館島

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評判

館島の評価:

3.20/5点 レビュー 46件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全88件 61〜80 4/5ページ
No.28
(3pt)

長く感じちゃいました

今時(2011年2月ですが)になってこれを読んでいる
私は、『謎解きはディナーのあとで』に感心して、
過去作品を漁っているタイプです。

これは…ちょっと軽すぎるし、まだまだ会話の切れが、
謎解きはディナー〜のレベルに至っていない時期のもので、
ユーモアというより寒いギャグという方がいいのかも知れない
なんて厳しいことを思っちゃいました。

おもしろいミステリで400ページもないような文庫だったら
ぺろりと平らげちゃえるはずのものが、ずいぶん長いことかけて
読んだ気がする。

それでも平均点以上だとは思うんですが、最新作がよかったから
ですかね、もの足りませんでした。正直に。


館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.27
(3pt)

長く感じちゃいました

今時(2011年2月ですが)になってこれを読んでいる
私は、『謎解きはディナーのあとで』に感心して、
過去作品を漁っているタイプです。

これは…ちょっと軽すぎるし、まだまだ会話の切れが、
謎解きはディナー〜のレベルに至っていない時期のもので、
ユーモアというより寒いギャグという方がいいのかも知れない
なんて厳しいことを思っちゃいました。

おもしろいミステリで400ページもないような文庫だったら
ぺろりと平らげちゃえるはずのものが、ずいぶん長いことかけて
読んだ気がする。

それでも平均点以上だとは思うんですが、最新作がよかったから
ですかね、もの足りませんでした。正直に。


館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.26
(2pt)

ユーモアは堪能できるのですが

文字通り異形の別荘が鍵になりますが、謎解きの展開は読んでいて後出しされた感じが強く、ウンフェアな気がしました。主人公のユーモアは堪能できるのですが、本格推理としては疑問です。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.25
(2pt)

ユーモアは堪能できるのですが

文字通り異形の別荘が鍵になりますが、謎解きの展開は読んでいて後出しされた感じが強く、ウンフェアな気がしました。主人公のユーモアは堪能できるのですが、本格推理としては疑問です。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.24
(1pt)

凍える世界。

『瀬戸大橋』がすべてのカギを握る事件。幼い頃、車で渡ったので、懐かしかった。しかし、開始2ページ目でわかるメイントリックと、あまりにも寒くて、思わず本を閉じてしまうギャグセンスのやりとりは駄目すぎる。軽妙と軽薄は違うのでは。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.23
(1pt)

凍える世界。

『瀬戸大橋』がすべてのカギを握る事件。幼い頃、車で渡ったので、懐かしかった。しかし、開始2ページ目でわかるメイントリックと、あまりにも寒くて、思わず本を閉じてしまうギャグセンスのやりとりは駄目すぎる。軽妙と軽薄は違うのでは。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.22
(1pt)

凍える世界。

『瀬戸大橋』がすべてのカギを握る事件。幼い頃、車で渡ったので、懐かしかった。しかし、開始2ページ目でわかるメイントリックと、あまりにも寒くて、思わず本を閉じてしまうギャグセンスのやりとりは駄目すぎる。軽妙と軽薄は違うのでは。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.21
(1pt)

凍える世界。

『瀬戸大橋』がすべてのカギを握る事件。幼い頃、車で渡ったので、懐かしかった。しかし、開始2ページ目でわかるメイントリックと、あまりにも寒くて、思わず本を閉じてしまうギャグセンスのやりとりは駄目すぎる。軽妙と軽薄は違うのでは。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.20
(4pt)

本格とユーモアの融合

初めコテコテの館物を読みたくなり、ネットで情報を集めていたのにタイトルのせいもあるんですが、なぜかこの本にたどり着いてしまいました。
ユーモアがある。でも本格。という感想をきいて中途半端な作品なのではないかとおもい読みはじめたのですが、とんでもないです。
ミステリとしての完成度は高いし、それなのに読んでて声をだして笑ってしまうシーンもあり、とても読みやすい。こんな小説を呼んだのは初めてでした。
結構大胆な、人によっては無理があるとおもうかも知れないトリックには、好みがあるとおもいますが、ぼく的にはOKでした。
まあ、固くるしいミステリばかりよんでる人の息抜きにいかがでしょうか。
この作者にハマってしまって、コテコテに戻れなくなるかもしれませんが(笑)かく言うぼくもハマりそうです。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.19
(4pt)

本格とユーモアの融合

初めコテコテの館物を読みたくなり、ネットで情報を集めていたのにタイトルのせいもあるんですが、なぜかこの本にたどり着いてしまいました。
ユーモアがある。でも本格。という感想をきいて中途半端な作品なのではないかとおもい読みはじめたのですが、とんでもないです。
ミステリとしての完成度は高いし、それなのに読んでて声をだして笑ってしまうシーンもあり、とても読みやすい。こんな小説を呼んだのは初めてでした。
結構大胆な、人によっては無理があるとおもうかも知れないトリックには、好みがあるとおもいますが、ぼく的にはOKでした。
まあ、固くるしいミステリばかりよんでる人の息抜きにいかがでしょうか。
この作者にハマってしまって、コテコテに戻れなくなるかもしれませんが(笑)かく言うぼくもハマりそうです。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.18
(4pt)

楽しめる本格

東川篤哉初挑戦でしたが、色々と楽しめる良い作品でした。
普通にギャグで笑わせてもらいました。
スラップステックなだけではなく、トリックもまずまず見事。
「十角館の殺人」や「斜め屋敷の犯罪」風な雰囲気を持ち
ながらも、笑わせるだけしっかり笑わせ、伏線もきっちり回収
しながらトリックを決めるバランスが、非常にうまいです。
トリックは好みが分かれると思いますが、ユーモアミステリー
が好きな方ならお勧めです。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.17
(4pt)

楽しめる本格

東川篤哉初挑戦でしたが、色々と楽しめる良い作品でした。
普通にギャグで笑わせてもらいました。
スラップステックなだけではなく、トリックもまずまず見事。
「十角館の殺人」や「斜め屋敷の犯罪」風な雰囲気を持ち
ながらも、笑わせるだけしっかり笑わせ、伏線もきっちり回収
しながらトリックを決めるバランスが、非常にうまいです。
トリックは好みが分かれると思いますが、ユーモアミステリー
が好きな方ならお勧めです。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.16
(4pt)

謎のユーモア

2005年に出た単行本の文庫。
 独特のユーモア・ミステリである。癖のある登場人物と、コミカルな会話と展開。楽しく読み進めることの出来る一冊であった。そして訪れる驚愕の真相。人を食ったというか、馬鹿馬鹿しいというか、良くこんなことを考えついたものだと感心させられる。
 解決部分があっさりしすぎて弱いのが不満だが、それでも、このトリックだけで読む価値はあるだろう。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.15
(4pt)

謎のユーモア

2005年に出た単行本の文庫。
 独特のユーモア・ミステリである。癖のある登場人物と、コミカルな会話と展開。楽しく読み進めることの出来る一冊であった。そして訪れる驚愕の真相。人を食ったというか、馬鹿馬鹿しいというか、良くこんなことを考えついたものだと感心させられる。
 解決部分があっさりしすぎて弱いのが不満だが、それでも、このトリックだけで読む価値はあるだろう。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.14
(4pt)

楽しい「孤島の館」もの

ユーモア・ミステリ仕立てで「孤島の館」ものに挑んだ意欲作。「孤島」と本格的な「館」を両方織り込んでいる点が凄い。トボけた味と奇想天外なトリックで読ませる。
天才建築家で会社社長の十文字が瀬戸内海の横島に建てた六角館。その六角館の螺旋階段で十文字が墜落死(転落死ではない)していたと言うのが発端。島には六角館より高い建物はないのに、六角館の周辺に墜落死跡がないのが最初の謎。半年後、未亡人の康子は事件関係者を館に集める。十文字の息子三人は異父母兄弟で、勿論仲が悪い。会社の跡目争い。そして、十文字家の縁の淑江夫人の美貌の娘、奈々子を狙う男達。動機に満ち溢れている。典型的なパターンである。本来なら緊張感が溢れる所だが、探偵役を務める刑事の相馬と飲んだくれの女探偵沙樹が漫才コンビのようで、むしろ笑いに包まれる。この二人の掛け合いで物語が進んで行くのだが、嵐によって島が孤立する中、「ユダの窓」を思わせる密室殺人、十文字と同様な墜落死事件と不可能犯罪が続く。だが、奈々子と沙樹の両方を狙う相馬の迷走で読者に的を絞らせない。ユーモアでトリックを包んでしまう手法が巧み。本当に事件は解けるのか...。
メイン・トリックは、「そりゃ〜ないだろう」と言うものだし(本作のムードには合っているが)、結末で沙樹が突然、名探偵に変身するのは唐突の感があるが、冒頭からちゃんと伏線を張ってある点が見事。社会問題を意外な形でトリックと結び付けている点も買える。二番目の事件を他の事件と同じ手法で解決している点も美しい。「孤島の館」ものをユーモア溢れる筆致で描いた楽しい作品。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.13
(4pt)

楽しい「孤島の館」もの

ユーモア・ミステリ仕立てで「孤島の館」ものに挑んだ意欲作。「孤島」と本格的な「館」を両方織り込んでいる点が凄い。トボけた味と奇想天外なトリックで読ませる。
天才建築家で会社社長の十文字が瀬戸内海の横島に建てた六角館。その六角館の螺旋階段で十文字が墜落死(転落死ではない)していたと言うのが発端。島には六角館より高い建物はないのに、六角館の周辺に墜落死跡がないのが最初の謎。半年後、未亡人の康子は事件関係者を館に集める。十文字の息子三人は異父母兄弟で、勿論仲が悪い。会社の跡目争い。そして、十文字家の縁の淑江夫人の美貌の娘、奈々子を狙う男達。動機に満ち溢れている。典型的なパターンである。本来なら緊張感が溢れる所だが、探偵役を務める刑事の相馬と飲んだくれの女探偵沙樹が漫才コンビのようで、むしろ笑いに包まれる。この二人の掛け合いで物語が進んで行くのだが、嵐によって島が孤立する中、「ユダの窓」を思わせる密室殺人、十文字と同様な墜落死事件と不可能犯罪が続く。だが、奈々子と沙樹の両方を狙う相馬の迷走で読者に的を絞らせない。ユーモアでトリックを包んでしまう手法が巧み。本当に事件は解けるのか...。
メイン・トリックは、「そりゃ〜ないだろう」と言うものだし(本作のムードには合っているが)、結末で沙樹が突然、名探偵に変身するのは唐突の感があるが、冒頭からちゃんと伏線を張ってある点が見事。社会問題を意外な形でトリックと結び付けている点も買える。二番目の事件を他の事件と同じ手法で解決している点も美しい。「孤島の館」ものをユーモア溢れる筆致で描いた楽しい作品。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.12
(4pt)

「螺旋階段」と「80年代」と「岡山」

六角形の四階建てで屋上にドーム型の展望室があり、
中心に巨大な螺旋階段を配した建物――。
この情報だけからでも、直感的に舞台となる建物に施された
大仕掛けに気づく人は結構いるのではないかと思います。
しかし、本作は大トリック一発勝負といった大味のものでは決してありません。
ベタなスラップスティックコメディと若干下世話な会話のなかに
巧妙に伏線をまぎれこませ、それを周到に積み上げていくことで、
論理のアクロバットを実現させる、まさに「端正な本格」といった
作風なのです。
特に、瀬戸大橋架設に係る土地売買の疑惑といった社会派ネタの挿入の仕方や、
意外性十分な建築家の設計意図などには舌を巻きました。
また、本作でキーワードとなるのが、「80年代」と「岡山」。
せわしい現代と比べ、のどかで牧歌的な「80年代」の雰囲気は時間の流れも
ゆったりとしていて、なんだか和みます(殺人が起こるのに……w)
「岡山」を舞台にしているのもジモティーとしては、なんだか面映くもあるのですが、
知っている地名やローカルな店名が出てくると、思わずニヤリとしてしまいます。
「岡山」を舞台にしたミステリというと、なんといっても巨匠・大横溝がいるわけですが、
著者には是非ともその衣鉢を継いで、〈岡山〉ものを書き続けてもらいたいですね。
作風は真逆かもしれませんがw
▼関連書籍
 ・〈速水三兄妹〉シリーズ(我孫子武丸)…スラップスティックな雰囲気が似ています。
 ・『十角館の殺人』(綾辻行人)…本作は、この作品へのオマージュ(メイントリックは対照的)。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.11
(4pt)

「螺旋階段」と「80年代」と「岡山」

六角形の四階建てで屋上にドーム型の展望室があり、
中心に巨大な螺旋階段を配した建物――。
この情報だけからでも、直感的に舞台となる建物に施された
大仕掛けに気づく人は結構いるのではないかと思います。
しかし、本作は大トリック一発勝負といった大味のものでは決してありません。
ベタなスラップスティックコメディと若干下世話な会話のなかに
巧妙に伏線をまぎれこませ、それを周到に積み上げていくことで、
論理のアクロバットを実現させる、まさに「端正な本格」といった
作風なのです。
特に、瀬戸大橋架設に係る土地売買の疑惑といった社会派ネタの挿入の仕方や、
意外性十分な建築家の設計意図などには舌を巻きました。
また、本作でキーワードとなるのが、「80年代」と「岡山」。
せわしい現代と比べ、のどかで牧歌的な「80年代」の雰囲気は時間の流れも
ゆったりとしていて、なんだか和みます(殺人が起こるのに……w)
「岡山」を舞台にしているのもジモティーとしては、なんだか面映くもあるのですが、
知っている地名やローカルな店名が出てくると、思わずニヤリとしてしまいます。
「岡山」を舞台にしたミステリというと、なんといっても巨匠・大横溝がいるわけですが、
著者には是非ともその衣鉢を継いで、〈岡山〉ものを書き続けてもらいたいですね。
作風は真逆かもしれませんがw
▼関連書籍
 ・〈速水三兄妹〉シリーズ(我孫子武丸)…スラップスティックな雰囲気が似ています。
 ・『十角館の殺人』(綾辻行人)…本作は、この作品へのオマージュ(メイントリックは対照的)。
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011
No.10
(4pt)

螺旋の運動

六角形の四階建てで屋上にドーム型の展望室があり、
中心に巨大な螺旋階段を配した建物――。
この情報だけからでも、直感的に舞台となる建物に施された
大仕掛けに気づく人は結構いるのではないかと思います。
しかし、本作は大トリック一発勝負といった大味のものでは決してありません。
ベタなスラップスティックコメディと若干下世話な会話のなかに
巧妙に伏線をまぎれこませ、それを周到に積み上げていくことで、
論理のアクロバットを実現させる、まさに「端正な本格」といった
作風なのです。
特に、瀬戸大橋架設に係る土地売買の疑惑といった社会派ネタの挿入の仕方や、
意外性十分な建築家の設計意図などには舌を巻きました。
また、本作でキーワードとなるのが、「80年代」と「岡山」。
せわしい現代と比べ、のどかで牧歌的な「80年代」の雰囲気は時間の流れも
ゆったりとしていて、なんだか和みます(殺人が起こるのに……w)
「岡山」を舞台にしているのもジモティーとしては、なんだか面映くもあるのですが、
知っている地名やローカルな店名が出てくると、思わずニヤリとしてしまいます。
「岡山」を舞台にしたミステリというと、なんといっても巨匠・大横溝がいるわけですが、
著者には是非ともその衣鉢を継いで、〈岡山〉ものを書き続けてもらいたいですね。
作風は真逆かもしれませんがw
▼関連書籍
 ・〈速水三兄妹〉シリーズ(我孫子武丸)…スラップスティックな雰囲気が似ています。
 ・『十角館の殺人』(綾辻行人)…本作は、この作品へのオマージュ(メイントリックは対照的)。
館島 (ミステリ・フロンティア) Amazon書評・レビュー: 館島 (ミステリ・フロンティア)より
4488017142
No.9
(3pt)

おみごとな伏線回収

05年05月の単行本を文庫化した作品です.
多角形の館に孤島と,『いかにも』な雰囲気を漂よわせながらも,
会話から事件の動機にまで笑いを取り込んだユーモアミステリです.
特に,探偵と助手,それぞれを務める男女のやり取りがおかしく,
協力と対立,関係が反転しながら事件を解決へと導いていく流れは,
あたかも館の象徴でもある『螺旋階段』のようで楽しませてくれます.
また,ただのドタバタくらいに思っていたできごとにも事件や謎が絡み,
それらが収束していくさまは,バカバカしくもなぜか納得してしまいます.
ただ,探偵役が真相に気づき,それを開陳していく終盤はやや唐突で,
にぎやかなやり取りから一変する『キャラクタ』にも少しの違和感が….
主要人物が著者の別シリーズ被っているのもちょっと気になるところです.
とはいえ,館の『秘密』に気づくことになった発想は目からウロコで,
そこからさらに明らかになる『存在意義』には,ただあ然とするばかり.
疑問だった時代や舞台にもしっかり繋いでの結末もおみごとのひと言です.
館島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 館島 (創元推理文庫)より
4488477011