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還るべき場所
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還るべき場所の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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作者の手法として個々ばらばらの人物のストーリーが次第に寄り合わされ壮大なスケールで一本の物語になっていく。ミステリーとして読んでいてもおもしろく、また、山岳小説として読んでもおもしろい。この本を読むと雪山に行ってみたくなってしまう。 | ||||
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有名どころの山岳小説を読んできましたが こんなのを読みたかった! 作者は、どっぷりと山に身も心も置き 書き抜いてくれていました。 「中途半端」に色恋や仕事の話を山に絡めてきたりせず嫌み無く(夢枕のと比べてしまいます) 真っ直ぐ貫いて、ひとつのでっかい山みたいでした。 自分の読んだ文庫本には作者あとがきも無くきれいさっぱり。 読み終わるのがもったいなく後半は、少しづつ読み進めてしまいました。 | ||||
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冒頭から山の中にいるかのような錯覚に襲われる作品です。笹本さんの世界に引き込まれました。 | ||||
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小説を読んでいるときに、自分も実体験している感覚に浸れました。 心の葛藤と、山への思いが伝わります | ||||
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旅先に持参したがむさぼるように読んでしまった。構想力に溢れ本を置くことができなかった。読後にK2への旅のルートを調べてしまった。 | ||||
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笹本作品に初めてふれた作品です。 一気にハートをつかまれ虜になりました。 こういう人のつながりもあるのだなあと 新鮮でした | ||||
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K2の隣の峰、ブロードピークでの描写が秀逸です。3000m級峰でたて続けにトラブルが起きます。そこで、それぞれの登場人物が葛藤の中でそれぞれの決断をします。あたかもそこに自分がいるようなリアリティーを感じました。トラブルメーカーのアルゼンチンパーティーについても基本的に性善説をとっているのがいいです。ところどころ出てくる準主役?の実業家の言葉にも心が揺さぶられました。山岳小説(でいいですよね)でありながら、品の良い精神論の書のようでもあり、自分ならこれからどうしようかなんてことを考えてしまいました。中年以後定年前のおじさんが読むと元気が出るかもしれません。 新田次郎の作品群、夢枕獏(神々の山峰)に次いで心に残った山岳小説です。久々に著者の作品を一通り読んでみようかと思いました。おすすめです。 | ||||
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私は山に登りませんが、ゴルゴ13の「白龍昇り立つ」でアルパインスタイルという 専門用語と、『日本の山野井』というクライマーの存在を知り、早速山野井泰史氏 著の『垂直の記憶』を買って読みました。 山に登らなくても、クライミングという過酷な世界にとても関心があるのです。 ひょっとして先祖は山伏かなんかだったのか…。 それはさておきこの作品、主人公翔平の聖美に対する思いが切なすぎます。2人の 人生における最大の目的を達成するまさに目前で、愛する人を失い、その喪失感の 居心地の良さに4年間も逃げ込んでいた。 その翔平が逃げ込んでいる穴に手を突っ込んで、強引に引きずり出してやる亮太の 男気にも心を打たれます。 おまけに、山岳小説としてのクオリティの高さもさることながら、ビジネス小説の 要素も盛り込んで、なかなか欲張りで、それでいて無理のない、飽きさせないストー リーになっています。 懐の深い神津という人物がスーパーマン過ぎて、ちょっと現実離れ感がなくもない ですが…。 随所に心を打つ台詞がちりばめられ、思わず目を閉じて「そうだよな、ホントに そうなんだよな…」とつぶやいたか知れません。 一気読みでした。 | ||||
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この本の前に読んだのが越境捜査だったので、てっきり山岳ミステリーかと思いました・・・が、ミステリーではなかったです。 K2(山の名前)とか、初めて知ったことが多かったですが、描写が細かく、最後まで楽しめました。 本も厚みがあり、読むのに少し時間がかかりましたが、一気に読みたくなる面白さです。 登山経験者にもそうでない私のような者でも楽しめる本です。 昨日、読み終わり、もう一度じっくり読みたくて、読み返している最中です。 | ||||
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作者の作品ではベストだと思います。 山岳小説好きであれば、必ず読むべきでしょう。 「天空への回廊」よりも数段面白いと思います。 | ||||
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山岳小説は毛嫌いしていましたが 面白かったです。 主人公、実業家の社長、その秘書と 人間模様も面白いし、皆が好感もてる登場人物で 読み終わるのがもったいないと思いながら 読み終えました できることなら続きがあればよいのに 登場人物の人生の続きを読みたいと思いました | ||||
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何気なく本屋で手にした本だが、引きずり込まれるように読んだ。 元々山岳関係の本は好きで、沢木耕太郎さんの凍などはお気に入り。 この本は、夢を持ち続けることの大切さ、それを失うことの大きさを 主人公を囲む登場人物をうまくキャスティングすることで感じさせて くれるもの。 生きる上で何が大切かを8000M超の山岳クライムを通じて感じさせて くれるお勧めの本である。 | ||||
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とても丁寧に書かれている山岳小説.神々の山頂 に匹敵するおもしろさがあった.悲劇性が薄い分がすこし弱かったかな?いろいろな人の思いが,山を登るということに集約していく.神津がよくかけていいると思う | ||||
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書店で平積みされていたので購入しました。 山を知らずとも楽しめます。最初の数頁、山の専門用語が分からずつっかかりましたが、読み進める内に、なんだか自分もそそり立つ氷の壁に、ピッケルを突き刺し、歩を進めている気分にまで至ります。 また、自分は登山家でも会社経営者でもありませんが、本書に登場する剛腕会社創始者の、経営に対する信念をあらわした言葉には、何故だか心に響くものがありました。 数年前、父親が公募登山でK2を訪れたことがありました。登頂まで至るものではなかったようですが、山を愛する人にとって、いかにK2が畏敬の念を抱かせるものなのか、自分なりに理解できた気がします。体重を20kg以上絞り込み、無事K2を堪能してきた我が父も、当時還暦をゆうに超えておりました。 あれから数年、徐々に体重が増えつつある当人に、本書を薦めたいと思っております。 ちなみに、K2を後ろに控え、超然と佇む一枚の写真は、彼のPCの壁紙となっています。 | ||||
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「神々の山嶺」を読んで以来、あのカタルシスが5つ星の基準になってしまっているのだが、それに比べるとカタルシスは少ないかも知れない。けれど、皆さんが書かれているように、心に残る言葉の多いこと!20代の青年の純粋なそれ、強力なリーダーシップで自社を業界トップに押し上げた経営者のそれ、ナンバーワンではなくオンリーワンを目指した個人経営者のそれ、…それぞれの一言が本当に素晴らしい!また、現在の登山事情もたっぷり盛り込み、ノンフィクション的な側面から言っても読み応えがある。主人公の思春期からスタートする序盤は、その平坦な語り口にやや不安を感じたが、読み終えてみると大満足。 久しぶりに期間を置いて、再読したいと思わせてくれた一冊だ。 | ||||
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「神々の山嶺」を読んで以来、あのカタルシスが5つ星の基準になってしまっているのだが、それに比べるとカタルシスは少ないかも知れない。 けれど、皆さんが書かれているように、心に残る言葉の多いこと! 20代の青年の純粋なそれ、強力なリーダーシップで自社を業界トップに押し上げた経営者のそれ、ナンバーワンではなくオンリーワンを目指した個人経営者のそれ、…それぞれの一言が本当に素晴らしい! また、現在の登山事情もたっぷり盛り込み、ノンフィクション的な側面から言っても読み応えがある。 主人公の思春期からスタートする序盤は、その平坦な語り口にやや不安を感じたが、読み終えてみると大満足。 久しぶりに期間を置いて、再読したいと思わせてくれた一冊だ。 | ||||
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山岳小説といえば「新田次郎」という時代が長かった。 新田次郎亡き後、長い間空いていた「山岳小説家の第一人者」という椅子。 もしかしたら、そこに次に座るのは、笹本稜平かも、しれない。 山屋を魅了してやまない秀峰、K2。 その世界一難しく、世界一綺麗だといわれる山の魅力を存分に描き出した秀作。 山登りをせずにはいられない心理。 社会からドロップアウトしていく自分。 亡くした恋人への想い・・・。 全て良い。 中でも、起業を成功させ、大企業のワンマン会長になっている神津が語る人生観が深い。 感動しました。 | ||||
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山岳小説といえば「新田次郎」という時代が長かった。 新田次郎亡き後、長い間空いていた「山岳小説家の第一人者」という椅子。 もしかしたら、そこに次に座るのは、笹本稜平かも、しれない。 山屋を魅了してやまない秀峰、K2。 その世界一難しく、世界一綺麗だといわれる山の魅力を存分に描き出した秀作。 山登りをせずにはいられない心理。 社会からドロップアウトしていく自分。 亡くした恋人への想い・・・。 全て良い。 中でも、起業を成功させ、大企業のワンマン会長になっている神津が語る人生観が深い。 感動しました。 | ||||
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すざましい迫力の山岳小説。相当分厚い大作なのだが展開がどんどん気になって暇があれば少しでも読み進める形で読了した。単なるアドベンチャー小説ではここまで深くはならない。この小説はカラコルムの 8,000m級の登山に関する描写がものすごく詳細であるところもすごいのだが、死を常に意識しなければならない状況に絡めて登場人物それぞれの人生観、死生観を色濃く詳細に描写しているところにむしろ価値があるのだろう。筆者はしばらくスランプに陥っていたと思うのだが、この作品できっちり脱出できたのではないか。 | ||||
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すざましい迫力の山岳小説。相当分厚い大作なのだが展開がどんどん気になって暇があれば少しでも読み進める形で読了した。単なるアドベンチャー小説ではここまで深くはならない。この小説はカラコルムの 8,000m級の登山に関する描写がものすごく詳細であるところもすごいのだが、死を常に意識しなければならない状況に絡めて登場人物それぞれの人生観、死生観を色濃く詳細に描写しているところにむしろ価値があるのだろう。筆者はしばらくスランプに陥っていたと思うのだが、この作品できっちり脱出できたのではないか。 | ||||
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