれ、3冊まとめ買いしました。
久しぶりに読み応えのある本に出会えました。感謝です。
重苦しい事実に「許せない!」と涙し、どんどん作品に引込まれました。
下巻を読んでいるときのあのドキドキ感はもうすごかった。
あまりにもドキドキしすぎていまい(これ以上読み続けるのはムリ!)
ダメとは思いながらも彼らの生死を確認してから読んでしまいました。
「ラティーノ・ラティーノ」を先に読んでいたので、「あ、あの人との
出会いの話だ」と、二重に楽しめました。
ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344407679