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(短編集)
東京バンドワゴン
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【この小説が収録されている参考書籍】
東京バンドワゴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 61~80 4/5ページ
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とにかく登場人物がみんな魅力的で温かい!身の回りで起こる小さな事件に、家族みんなで、時にはご近所さんまで巻き込んで解決するこの堀田家の人たちは、どこか懐かしく、現代人が忘れかけている、何か大切なものを教えてくれるような気がします。たくさんの人がこの本を読んで、温かい気持ちになってほしいです。読んで損はないです! | ||||
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ただのほのぼのホームドラマだと思って読んだら大間違い。 実はミステリの要素も入っていて、ミステリ好きとしては思わずのめり込んで読んでしまった。 TVの脚本的とも思えるが、あまりキレイな文章の小説よりも、人間味が感じられる文章で、僕は非常に読みやすく感じました。 伝説のロッカー我南人のキャラは秀逸で、破天荒ながらも義理と人情を通すために自分を曲げる所などはカッコイイの一言。 早速続きが読みたくなった。 | ||||
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「東京バンドワゴン」のあの家族が帰ってきました。シリーズ第二弾です。 前作を読んでずいぶん経ちますが、久しぶりと感じる間もなくすぐにこの家族の世界に入っていくことが出来ました。 これほどたくさんの登場人物がいながら、誰一人としていいかげんな扱いになっている人はなく、全員キャラがたってるのがすごい! しかも前作より登場人物が増えて、今後のさらに増える予感・・・。 ただ大家族の賑やかな日常を描いているのではなく、亡くなったおばあさんのサチさんの視点で語られているからこそ温かみを増しています。 できれば、サチさんと一緒に秋実さんにもでてきてほしいんだけど、それは贅沢な願いなのかなぁ。 ほんとうに素敵な家族(*^_^*) 今の時代、こんなに大勢で仲良く暮らしてる家族なんて存在するのでしょうか。 読んでると幸せな気持ちになり、このシリーズがいつまでもいつまでも続いて欲しいと思えます。 最後の章はバタバタといろんなことが起こり、喜びも寂しさもあわただしく過ぎて行ってしまったけれど、 これこそが「この家族らしい」ってことでしょう(笑) | ||||
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「東京バンドワゴン」シリーズをずっと読んでいる方にはたまらない番外編の一冊です。ただし作品のレベルはシリーズ最低。正直に言って、退屈でした。前作までで完結してしまっているので仕方がないのでしょうが・・・。後だしジャンケンの様なこじつけのエピソードばかりですので、それほど面白いとは思いませんでした。 | ||||
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これまでの話のなかで、居なくても、いつもちゃんと堀田家に居たサチさんの高貴な出自と、 それゆえの運命に翻弄されての、勘一さんとの出逢いのいきさつが、まずいい。 シリーズ番外編は、スリリングな幕開けで、ぐっとつかまれた。 サチが父から託された、どうやら国政に関わる重要な文書が入った「箱」をめぐって、 いくつかの闇の組織が暗躍する。サチと箱を守り抜くために、寛一の父・草平が 知恵と人間関係の限りを尽くして手配するさまが、かっこいい。 東京バンドワゴンという古本屋の由来もまた、真っ直ぐな気概にあふれていて、 戦後の時代に書物というものの持つ力を信じた人の、その精神が眩しい。 小路さんの作品らしく、大物のワルでさえ、やっぱりいい人だ。 登場人物の相関図は、シリーズを読んでいる者にとっては、ああ、こう繋がるのか!と 膝を打ちたくなる場面がいくつもあって、楽しい。 堀田家の面々の、心根のよいあたたかな人柄である所以がじわりと胸打つ 番外編だった。 | ||||
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店員のおすすめとして紹介されていたので読んでみた1冊。 開いてすぐの登場人物紹介の時点で、 あまりの多さに多少げんなりしたが、心配ご無用。 読んでいくうちに頭の中でそれぞれの登場人物が しっかり色をもって動き始めるから覚えられなくても大丈夫。 作者は男性だけど、女性的な小説だなあと思った。 出てくる人物はどれも個性的で、魅力的だし、 街の風情や、小さいけれどしっかりと描かれた季節感など 全編通して目線がとてもやさしい。 我南人風にいうと「LOVEが溢れているんだねぇ」、である。 まるでサザエさん一家のようなどたばたに、 時に面倒くさくて、時に煩わしくて、 でもとても楽しそうで、やさしくて、 そんな様子を宙ぶらりんで見ている幽霊のサチさんは きっとまざりたくて、見守っていたくて、 まだまだ成仏できないんだろうなあ、しあわせなことに。 | ||||
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大家族活劇である『東京バンドワゴン』の外伝。 「日常の謎」が引っ張る連続短編集の本編とは違い 舞台は戦後、物語のスケールもやや大きい長編である。 本編を読んでいない人には楽しみが少ないが 本作だけでも一応読み通せる内容になってはいる。 『東京バンドワゴン』の登場人物に、政治や軍事といった ハードな内容が似合わない点は玉に瑕だが シリーズのファンならば読まずにはおれない。 | ||||
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東京バンドワゴン・シリーズの語り手=サチさん。 本編を読んでいると、息子達や孫達の行く末を見守るやさしいおバアちゃんで、おっとりとした雰囲気が八千草薫みたいだなぁと思っていたら。 本書ではサチさんの出自が明らかになる。あながち、八千草薫のイメージも外れてないように思う。サチさん、あなたスゴい人だったのね。 さらに勘一じいちゃんの意外とインテリぶりが明らかになったり、驚くことばかりで面白すぎ。 我南人の音楽の才能がどこから遺伝したのかもよくわかる。 なんか、このころから堀田家は普通じゃなかったんですなぁ。ははは。 もし番外編第2弾があるなら、ぜひサチ存命中の堀田家を覗いてみたい。 | ||||
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東京バンドワゴンシリーズの最新作にして番外編的な作品。 戦後まもない東京バンドワゴンを舞台に いかにして勘一とサチが出会い、結婚し、あの 素晴らしい家族を作り上げたのか、 その一端が覗ける作品です。 前作で登場した人物たちが この堀田家にどう関わってきていたのかも よく分かる作品になっています。 これまでのバンドワゴンシリーズとは若干趣を異にしていますが、 それでも十分に楽しめる作品です。 これを読んでしまうと やはりサチさんは幽霊としてではなく、 実態のある登場人物として出てもらいたかったなぁ〜。 もし、物語を語る人物としてではなく、 あの家族の中でどう動いていたのか、 そんな物語を読みたくなってしまいました。 そしてあの我南人の喋り方の謎も分かる一冊です。 まだ読んでない人はぜひ! | ||||
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あの「東京バンドワゴン」2作目の文庫版が発売になったと聞いて、すぐに購入して読みました。 まず前作より登場人物が格段に増えています。 でも不思議なことに覚えきれないということはありませんでした。 一人ひとりが個性的な人たちなので、すぐに印象付いて残るのかもしれません。 展開はいつもどおり春夏秋冬4つのシーズンにさまざまな出来事が起こります。 前作より複雑に話が進んでいきますが、深みがあって分かりにくいという事はありませんでした。 オススメは夏の「幽霊の正体見たり夏休み」。あれは不覚にも感動してしまった・・・。 すごくあったかくて、すばらしい心の栄養剤になりました。 これからもこんな感じで堀田家や、バンドワゴンを取り巻く皆を見守っていきたいと思います。 個人的には登場人物を脳内キャスティングしながら読み進めるのもオススメ。 | ||||
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懐かしいホームドラマ、ガキの頃にみた「寺内貫太郎一家」を思い出します。 お節介で、うざったくて、でも優しくて、暖かい。 そんな街とファミリーの物語です。 都会の希薄な人間関係の中に住む安心感ってあります。 でも小説の中では、下町の人情を満喫してみましょうよ。 私の読了後の感想は「この町内に住みてー!」でした。 沢山の味のある登場人物が出てきます。 「この小説を映画やドラマにしたらどんなキャスティングかなぁ?・・・」 というのを紙に書いてみる、そんな楽しみ方も出来る本です。 これはオススメの1冊です! | ||||
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東京バンドワゴン戦後の占領下、勘一とサチの出会いを描く ミステリータッチの番外編。 戦後間もなく、子爵令嬢咲智子は重大な機密文書を父から託され、 それを手に入れようとする占領軍や旧日本軍の諜報機関に狙われる。 逃れる途中、上野駅で米軍に拉致されそうになった咲智子を助けた 勘一は、行き場を失った咲智子を勘一の嫁・サチという触れ込みで 東京バンドワゴンにかくまうことにした。 勘一は、父・草平、幼馴染のジョー、元諜報員の十郎、ジャズシンガーの マリアなど、魅力的な脇役とともに、占領軍に連行された咲智子の両親の 行方を探り、奪還を画策する。 東京バンドワゴン草創期の物語。 いつもは和やかホームドラマの「東京バンドワゴン」のシリーズだが、 今回は「番外編」というように、殺伐とした戦後の日本の状況を描き、 「機密文書」をめぐるハードボイルド仕立てになっている。 これまでのシリーズにつながる伏線が本書で明かされることもあり、 従来の読者には見逃せない一冊だろう。 また、登場人物は旧知のものとして描かれていないので、前作を読んで いない新しい読者にもやさしい。 | ||||
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心がほっこり暖まります。 著者も書かれていますが、昔のホームドラマを見ている様です。 『LOVEだねぇ〜』です。 | ||||
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東京下町の古本屋『東京バンドワゴン』が舞台。家族4世代が同居していて、昔あったテレビドラマの『時間ですよ』や『寺内貫太郎一家』を思い出した。なんだか懐かしい感じがした。 語り手のサチの落ち着いた物言いが好感が持てた。 青の本当の母親が大女優だったり、みすずが本当は花陽と異母姉妹だったり、話ができすぎていて、少し興ざめしてしまう感は否めないが、全体的には読みやすくいい作品だったと思う。 | ||||
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数年前に市立図書館で一度借りて読んでるんですが、 先日、某書店で見かけ、面白かった記憶から思わず購入してしまいました。 やはり、何度読んでも面白いものは面白い。 夢中になって半日で読み上げてしまいました。 東京の下町の古本屋の4世代家族のお話ですが なぜかとても懐かしい感じがします。 なんせ、おおじいちゃんが現役で古本屋を仕切ってますからね。 お年寄りが隅にやられがちな昨今、とてもほのぼのとしていて 読み終えると心がほっこりします。 ところで伝説のロッカーのモデルは内田裕也さんですかね? 私はそう思って読み進めています。 別の方が書かれていたように、ぜひドラマでこのお話を見てみたいですね。 誰をどの役者さんが演じるのか想像しながら読み進めるのも楽しいかも知れません。 | ||||
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読み進むにつれて面白くなった。 愛すべきキャラとストーリーは良かった。 でも、これはほんとドラマの脚本。 小説ではない。なにしろ文章力が、、、。 ドラマ化したらテレビで見れば良い。 ドラマ化は希望。 | ||||
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この小説。下町で古書店兼カフェを営む四世帯九人の大家族堀田家と、 その周辺で暮らす人たちの間に起こる様々な事件、そして春夏秋冬、 一年の泣き笑いが懐かしのホームドラマ仕立てで描かれていて、とても面白かった。 沢山の登場人物も1人ずつ丁寧に設定されているので読み進めて行くにつれ、 頭の中で勝手に登場人物をキャスティングして楽しめたし。 (ちなみに僕は老主人・勘一を六平直政さん、長男で伝説のロッカー我南人を 佐野元春さんが老けた姿、で想像してました。皆さんはどんなキャスティングしますか?) それから、何より良いなぁ、と思えたのは、一話毎のエピソードが 日々の暮らしと結びつきながら、しっかりと季節の流れの中、 前向きな時間を刻んでいた事!! 変わり続けていく世の中に、変わらない大切なものを知ってる人たちの居る作品。 まさに、「LOVEだねぇ」。。 | ||||
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ウチのようなマンション暮らしでは、絶対にお目にかかれない4世代同居の 家族のお話は、とってもLOVEな物語でした。 タイトルにもなっている「東京バンドワゴン」とは、その家族が営んでいる 古本屋さんの屋号です。 で、その古本屋さんを舞台に起こる色々な問題を、家族8人家族が一致団結、 もしくはお父さんのLOVEで解決していきます。 ちなみに家族構成は、店主でちょっと頑固な江戸っ子のお祖父ちゃん。 そして、「LOVE」を何よりも大切にしているお父さん。その子ども達で、 個性的な面々の藍子、紺、青の三人と紺のお嫁さん。それから藍子と紺の それぞれの子どもひとりずつ合計8人で、とてもにぎやかに暮らしています。 そして、なんと言っても、結構いろいろワケありでも、おおらかに受け入れて いるところが、この家族のすばらしいところです。 話の内容は、 ・一歩間違えると変質者「春―百科事典はなぜ消える」 ・青の押しかけフィアンセのお話「夏―お嫁さんはなぜ泣くの」 ・古書にまつわる事件3連発「秋―犬とネズミとブローチと」 ・ひと目晴れ姿を・・・・「冬―愛こそすべて 」 と、4つのお話からなっていますが、それぞれのお話の中にも、いくつかの小さな 謎が絡まりあっていたりして、それが解かれていく面白さあり、家族を一番大事に するという愛がぎっしりありで、読み応え十分。 特に、最後のお話「冬―愛こそすべて 」では、子ども側からすると身勝手な母親 なんだけど、そんな彼女の願いを叶えようとするお父さんのLOVEに、読んでいて ホロリとしたりします。 一番大切なのは、やっぱり愛! 家族愛をたっぷり感じたい時に読むにはバッチリな本です。 | ||||
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昭和の頃、お茶の間で家族揃ってみていたホ−ムドラマ。その世界がこの本の中によみがえった。 奇妙な構成、個性的な面々の家族やそこに絡んでくるご近所さんなど、向田邦子の世界を現代風にアレンジし、ミステリ−のふりかけを少しふって見ましたといった作品です。 あの頃、家族でホ−ムドラマを楽しんだ世代、その子の世代など幅広い世代に受け入れられる小説に仕上がっていますので、どなたにもお勧めできる楽しい作品です。 泣いて笑って、人生っていいなぁと思える、素晴らしい作品。 シリ−ズ化されてますので、次回作品も楽しみですね | ||||
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前作に続き、心温まる、実家の母の元に返りたくなるような物語でした。筆者も書いているように、昔のホームドラマを見ているような思いです。小学生のころ東芝日曜劇場が大好きだった私は、またあんなドラマが始まらないかなーと常々思っていたものでしたが、この物語はそれにかなり近いものが感じられます。 アパート暮らしの私は、読んだ本の置き場所に困り図書館に寄贈するのですが、本作品を読んでまた前作が読みたくなり、図書館に行って自分が寄贈した前作を借りてきて、今読んでいます。 | ||||
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