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竜の道
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竜の道の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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廃品回収屋に捨てられていた竜一と竜二の双子の兄弟。 養父母は2人を家畜のようにコキ使い虐待を続け、世間の人たちは 兄弟2人を蔑んだ目で見ていた。 「俺たち兄弟はコインの<表>と<裏>だ。」 兄の竜一は養父母を殺害し出奔。別人になりすまし、闇の世界で 成り上がろうとする。弟の竜二は、東大卒業後運輸省のキャリアとなり、 表の世界でのし上ろうとする。兄弟2人の野望は「君臨すること」。 この設定、どうも既視感があると思ったら、『サンクチュアリ』と 同じですね(^^; それでも物語の設定はすごいし、竜一のキャラには凄みがある。 しかし、ものすごく残念な事も2点あります。 ひとつめは、物語が竜一の思惑通り都合良く進み過ぎる事。 竜一の企てはすべてが成功し、野望の為に人を裏切り騙すが、 自分が裏切られたり騙されたりする事はありません。 都合よくパトロンも現れ、追い詰められたりする事も無い。 しかしそれは、波乱が無い、という事でもあります。 2つめは、弟の竜二のキャラが凡庸なこと。 コインの<裏>の竜一の心の闇がこれほど深いのなら、対をなす<表>の 竜二のキャラをもっともっと磨かなければならないと思う。 竜二の弱さや受身さを情け無く感じました。 568ページも使って、これは無いのではなかろうか? と、思わざるをえません。 | ||||
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