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館島
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館島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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登場人物のキャラクター、ユーモア感、伏線の張り方、すべてが満足できた。 そして、舞台設定が凄い。 現場と時代背景が見事に結合していて感嘆した。 トリックについても、テレビ朝日であの「トリック」のスペシャル版でやれば大うけ間違いないと思う。 CGを幾ら使ってもいいから、ぜひ映像化を望みたくなる作品である。 | ||||
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ミステリフロンティアの作品で、これで東川さんの作品に入った人も結構いらっしゃるみたいで、ミステリフロンティア恐るべし。カッパノベルスとの購買層の違いを感じます。 版元が違い、「烏賊川市」のキャラクター陣は出ないとはいえ、いつもの東川さんの作品で嬉しいです。特に今回は岡山が舞台なので、岡山出身としては楽しくなってしまいます。下津井とか天満屋とか。それだけでプラス1点。 やっぱり「烏賊川市」の方がキャラが確立されていていいかな。これも何作かあるといいのだけれど、もう少し面白くなる印象です。動機もそれはちょっと・・・と思ってしまいました。 しかし、トリックは驚きです。ばかばかしいですが、ちゃんと意味をもたせているし、意味とトリックが融合している様は感動的です。実際に瀬戸大橋をよく見ている身としては、(しかも出来るときには凄い盛り上がった)、胸に訴えかけますね。 この作品と「交換殺人」で東川さんはブレイクする・・・はず。 | ||||
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(;'Д`)ハァハァ この人はキャラが上手い・・・と思うな・・・。しかし・・・あの刑事といい女探偵といい、大金持ちのお嬢様といいどっかで見たやうな気がする・・・性格とキャラなんだが(笑)まあそれも好感が持てるので良しとしやう・・・。トリックもまあ・・・驚くべきところではある・・・。館島っていうくらいだし・・・何かあるってのは推察できるだらう・・・。その大仕掛けのトリックに気づいたときは驚きを隠せないだらう・・・。読みやすいので・・・是非とも・・・読書に勤しんでくださいな | ||||
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『館島』――何とも人を喰ったタイトルである。明らかに綾辻行人『十角館の殺人』へのオマージュなのだが(本文中に言及あり)、作者は新本格の中でも倉知淳に次いでユーモアミステリを得意とする書き手である。いかにもすっとぼけたプロローグからオープニングの露骨なまでの喜劇調の大立ち回り、そして読者の前に立ち現れるシュールな建物……やがて、お約束通り嵐の夜に惨劇が……! 全体的にスラップスティック調が貫かれているので埋没しやすいのだが、所々に措かれるギャグのセンスはデビュー作より洗練されていると思う。そして最後の大トリックは――いやー思わずアゴをはずす寸前、大笑い。当然ホメ言葉です。ただ、これだったら、もっと強烈で突拍子もない珍現象を演出できたのではないかと思うのは、ないものねだり? いろんな意味で豪腕島田大明神を想起させる怪作。講談社ノベルズで読みたかった気もする。 | ||||
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陸の孤島に、館、一族、そんな昔なじみの材料でどれだけ新鮮なものが書けるって言うんだ?そんな読む前に抱いた疑問など、読後にはすっかりを忘れさせてくれるユーモアと素朴な斬新さを詰め込んだ一冊になっています。時にビールを交え、時にブランデーも、コーヒーリキュールも交え、時に男女の攻防へ流れを変えて、女探偵と休暇中の刑事の謎解きは、ドタバタとした世界観の中で確実になされてゆく。時代背景が、なぜあえて、あの時代が選ばれているのか。それは読んでからでなくては分からない。一文一文を考えながら、そして大いに笑いながら読んで欲しい。最後にトリックが明かされたとき、なんともいえない爽快感と、古びた材料の中に見つけた新しさ、『やられたな!!』という心地よい悔しさを一挙に味あわせてくれる。そんな一冊を、趣味のひと時に加えてみては如何でしょうか? | ||||
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