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ビッグブラザーを撃て!
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ビッグブラザーを撃て!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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「太平洋の薔薇」が、まま面白かったので、読んでみました。 が、物語に欠陥がありすぎて、後半は飛ばし読み、斜め読みばかりでした。 まず、 ・笹崎はなぜ滝本には接触しなかったのに、悠太には接触したのか ・ソースコード付きで配布されないセキュリティプログラムが標準には絶対になり得ない ・DoS/DoSSアタック程度でロシア政府のシステムがダウンする訳が無い(苦笑) ・悠太は NSA のサーバに新たにアカウントを作ったけど、何日も見つかってないなんてあにゃにゃにゃい(爆笑) 等など、、、。 詳しくない分野を題材にしたばっかりに、著者が間抜けに思えて仕方がありませんでした。 それらをさっぴいて、大目に見て、物語として面白いかと言えば、前半の会社員としての 悠太や、同僚、上司との展開もリアリティがないし。後半の爆発騒ぎに至っては、大江戸 時代劇かよ、と呆れてしまいました。笹崎が実は、、、という部分でも、フーン。で? と完全に白けてしまっていました。 この手の題材を扱うなら、もっとコンピュータに詳しくなるべきだし、詳しくないなら、 あまりにそこに依存した物語にすべきでは無かったと思います。全然ダメ。星1つ。 | ||||
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「太平洋の薔薇」が、まま面白かったので、読んでみました。 が、物語に欠陥がありすぎて、後半は飛ばし読み、斜め読みばかりでした。 まず、 ・笹崎はなぜ滝本には接触しなかったのに、悠太には接触したのか ・ソースコード付きで配布されないセキュリティプログラムが標準には絶対になり得ない ・DoS/DoSSアタック程度でロシア政府のシステムがダウンする訳が無い(苦笑) ・悠太は NSA のサーバに新たにアカウントを作ったけど、何日も見つかってないなんてあにゃにゃにゃい(爆笑) 等など、、、。 詳しくない分野を題材にしたばっかりに、著者が間抜けに思えて仕方がありませんでした。 それらをさっぴいて、大目に見て、物語として面白いかと言えば、前半の会社員としての 悠太や、同僚、上司との展開もリアリティがないし。後半の爆発騒ぎに至っては、大江戸 時代劇かよ、と呆れてしまいました。笹崎が実は、、、という部分でも、フーン。で? と完全に白けてしまっていました。 この手の題材を扱うなら、もっとコンピュータに詳しくなるべきだし、詳しくないなら、 あまりにそこに依存した物語にすべきでは無かったと思います。全然ダメ。星1つ。 | ||||
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暗号ソフトを題材とした謀略小説として、着眼点は良いのだが、 その面白さが充分に読者に伝わっていない気がする。 それは多分現実感の無さ、特に国際的謀略組織とやらの現実感が 無いからだろう。姿を見せない謎の組織という設定は魅力的だが、 戦う相手が個人のためスケールが小さく、ホームドラマのようになって しまった。 現代のコンピュータは、汎用機より性能の良いワークステーションが 登場し、さらにワークステーションより性能の良いパソコンが登場し、 果てはパソコンより高性能なCPUを搭載した携帯電話やゲーム機が 登場し、といった具合に、ハードウエアの性能が飛躍的に上がると共に、 より利用者に身近な存在となっている。 また、コンピュータを単体で使うのでは無く、ネットワークとして 一つの社会を形成するに至っている。 そういう意味では、もっとコンピュータを題材とした小説が出てきても 良いような気がする。ただ、日進月歩の世界なので、内容が陳腐化 するのも早いので難しいのかも知れない。 | ||||
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暗号ソフトを題材とした謀略小説として、着眼点は良いのだが、 その面白さが充分に読者に伝わっていない気がする。 それは多分現実感の無さ、特に国際的謀略組織とやらの現実感が 無いからだろう。姿を見せない謎の組織という設定は魅力的だが、 戦う相手が個人のためスケールが小さく、ホームドラマのようになって しまった。 現代のコンピュータは、汎用機より性能の良いワークステーションが 登場し、さらにワークステーションより性能の良いパソコンが登場し、 果てはパソコンより高性能なCPUを搭載した携帯電話やゲーム機が 登場し、といった具合に、ハードウエアの性能が飛躍的に上がると共に、 より利用者に身近な存在となっている。 また、コンピュータを単体で使うのでは無く、ネットワークとして 一つの社会を形成するに至っている。 そういう意味では、もっとコンピュータを題材とした小説が出てきても 良いような気がする。ただ、日進月歩の世界なので、内容が陳腐化 するのも早いので難しいのかも知れない。 | ||||
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国際的な諜報活動のせめぎ合いの中で、世界最強の暗号化技術を商品化しようとする主人公が巻き込まれていくストーリー。ジャンルとしては、推理小説というよりも冒険小説だろうか。主人公は、得体の知れない集団から陰に陽に激しいプレッシャーを受けながらも立ち向かっていくのだが、現実的でない(一般人には想像がつかない)舞台設定ながらも、この手の冒険小説に不可欠のスピード感があり、つい引き込まれてしまい、一気に読了してしまった。展開にちょっと強引な部分もあるが、まあ文庫本であれば十分ペイする内容ではないか。 | ||||
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国際的な諜報活動のせめぎ合いの中で、世界最強の暗号化技術を商品化しようとする主人公が巻き込まれていくストーリー。ジャンルとしては、推理小説というよりも冒険小説だろうか。主人公は、得体の知れない集団から陰に陽に激しいプレッシャーを受けながらも立ち向かっていくのだが、現実的でない(一般人には想像がつかない)舞台設定ながらも、この手の冒険小説に不可欠のスピード感があり、つい引き込まれてしまい、一気に読了してしまった。展開にちょっと強引な部分もあるが、まあ文庫本であれば十分ペイする内容ではないか。 | ||||
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謀略小説とはこういうことなのかなと納得しました。冒険小説ではないんですね。主人公が動的に活躍しないし、脅迫されて苦悶する受身が多かったです。プログラマが主人公になるとこうなるのかな。でも、コンピュータという仮想空間をテーマにして縛りがあるのにここまで書けたのは凄い。そのためにビッグ・ブラザーが絵空事に映るのは仕方ないことだと思った。ネットワークを核にした独立国家なんて、それ自体絵に描いた餅のようなものだから。 プログラムの仕事に親近感を持てれば最後まで付き合えると思う。 | ||||
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謀略小説とはこういうことなのかなと納得しました。冒険小説ではないんですね。主人公が動的に活躍しないし、脅迫されて苦悶する受身が多かったです。プログラマが主人公になるとこうなるのかな。でも、コンピュータという仮想空間をテーマにして縛りがあるのにここまで書けたのは凄い。そのためにビッグ・ブラザーが絵空事に映るのは仕方ないことだと思った。ネットワークを核にした独立国家なんて、それ自体絵に描いた餅のようなものだから。 プログラムの仕事に親近感を持てれば最後まで付き合えると思う。 | ||||
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笹本稜平は「’01年『時の渚』で「第18回サントリーミステリー大賞」の大賞と読者賞をダブル受賞してデビューした。」というのが定説だが、実はその前に、阿由葉稜(あゆばりょう)というペンネームで’00年『暗号ーBACK・DOOR』という作品を書いていたのである。それが’03年、文庫化に際して、笹本稜平名義で、さらにタイトルも改題された本書なのである。 本書は現在の著者の作風を予感させる国際謀略小説である。 “ビッグブラザー”はコンピューターネットワークを使って世界の人口を1億人に減らして、「平和で、安定した」独裁世界を創ろうというとんでもない組織である。物語は、ある暗号ソフト<クロノス>の開発をめぐって、日本の公安警察、アメリカの政府機関やロシアのスパイもからんでくる壮大なものであるが、いかんせん立ち向かうのが会社を解雇された一介のプログラマーという設定のため、彼を巡るホームドラマめいた場面も散見され、謀略そのものの恐ろしさが絵空事のように浮いてしまい、いまひとつ緊迫感というか、リアリティに欠けた感じがした。 | ||||
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笹本稜平は「’01年『時の渚』で「第18回サントリーミステリー大賞」の大賞と読者賞をダブル受賞してデビューした。」というのが定説だが、実はその前に、阿由葉稜(あゆばりょう)というペンネームで’00年『暗号ーBACK・DOOR』という作品を書いていたのである。それが’03年、文庫化に際して、笹本稜平名義で、さらにタイトルも改題された本書なのである。 本書は現在の著者の作風を予感させる国際謀略小説である。 “ビッグブラザー”はコンピューターネットワークを使って世界の人口を1億人に減らして、「平和で、安定した」独裁世界を創ろうというとんでもない組織である。物語は、ある暗号ソフト<クロノス>の開発をめぐって、日本の公安警察、アメリカの政府機関やロシアのスパイもからんでくる壮大なものであるが、いかんせん立ち向かうのが会社を解雇された一介のプログラマーという設定のため、彼を巡るホームドラマめいた場面も散見され、謀略そのものの恐ろしさが絵空事のように浮いてしまい、いまひとつ緊迫感というか、リアリティに欠けた感じがした。 | ||||
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