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震災列島



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【この小説が収録されている参考書籍】
震災列島
震災列島 (講談社文庫)

震災列島の評価: 3.07/5点 レビュー 27件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(4pt)

まさしく今!

まさしくは今の日本だと思います。 
是非、大勢の人に読んで欲しい。
震災列島Amazon書評・レビュー:震災列島より
4062126087
No.11:
(4pt)

震災を「利用」してこそこの国の住人

3.11後に読み返すと、津波と原発の破壊の描写は胸に迫ります。ああ、起こるべくして起きたんだな、ここまで予測可能だったんだな、ということがよくわかります(冷却用電源喪失の件なども - 現実はもっとひどかったわけですが)。また、警戒宣言数十分で巨額の経済損失、というのも、今の予測値はほんとに正しいのか?という問題提起になっていると思います。そして、その経済危機の解決法は十分リアリティのあるものだと思います。表向きは震災を利用したやくざへの復讐劇となっていますが、やくざまたはそれに準ずる団体がいまだに残っていて政治と癒着している(つい最近もそれを示唆するできごとが!)のは日本の自然災害の多さ・甚大さとも大いに関係がある、という指摘は誠に正鵠を得ていると思います。

つまり、ここに書かれていることの多くはこれから現実化するものでもある、と考えたほうがいいと思います。そしてそれが善にしろ、悪にしろ、震災や自然災害を利用してこそ、この国に生きていく意味がある、というメッセージなのかと思いました。
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4062126087
No.10:
(5pt)

災害の怖さを知る

災害について勉強しようと思い、読んでみました。東海地震(未だに正式名称がよくわかりませんが)の怖さがよく分かりました。そして小説としてとても楽しめました。悲しいところもありましたが、後味がよくて、最後の刑事とのやりとりが特によかったです。
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4062126087
No.9:
(4pt)

出来れば地震関連のストーリーに絞って欲しかったかも・・・・・

(追記2)

 著者の石黒さんは勉強家であるのは、本を読めば良く分かります。

 日本の経済に関してですが、増田悦佐氏や三橋貴明氏の本を参考にされると、もっとしっかりした経済関係の基礎知識が付くと思われます。

(追記1)

 反社会的勢力への復讐劇関係は、なるべく飛ばしながら読んでいますが、復讐に使う「地下陣完成予想図」(p243)を見てビックリ・・・・・

 地震関係の本なのだから、図表を使うなら地震関連に絞ってほしい・・・・・

 乾杯して「家族愛原理主義テロリスト」(p236)が誕生したというくだりには・・・・・なんか薄ら寒い感じが

 娘・孫が亡くなったのは(小説の上とはいえ)お気の毒だか、そこまでの大量殺りくへ繋がる「私刑」を推し進めていいのだろうか?

 反社会集団のやり口も問題だろうけれど、こういう復讐妄想に囚われた人も、よっぽど怖いと思う。

 著者の「社会感覚」に、疑問を感じ始めた感じです・・・・・・

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巨大な地震が迫るというのに、ある家族の復讐劇が同時並行していくという設定は、ちょっと微妙な感覚です。

『死都日本』でみせた詳細な火山噴火のシュミレーションや脱出劇・・・・・そういう具体的な小説を期待していると、肩透かしを食います。

もちろん、地震関係の歴史的・地質学的説明はしっかりしていて読み応えがあり、出来ればそれを著書全体で展開して貰いたかった。

これだけ地震に関する情報収集力と被害想定のイメージトレーニングが出来ている方なので、想定される日本各地の被害状況をリアルに提案してみて欲しかった。

もちろん、そういう被害予想を最小限に抑える予防策・避難方法などなど、重要なテーマは沢山ありますので、そっちの方向へ小説の主題を持って行って欲しかったです。

また、政治家や霞が関の役人・土建会社などの「政官業の癒着」を言いたてていますが、裏付けるデータや資料がないので、単なる誹謗中傷になっているような気がします。

著者は物凄い博識で様々な分野の知識や情報を集めていて、それはそれで感服しますが、それを1冊の小説に圧縮して展開するとなるにはもっとジックリ時間を掛けるべきかとも、思われます。

緊張感のある物語展開に、「あれっ?」という非現実的な展開もあって、折角のリアリチィーが「崩壊」してしまう残念さがあります。

まあ、そういうズッコケもあるので、恐ろ恐ろしい巨大地震・津波の小説が読めるのかも知れませんね・・・・・・・
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4062126087
No.8:
(4pt)

説明が…。

ラジオでCMが流れていたので、購入しました。盛りだくさんの内容は、期待通り!といえばそうですね。
「?」マークが付くのは少し説明が長く、難解。普段から震災クライシス小説はよく読み、初めて見る方よりも多少の知識はあると思っていますが、
もう少しストーリー自体を大切にしないと、単に教養書の様になってしまうのではないでしょうか。ストーリーを読み続けて、突然流れをぶった切る
ように説明になるので…ねぇ。残念ながら正直読み飛ばした部分もありました。
また、親爺さんと主人公が宗教倫理に華を咲かせるシーンが何度か登場しますが、未曾有の大地震の最中や、ヤクザに襲われている最中に、あんなに
ペラペラしゃべれないんじゃない?と、感情移入は出来ませんでした。
同じ震災物であれば、高島哲夫さんの「TSUNAMI」や「M8」の方が没頭出来て読み終えて「読んだー」という気になったかなと感じています。
今も読み返しているくらいですから。
一応、死都日本も読んでみようと思います!!
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4062126087
No.7:
(5pt)

近い将来、起きる現実

日本のどこにも逃げ場書はない
己の愛する娘が陵辱された挙句、死の道を選ぶしかなかった
父親は祖父とともに復讐を胸に誓う
家族の愛と魂の再生と、日本社会の再生への道しるべとなる傑作である
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4062126087
No.6:
(4pt)

震災の本当の姿を描く秀作

その娘はヤクザに犯され、自ら死を選んだ・・。そしてついに来た「その日」。日本全土を襲った巨大地震、予想をはるかに超える大震災の街を、復讐を誓った父親が奔る・・。
「死都日本」の作者の2作目。前作と同等かそれ以上の豊富な知識と卓越した筆力で、「本当の震災」の来たるべき姿を、迫真のリアリティで描いています。
東海地震と東南海地震の違いとは?地震予知の実際とは?震災が起きたとき、都市は、政治は、経済は、私たちの預金や資産は、一体どうなるのか?
本書を読むと、必ず来ると言われる大地震について我々がいかに無知、あるいは大きく勘違いしているのか、思い知らされます。本書が伝えるのは、日本人がこの先、未来永劫直視しなければいけない「日本」という国土の、私たちの知らない本当の姿であり、世界で起こる大規模地震の20%以上が集中する、世界でも類を見ない地震国に住む人間にとっての「生き抜く知恵」です。
惜しむらくは、あれだけ悲惨な娘の死があったにも関わらず、その前後で主人公の性格描写や台詞まわしに変化がなく、それだけに少し軽薄で不快に感じる部分がありました。
また、方言の正確な記述にこだわりすぎて、その地方以外の人には読みにくく、台詞のニュアンスが捉えにくいのも難点。方言と標準語を上手く織り交ぜた書き方による、ニュアンス重視の筆運びをしてほしかったです。
これら難点を含めても、いつまでも保管しておきたい一冊ということで、星4つ。
おすすめです。
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4062126087
No.5:
(4pt)

期待しすぎたか・・・

前作『死都日本』の強烈なイメージが強く残っていて、おまけに時期が時期だけに、すごく期待して読みました。確かに面白いし、ぐいぐいと引きつけてはくれるのですが、災害部分の描写が全作と比べて、トーンダウンしているような気がするのは私だけでしょうか・・・しかしながら、海岸部分(?)に住んでいる身としては、山手に引っ越したいと思ってしまいました。災害被害予想地区にお住みの方はぜひ一度お読み下さい。
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4062126087
No.4:
(4pt)

2000年の建築基準法の改正についての誤解

2000年の建築基準法後の建物は倒れずに残ったかのような記述があるのですが、アメリカ産の木材の輸入促進のための規制緩和あるいは構造計算できない海外の建築家がデザイン重視の建物を建てやすくするための規制緩和が主で、むしろ地震には弱くなっているみたいです。『拒否できない日本』で読んだ気がします。というわけで、未来はこの小説よりもっとひどいことになるでしょう。皇帝ネロや江戸幕府など意図的に都市を焼き払ったと疑われている例はいろいろあるのでしょうから、政官財+ヤクザ構造ならやりかねないと思いますし、実は神戸でも?? なにしろ、『ヤクザ・リセッション さらに失われる10年』の方がもっとえぐい話も出てきていた気がします。先日ついに日本人人質が殺されましたが、地震の際にテロリストによる放火を防ぎ、震災復興支援にそなえるためにイラクから自衛隊を引き上げさせろとか言っても、やはり首相は知らん顔なのでしょうね。ヤクザをやっつける話は、『わたしのグランパ』に似ているなと思ったのでした。終戦時に15歳としても地震発生時の特攻隊の生き残りの人の年齢を考えると、ちょっときついなと思いました。署長は結局どうなったの? という疑問が残ったのですが、兵庫県警には部署が変わるごとにその部署で不祥事が起きている人がいますよね。47人にしたのは赤穂浪士の連想で、天山山脈近くの弓月国から来た秦氏の上陸地点が赤穂だというあたりを踏まえてのことかなと無心論者の宗教談義のあたりで思いました。
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No.3:
(4pt)

前作には及ばず、しかし・・・

前作「死都日本」を超えるのは、流石に難しかったようです。前作では前半で噴火が起き、その後は災害描写の連続となるのですが、本作で地震が起こるのは、後半の最後で、災害描写は前作に比べればかなり少なくなっています。そこを期待していただけに、若干肩透かしの印象は否めません。しかし、そうは言っても、その災害描写は絶品です。このような逞しい想像力で、地震がおきたときの被災状況を想定しておくことが、防災意識を高める上でも大切なんだと思いました。
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4062126087
No.2:
(5pt)

そうか日本って震災列島だったんだ。地震の力はすさまじいです。

まさかここまで。胸がしめつけられる思いの連続。人として許せないものは許せない。共感できた。そうか東海地震は静岡だけの問題ではなかったんだ。日本に生きる者としてどうしても避けて通れない地震災害。この災害を正面から見据えて心の準備をするには十分すぎる内容だ。折りしも新潟県中越地震でぐちゃぐちゃになった道路を見せられているだけに、あまりにもリアルだ。あくまでも小説だから、これを読んで静岡県の人口が減ったりしないか心配だけど、ことは静岡県民だけの問題ではないのがわかってもらえれば、立ち向かう力が湧いてくるはず・・・。まずは、ご一読ください。東海地震の豆知識がいっぱい。あわれ浜岡原発もみごとにぶっこわれる。おそろしや・・・。
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4062126087
No.1:
(4pt)

没頭しました

読み終えて最初に思うことは、期待を裏切らない出来だということですね。少しづつ読んでいこうと思っていたのに、ついつい読むことに没頭してしまいました。読み終えた後テレビをつけたら、新潟の地震のことをやっていたのには驚きました。読んだばかりなだけにリアルすぎます。もしかしたら、この地震が引き金となって、東海地震が発生してしまうのでは…などと心配です。ただ、主人公の暴力団に対する復讐が話のメインになっているようで、その部分に話の大半が割いてあるので、その分だけ星ひとつマイナスです。
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4062126087

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