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(短編集)
東京バンドワゴン
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【この小説が収録されている参考書籍】
東京バンドワゴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 81~89 5/5ページ
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お話の舞台は、明治時代から続く東京の下町の古書店とその一部を改造して作られた今時のカフェ。登場人物はその古書店を経営している家族。今の時代にはなかなかない、4世代同居。、次から次へと家族それぞれに関する事件が起きていきます。お話の中にちりばめられていることが後から関連してくるけど上手く丸く収まります。 この一家の食事の時の会話は誰が何を話しているかというのがはっきり書かれていない。「 」のみ。なので誰の発言かを想像しながら読むのも楽しみです。にぎやかさが伝わってきます。これをテレビの映像で見たら楽しいだろうな。 ひ孫の成長を見ていると、食事しながら会話することや家族が関ることが、お互いを思いやる気持ちを育てる基本なんだと思いました。 語り部のおばあちゃん幽霊の穏やかな口調がホッとします。 古書店のお商売の様子もわかり、本屋好きはその点でも楽しめます。 | ||||
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「東京バンドワゴン」という明治時代創業の珍奇な名前の古書店兼カフェを舞台に した四世代の九人家族とその取り巻きの日常を描いた作品。登場人物が多すぎる のは普通は読み手が混乱をきたしてしまうものなのだが、登場人物の個性が非常 に強いのでその心配は無い。読み進めていくうちに、これは『寺内貫太郎一家』 や『サザエさん』、或いは『時間ですよ』などといった、ホームドラマ(的な) 作品へのオマージュではないか?と思っていたら、最後の謝辞に『あの頃、たく さんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ。』とあったので、 やはり、作者も頭の中で映像化されたものを文字に起こしていく様に書き上げ たのだなと思った。1クール(3ヶ月)であれば映像化も出来るのでははないか?と 個人的には思うのだがどうだろう。 | ||||
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「こんな一家ないよー」とつっこみをいれたくなる家族運のあまりない私ですが、 それでも面白く読めてしまうのは、その家族像を強調して書いていないから。 春夏秋冬を通じて各回に、それぞれでてくるわけありな人を通じて、 家族が少しずつ変化していく様子を自然に書いているのが面白い。 そろそろ、家族の誰かをクローズアップして各回で主役を変えていくという 小説の手法に飽きてきている人にもオススメ。 | ||||
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昭和30年代の家族模様を書いたようなほのぼのとした一冊です。「Loveだろっ」って口癖のように言うロッカーくずれのとうさんも頑固一徹の爺さんも古本屋も大好きだ!泣きました。だって、家族って、ガヤガヤしていて、でも本当は「Love」なんです。 | ||||
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天国のおばあちゃんを語り手に進む、古本屋と喫茶店を営む 一家のたわいもないお話ではあるけれど、ちょっと 謎有り? おばあちゃんの語り口が、私の思うおばあちゃんの 語りかたと違うので、ちょっとなぁ、という意味も あって星4つ。 でも、こんな家族の一員になれたら楽しいだろうし、 テレビドラマで見てみたい。 | ||||
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ほのぼのしてるし、物事はすべていい方へ向かって行っちゃうけど それがまたいい雰囲気です。一昔前の雰囲気。確かに。 でも、時代背景はきちんと今ですね。 伝説のロッカー、私のイメージでは CHARさんか、内田裕也さんかな? | ||||
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古書店屋を舞台にした大家族物。体格がよくてべらんめえの大じいちゃんを中心に一族10人がワイワイ暮らす。伝説のロッカーというちょいワルじいさんは、岩城晃一って感じかなあ。4世代がそれぞれの血縁に絡む小さな秘密を持つ。 キャラクターが多すぎて、この一冊では活躍し切れていない者もいる。刑事の茅野さんとか…。しかし、歯切れのいい会話とポンポン進む物語展開が小気味いい。 死んだ大ばあちゃんが語り役になるなど、作者自身がテレビドラマのような設定を楽しんでいるフシがある。狙い通りの楽しい小説に仕上がった。 | ||||
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70代の亡くなった祖母を語り手に古本屋を営む彼女の家族の話だが、小路幸也のこれまでの作風と文体を変えてきた。 落語を好きな人には愉しめる。 | ||||
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登場人物の多さ、設定の安易さに最初はちょっとたじろぐ。 だけど、この世界が居心地良いのは確かで、 毎章ごとの謎解きは物足りないもののお話としては 楽しめるレベルになっている。 どこかで読んだ事のあるような、あるいはいつか見たことのある ドラマのようなそんな話なんだけど、それが不快かというと そうでもない。それが作者の狙いなのかもしれない。 自分がプロデューサーになったつもりで、各登場人物に 役者を当てていく作業も楽しいだろう。 | ||||
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