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館島
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館島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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所謂本格ユーモアミステリーの高名な作家だが、「謎解きはディナーの後で」のような軽妙な感じとは全く異なって、読みごたえがある。瀬戸内の孤島の奇妙な形の別荘で起こる連続(?)殺人事件。どうしてこんな奇妙な形なのか。スキャンダルがあるのか。遺産相続と関係があるのか。 壮大な物理トリック。真相は思いもよらない方向へ。最後にまたひとつ驚きが。瀬戸大橋ができる前の事件なので、そのつもりで。とにかく一度読むことをお勧めする。 | ||||
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軽妙なやりとりで、どんどんと読み進むがこれがトリックとは? こんな事が許されるなら何でもありだし、理屈の積み重ねである、ミステリーや推理小説好きは、呆れてしまう、今はオカルトや大トリックで前半の話なんてぶっ飛んでしまう、私には意味がわからない。 | ||||
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ネタバレあり、注意ください。 登場人物の軽いノリや会話については好き嫌いが分かれると思うが、これ自体は作者の特色でありさほど問題ではないです。 実際、謎解きはディナーのあとで、などは楽しく読めましたしね。 誰が犯人かを考えながら読むと思いますが、これは種明かしパートに入った途端に読む気が無くなりました。”黒いトランク”などの現実的にあり得るトリックではなく、ファンタジートリックなので、ミステリだと思って読むとがっかりすると思います。 問題なのはそのトリックの作り方。本格と評価するには無理がある設定で、建物を動かすのであればその構造上必ず”動く”事は現実的に考えれば建物を見れば分かります。例えば床と壁の間にわずかな隙間があるとか(隙間がない状態で壁と床を動かせば摩耗し耐久力が下がる)。建設基準法にも抵触するでしょうし。 そういった点をすべて否定して建物が動くことが最後まで分からない状態で話が進むので、あり得ない設定上のファンタジーという感想です。 | ||||
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かなり初期の作品ですが、その分 【本格トリック】が施されてていて 面白い。しかも話の中で十分に伏線も 生きていて、思わずニンマリしてしまう。 私は最初から、あれじゃん、あれだよね? そうだよね。と自問自答してました。 パラグライダーが出てくる意味は 気がつきませんでしたが。 とにかく面白いのでおすすめです。 | ||||
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少し前に出た「仕掛島」を読むにあたり、久しぶりに読み返したのですが、やっぱり面白くて一気読みしてしまった。 最初に手にしたとき、この作者の作品は、古い映画の題名をもじったような洒落た題名という印象があったので、「館島」という素っ気ない題名から、初期の頃に書かれたコメディ路線ではない本格かと想像したのですが、中身はしっかりコメディ路線の本格。 奇想天外なトリックを軸にしながら、登場人物の行動を上手く当てはめて張られた伏線が最後に回収されていく様は見事というしかなく、なんといっても、登場人物のボケのなかにまで伏線が張られているところが全く油断ならないです。 コメディ仕立てなので、登場人物のやや誇張された性格や行動をついつい見過ごしてしまうというところを逆手に取られました。 | ||||
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東川さんらしく、バディを組む女探偵と刑事の掛け合いは面白かったが、最後の謎の解明の部分が少し強引な気がした。。。 | ||||
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絶海の孤島ものだし、ロジックもしっかりしているし、綾辻氏の「館もの」に通じるような面白さもある。 しかし、これは作者の持ち味かも知れないがコメディ仕立てになっている。 会話やキャラがユーモラスと言うより、ギャグをあちこちに入れてあるのだが、これが全く面白くなく物語の足を引っ張っている。ここらを省いた方がずっと面白くなった気がするだけに残念。 | ||||
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トリック、というか館が秘める謎は、すぐにわかると思う。 あとはそれがどのように事件に関係するのか。 楽しいのはそれくらいかな。 登場人物、とくに刑事の軽いノリが、肌に合わない。一歩間違えれば、色情魔。あるいはヤリチンでしかない頭の軽い男。 それに対する探偵の女も、コテコテの女というか。そんな刑事が喜びそうな、つまり男が好きそうな女という感じ。 要するに面白みがない。 そして捜査のたびに挟み込まれる、この男の軽いノリの会話に辟易。 | ||||
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メインの2人のキャラが…好みでなかった。 なんか、軽い。 感情移入できないというか、共感できないというか。 演じている人たちだけが楽しんでるお芝居を観させられているような… そして肝心のトリックも、なるほどとは思ったけど。 すごい、とか、へえ!とかはなかった。 そして、犯人や動機についても特におもしろさを感じなかった。 ただ、最後に館がこういう意図で作られたのだろうという説明だけは面白かったかな個人的に。 | ||||
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「館シリーズ」へのオマージュらしいが、いくらなんでもトリックがシンプルすぎる。 先読みはしないで読むタイプだが、普通に読んでいて真相が最後まで解った。 ミステリ作品で、本当の意味で徹頭徹尾他の全ての可能性を排除して真相に辿り着けてしまうというのは極めて珍しい。 この作者の他の作品まで否定する気は全く無いが、いくらなんでもこれはトリックがシンプルでそこから発展するアイデアも無さすぎた。 | ||||
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孤島モノ。 孤島の館で階段から転落死ではなく、墜落死した建築家。その一年後、館に集まった関係者の前で再び事件が起こる。 コミカルなタッチで書かれているから読み易い反面、読者の選り好みが出るかな。 | ||||
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こりゃダメだ... 犯人を途中から予測できてしまった...最後にどんでん返しがあるか!?と思いながらも、期待はずれに終わり。他の方も書かれていますが、登場人物の口調や行動、書き方にいちいちイライラ...この人は自分に合わないと判断しました。 | ||||
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ユキト・アヤツジさんの館シリーズを、 シリアススタンダードファンタジー(真犯人の動機はリアリティ)とします。 するとこっちはコメディマイナー(そしてある種の)リアリティ。 ただこっちは真犯人の動機が非道い。 嫉妬で目が曇ってたとはいえ、 被害者をちゃんと見てれば、 互いの想い人がかぶらない事くらい、 真犯人くらい頭働くならわかったと思う。 真犯人の観察眼(それゆえの動機)は、強引で説得力不足。 でもそこ以外は概ね好きです。 館シリーズって真面目だけど肩こる一面もあるかと。 あと時代性が少しわかりにくい。 こっちは憎いくらいに「その」舞台の時事イベントに絡めてきますね、 後出しの分を差し引いても。 現実と幻想の境界を旅したいならユキトさんの館系、 ギャグと現実の狭間で笑いを求めるならこっち。 | ||||
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島田荘司氏の「斜め屋敷――」や綾辻行人の「館シリーズ」を彷彿とさせる大胆なトリックが見ものですが、 ぶっちゃけ主人公は東川作品に多く登場する好色家男子。何かあれば女を襲おうとするのがキャラの使い回しっぽくて正直退屈。 ギャグもこの辺りから同じような、全部読んでるとクスリともしなくなってきます。 その辺覚悟して読んでほしいですね | ||||
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2005年に東京創元社から出版された同名作品の文庫版です。作者が『密室の鍵貸します』でデビューしたのが2002年、ドラマにもなった『謎解きはディナーのあとで』が小学館から出版されたのが2010年ですから、比較的初期の作品でしょう。 事件は、1980年代の1月4日早朝、瀬戸内海の横島西端にある4階建ての六角形の別荘で、十文字一臣の墜落死体が発見されたことに端を発します。墜落死体はあるのに、墜落現場がない。およそ半年後、事件は未解決のまま、未亡人の康子によって、事件関係者が再度現場に集められます。再び殺人事件が起こり、お約束の嵐によって、一同は館で孤立します。 本書には人物一覧がないため、掲載しておきます。犯人はこの中にいます。 - 十文字和臣(じゅうもんじかずおみ):建築家 - 十文字康子(じゅうもんじやすこ):その妻、53歳 - 十文字信一郎(じゅうもんじしんいちろう):その長男、36歳 - 十文字正夫(じゅうもんじまさお):その次男、十文字康子の連れ子、34歳 - 十文字三郎(十文字さぶろう):その三男、27歳 - 吉岡俊夫(よしおかとしお):十文字家主治医、32歳 - 野々村淑江(ののむらとしえ):県議会議員、46歳 - 野々村英雄(ののむらひでお):その夫、数年前病気で急逝 - 野々村奈々江(ののむらななえ):その一人娘、春に東京の全寮制高校を卒業、19歳 - 鷲尾賢蔵(わしおけんぞう):十文字和臣存命中は専務取締役、死後は副社長 - 小早川沙樹(こばやかわさき):十文字康子の姪、私立探偵、32または17歳 - 青柳新之助(あおやぎしんのすけ):別荘の常駐管理人 - 栗山智治(くりやまともはる):フリーライター - 相馬隆行(そうまたかゆき):岡山県警捜査一課、刑事、26 - 神山(かみやま):岡山県警捜査一課、警部 本作品は、館、孤島、嵐といった、よくある舞台装置以外に、まだ海面下の基礎工事を終えたばかりの瀬戸大橋も重要な要素になっています。館もののミステリーとして、ミステリーファンであれば、島田荘司の『斜め屋敷の犯罪』や綾辻行人の『十角館の殺人』などと並んで、知っておいて損はない作品の1つでしょう。 しかし、『謎解きはディナーのあとで』シリーズや『放課後はミステリーとともに』シリーズのようなテンポのよい短編集に惹かれて本作品も読んでみようという場合は、本作のテンポの悪さには、かなり辟易させられるかもしれません。ユーモアが少なめで、探偵の小早川沙樹も終盤の謎解きが始まるまでは、特にこれといった切れを見せるわけでもありません。ワトソン役として登場する刑事・相馬隆行の、発情期の犬のような振る舞いも、どことなく滑っています。作品自体が冗長で、長過ぎます。謎解きにさしかかるまでは、退屈で、やや苦行を強いられるかもしれません。 総じて言えば、めっぽう面白い作品というわけではないため、にわか東川ファンくらいであれば、無理に読む必要はないでしょう。ただ、にわかミステリーファンくらいであれば、館もののミステリーの1つとして、読んでおいて損はないかもしれません。 | ||||
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綾辻行人氏の館シリーズへのオマージュ。 80年代が舞台なので、携帯電話があるとストーリーが成り立たないのかな、と最初に思いましたがそうではなく、当時の出来事がうまく絡んでいます。伏線もうまく効いています。 終盤、探偵の推理が急に冴えるところ、ギャグが古典的なのでそれほど笑えないところ、19歳が当たり前のように飲酒しているところがいまいちですが、よほど生真面目なミステリファンでなければ読んでほしい。 | ||||
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面白いし、血なまぐさい殺人だけでなく、人間らしいばかばかしさを感じられる会話もあり 若い読者でも楽しめると感じました。 ライトノベルに近いかもしれません、いい意味で。 ただ、肝心のなぞ解きに関してですが、少しわかりづらさを感じました。 推理探偵「マンガ」ならば図やイラスト、日程表があり、わかりやすいのですが。 | ||||
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東川氏が東京創元社から出した館ものミステリーの長編作品で、いつもの光文社などから出している作品と比べるとギャグ風味は抑えめである。 80年代を舞台に瀬戸内海の島に建つ奇妙な館を舞台にした奇妙な墜落死事件をモチーフにした本格ミステリーとなっている。 伏線も巧に張られており、時代背景も意味があるが、館のメイントリックは読む人によってはバカバカしく感じてしまうもろ刃の剣的な大トリックだが、個人的には先例に島田荘司の斜め屋敷の殺人もあり、これはこれで十分アリなのではないかと思う。 著者がストレートに館ものに挑んだ意欲作として評価したい。 | ||||
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孤島に存在する不思議な形をした館が舞台の連続殺人事件、 仕掛けられた大トリックと概要は悪くないのだが、 昔の事件の推理そっちのけでビールで宴会するような軽いノリで話が 展開されるので、どうにも読んでいて気持ちが締まらない そのギャグも八十年代のコント的というか、ベットに女性が座ってるだけで 興奮するようなベタなもので、読んでいてきつい そういった雰囲気を割り切って読める人には面白い作品かもしれない | ||||
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久しぶりに接したバカバカしいトリックはとても嬉しい。 が、推敲したとは感じられない薄っぺらい文章が全てを 台無しにしている。作者はこれでユーモアミステリーで あると思っているのだろうか。 好き嫌いがはっきり分かれる作品です。 | ||||
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